島根県

めておぷらざ・さうな・よくじょう

メテオプラザ・サウナ・浴場

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島根半島の東側、境港の真北に位置する七類湾の七類港にやってきました。ここは隠岐の島へと向かうフェリーターミナルもあります。そしてそのフェリーターミナルは複合的な要素を持っていて、メテオプラザという大きな建物になっています。今回はこのメテオプラザにある浴場を目的にやってきました。このメテオプラザには美保関隕石のミュージアムやサウナや浴場を備えた多目的の複合施設です。港までやってくると、その巨大で異様な形の建物に驚きます。とても長閑な自然豊かで静かな場所なのに、突如として巨大で未来的な雰囲気の建物が出てくるからです。さて、そのメテオプラザですが、フェリーターミナルやミュージアムはわかるとして、サウナや浴場があるというのは、ちょっと想像しがたいです。実際に入口まで来ないと、さまかサウナがあるとは思えないシチュエーションです。さて、ではさっそく館内に入ります。エレベータで２階に上がるとサウナ・浴場、４階にあがるとミュージアムです。おそらく、ミュージアムに訪れた人が初めてここに浴場があることに気が付く程度でしょう。そしてエレベータを下りるとすぐ正面に受付があります。ここまで来ても、浴場があるような気がしません。ここで料金を払いますが、これがまたとんでもなく安い値段です。地方の共同湯ですかって感じの値段で、さらにサウナまで利用できるとは思えないリーズナブルな料金です。料金を払うと脱衣所のロッカーキーを手渡されます。そして廊下を進むと右側に男湯、左側に女湯がありました。脱衣所に入るとスチールロッカーが並びます。けっこう数はあるようですが、そんなに利用者がいるのか不思議な感じです。というか、そもそも今日は1月2日の正月です。こんなときに営業しているのも不思議な感じですし、案の定、とても閑散とした印象です。いざ、浴室に入ると窓もない小ぢんまりとした小さな内湯がありました。洗い場は４カ所、ボディソープなどの石鹸類は用意されていません。そして逆Ｌ字型の湯舟とその角にある水風呂。あとサウナがありました。最初は誰も利用者がいないのだろうなと思っていたのですが、どうやらサウナに先客がいるようです。中を覗いてみると３名もいました。けっこうちゃんと利用者がいるようですね。って当たり前だけど。まずは体を流して湯舟につかります。湯舟に浸かるとけっこうあっさりとした湯だけど、とても軽い感触があります。海水を利用した湯と聞いていたので、てっきりショッパイのかと思っていたのですが、まったく塩気がありません。海水を淡水化して利用しているのだそうです。なので、海水のような塩辛さも、刺激もなく、すごく柔らかな感触の湯となっていました。それにしても閉塞的な浴室です。せっかくの海の近くにあるのだから、窓ぐらいあってもいいような気がします。まさにビルの一角にある小さな浴室です。そしてサウナに入ってみます。こちらも普通の高温サウナです。せっかくなのでじっくりとたっぷりと汗を流して楽しんできました。それにしても、この浴場の存在意義がよくわかりません。大々的に入浴を宣伝している様子もないですし、そもそもそんなに多くの人は利用できないし、正月から営業しても赤字になりそうな感じだしと、突っ込みどころがいっぱいです。もしかしたら考えすぎで、実は普段はたくさんの利用客がいるのかもしれません。でも、本当に不思議な感じです。隠岐に出かける際には、ここで入浴して行くのもいいかもしれません。

掲載: 2023/05/29

Data

1. 所在地:島根県松江市美保関町七類
2. 入浴　:２０２３年１月
3. 泉質 :ろ過した海水(天然温泉ではありません)
4. 形態　:公衆浴場　男女別
5. 露天風呂:なし
6. 開放度:
   
7. 清潔度:☆☆
8. 気軽度:☆☆
9. 地元度:☆☆☆☆☆
10. 穴場度:☆☆☆☆☆
11. 秘湯度:☆☆☆
12. 素朴度:☆☆☆
13. 異色度:☆☆☆
14. 景色　:
    
15. 総合評価:☆☆☆