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長野県

にほんぎおんせん・きそがわしんすいこうえんあしゆ

二本木温泉・木曽川親水公園足湯

利用するときは蓋をはずして足湯を楽しむ
木曽福島は、深い渓谷に囲まれた山間の街ですが、古くから交通の要所として発展した歴史があります。特に江戸時代には街道の整備として中山道が整備され、また、この地には関所も設けられ発展していったそうです。そんな歴史ある街並みを歩いていると、木曽川沿いに何やら足湯らしきものを発見しました。東屋の屋根がついていて、ベンチみたいなのが見えたので、これは直観的に足湯だと気が付きました。木曽川親水公園と書かれた道路脇の小さなスポットに、それはありました。さっそく近づいてみると、確かにそこは足湯っぽいのですが、湯舟の部分に木のふたがしてあります。利用中止なったり、廃止されてしまったのかと一瞬思いましたが、それにしてはとても清潔感も使用感もあるし、「中止」の文字も見当たりません。奥にいくつか貼り紙があったので確認してみると、木曽福島を紹介したポスターと温泉分析表がありました。確かに温泉の足湯のようです。そしてさりげなく「お入りになる際は蓋をあけてください」と書かれていました。あまりにもさりげなく書かれているので、他の通り過ぎる観光客も、利用していいものか躊躇しているようでした。確かに、蓋のまわりには先ほどまで誰かが利用していたと思われる水しぶきが残っていました。さっそく蓋をいくつか開けて利用してみます。蓋を開けるとそこには無色透明の綺麗な湯が張られていました。触ってみるとしっかりと温かいです。湯舟は細長いタイプで道路側の片側だけスノコ状の座面があるので、蓋は川側にずらして利用してみました。足を入れると、ちょっとぬるい気もしますがしっかりとお湯です。非常にあっさりとしているのに、軽くツルツルとした滑らかな浴感がありました。ゴールデンウイーク真っ最中のものすごく天気のいい日だったので、これくらいのぬるさの方がじっくりと楽しめたので幸いでした。足湯をしながらホッと一息ついていると、目の前の木曽川の流れがとても気になります。グリーンの綺麗な水が流れていて、まさに雪解け水で少し増水しているような感じでした。また、対岸は山になっているので、新緑の木々がとても爽やかに賑わっていました。それと、すぐ脇には木曽川を跨るように古風な橋が架かっています。行人橋歩道橋と書かれています。古い町並みが残る木曽福島宿らしい演出ですね。古い町並みと併せて、楽しく観光気分を味わうことができました。
掲載: 2023/07/10
Data
  1. 所在地:長野県木曽郡木曽町福島
  2. 源泉名:二本木温泉 2号館 源泉
  3. 入浴 :2023年5月
  4. 泉質 :含二酸化炭素-カルシウム-炭酸水素塩冷鉱泉(低張性中性冷鉱泉)
  5. 泉温 :源泉20度
  6. 湧出量:毎分215リットル
  7. PH :6.07
  8. 電気伝導率:173.1mS/m
  9. 密度 :0.99974
  10. 蒸発残留物:1050mg/kg
  11. 形態 :足湯施設 男女混浴
  12. 効能 :きりきず、末梢循環障害、冷え性、自律神経不安定症、皮膚乾燥症なと
  13. 脱衣所:なし
  14. 開放度:☆☆☆
  15. 清潔度:☆☆☆
  16. 気軽度:☆☆☆☆☆
  17. 異色度:☆☆
  18. 景色 :☆☆☆
  19. 総合評価:☆☆☆