富山県
うなづきおんせん・えきのあしゆ「くろなぎ」
宇奈月温泉・駅の足湯「くろなぎ」
トロッコ列車を眺めながら足湯でまったり
富山地方鉄道本線「宇奈月温泉駅」と黒部峡谷鉄道「宇奈月駅」のほぼ中間あたりに足湯施設の「くろなぎ」があります。宇奈月温泉駅のホームにある足湯なのですが、外側からも利用することができるようなので、さっそく行ってきました。外側からだとフィール宇奈月のすぐ目の前になります。道路脇からホームに向かっていくとすぐ足湯があります。手前側には手湯なのでしょうか、スッと伸びた手の高さにお湯がモコモコと流れている場所もあります。ホームに向かうとデッキフロアになっていて、そこに足湯がありました。足湯施設はけっこう大きくて立派な屋根が付いています。今回は5月初旬に訪れましたが、土砂降りの雨が降る中に訪れました。屋根がついてくれているのは、利用する際にとてもありがたかったです。とはいえ、ベンチ部分は雨で濡れていたので、まず座面を拭いて座る部分を確保します。席につくと目の前にはテーブルもあるので、飲み物を飲みながらとか、ガイドブックを読みながらとか利用できそうです。なかなか使い勝手の良さそうな設計です。湯は無色透明の透き通った湯です。単純温泉ですが、微妙にツルッとした浴感があり、とても滑らかな湯という印象です。それにしてもちょっと温度が低いようです。雨が降って寒かったからなのか、いつもそうなのかはわかりませんが、少しぬるすぎてちょっと物足りなさは否めませんでした。ただ、ここの足湯はロケーションがめちゃくちゃいいです。というのも、足湯のあるこの場所は「宇奈月温泉駅」のホームです。そして交差するようにすぐ目の前には「宇奈月駅」のホームが見えます。そうなんです、すぐ目の前にはトロッコ列車が停まっているのです。時折、発車ベルに合わせて列車が運行しています。これからあのトロッコ列車は峡谷の中を走り抜けていくのですね。また、ホーム側からも利用できるとのこですが、ホームと外側は行き来することはできません。なんと、足湯の中央に柵があり、足湯施設が半分半分になっているのです。なので、外側から利用することもできるし、ホーム側から利用することもできる。なんなら、ホームの人と会話だってできちゃうけど、行き来はできない。なんともユニークな足湯施設です。ちなみにこの足湯のデザインは、インダストリアルデザイナーの水戸岡鋭治さんだそうです。こんなものもデザインしてくれているのですね。列車好きにはたまらない足湯ではないでしょうか。
掲載: 2023/08/11
Data
- 所在地:富山県黒部市宇奈月温泉
- 入浴 :2023年5月
- 形態 :足湯施設 男女混浴
- 効能 :神経痛、筋肉痛、冷え性、血液循環の改善、疲労回復など
- 脱衣所:なし
- 開放度:☆☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 異色度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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