鹿児島県
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日当山温泉・霧島市日当山西郷どん村足湯
西郷どんの晩年の生活を感じながら楽しむ足湯
「日当山西郷どん村」を訪れました。鹿児島空港からも近い日当山温泉は、西郷隆盛が晩年過ごしたことで知られる温泉地です。「日当山西郷どん村」は、西郷隆盛が日当山を訪れた際に逗留していた龍寶家を再現した「西郷どんの宿」や、物産館やレストランなどもある観光スポットです。ここは2019年にオープンしたばかりという、比較的新しいスポットで、ここに立ち寄るは今回が初めてです。平日の夕方に訪れたのですが、ボランティアのガイドさんが丁寧に説明してくれるなど、とてもいい雰囲気のあるところでした。そしてその敷地の奥の方に行くと、足湯施設がありました。ここに足湯があったとは知らなかったので、さっそく利用してみます。この足湯施設ですが、ほんのちょっとしたものではなく、かなりしっかりとした本格的な足湯です。10メートルはあるでしょうか、とても長〜い湯舟になっていて、ちょうど物産館の軒下の通路を利用した感じになっていました。屋根がしっかりとついているので、炎天下の直射日光や多少の雨も凌げそうな、快適な足湯です。足湯はコンクリートの湯舟で、手前側の座面が木製のベンチになっています。湯舟の底は小さな砂利が埋め込まれていて、足裏の感触もとても気持ちがいいです。湯はほぼ無色透明ですが、太陽の光が射している部分は、微妙に白濁しているようにも見えました。けっこう熱い湯となっていて、しっかりと足湯を楽しめます。湯はずっと奥の方から流れているのですが、その噴き出し部分からしばらくは、ちょっと高い位置を川のように流れていて、手湯を楽しめるような感じです。ただ、やはりちょっと熱いので手湯ぐらいがちょうどいいでしょう。ちなみに注がれている湯を味見してみると、しっかりとした鉄分のような酸味を感じました。ちなみに、足湯の正面には小さな池があり、その池を眺めながらの景色が楽しめます。また、湯舟の脇にはアヒルのヒヨコのおもちゃがいくつかありました。このときは皆、湯があがっていましたが、楽しく泳いでいるときもあるようです。そんな感じで楽しく足湯を過ごすことができます。そろそろ足湯を上がろうと足を拭くと、湯の浸かっていた部分だけ真っ赤になっています。多少は熱めでしたが、そんなに赤くなるほど熱いとは感じなかったので、それだけ血流が良くなったのかもしれませんね。非常に薬効も高いような印象を受ける足湯に感謝です。ちなみにその奥へと行くと駐車場があるのですが、その手前には温泉の蛇口があり、自由に持ち帰ることができるそうです。飲泉はできないものの、家庭の風呂に入れたりして温泉を楽しむことができるので、近所の方が羨ましいなと感じました。
掲載: 2023/08/14
Data
- 所在地:鹿児島県霧島市隼人町内
- 入浴 :2023年5月
- 形態 :足湯施設 男女混浴
- 脱衣所:なし
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 異色度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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