北海道
かみゆうべつおんせん・ちゅーりっぷのゆ
かみゆうべつ温泉・チューリップの湯
道の駅で本格的なツルツル温泉で癒される
湧別町はオホーツク海とサロマ湖に面した、人口8000人ほどの小さな町です。残暑が厳しい関東を離れて、涼しい北海道を楽しもうとやってきたのでした。そして北海道はとても広い。隣町まで行くのにけっこうなドライブになってしまう。そんなドライブの疲れを癒すための休憩ポイントが、道の駅です。湧別町にある「道の駅かみゆうべつ温泉チューリップの湯」は、その名の通り温泉施設が道の駅になっているという、温泉好きにも旅行好きにもたまらない施設です。そんなわけで、その温泉を楽しみに立ち寄ってみました。道の駅は国道から一歩入ったところにありますが、駐車場は広くてゆったりとしています。奥に行くと道の駅の施設がありますが、レストランや売店の奥に温泉施設がありました。その温泉施設も、とってつけたようなものではなく、とても立派でしっかりとした施設のようです。温泉を利用する際には入口脇にある自動券売機で入浴券を購入します。温泉施設の入口で履物を脱いで奥に進むと、ゆったりと大きな広間がありました。けっこう広いので、トップシーズンやイベントなど、よほどのことでもない限り、ゆったりと過ごせることでしょう。手前側に回り込むと浴場の入口がありました。脱衣所は棚にカゴ、手前と奥に鍵付きのスチールロッカーもありました。やはり、ゆったりと広めですね。浴場に入ると、手前側に洗い場がズラッと並び、正面には湯舟が広がります。天井がとても高く、内湯ながらも広々とした開放感もあります。洗い場にはボディソープやシャンプーも揃っています。カランの数も多いので、こちらもゆったりと利用することができました。今回は平日の夜間に訪れたのですが、地元の方々らしき人たちがけっこう沢山利用しているようでした。皆さん、上がって休憩しているところだったので、浴場はけっこうガラガラです。湯舟は寝湯、主浴槽、そしてバブルバスがありました。さっそく湯舟に浸かってみると、いきなりツルンとした浴感が襲ってきます。感じるというより、全身がツルツルヌルヌルと溶けていく感じなので、まさに襲ってくるような感覚です。無色透明の湯は、最初はサラサラとしたあっさり系の湯なのに、浸かっているといきなりガツンとツルツルヌルヌルになるのです。でも、しつこいようで、しつこくなく、追えば逃げて、逃げれば寄るような感じです。これはなかなか特殊な感覚ですね。隣の小さなバブルバスの方は、けっこうぬるめに設定されています。じっくりと長湯するにはこちらの方がいいかもしれません。そして外側には露天風呂もありました。露天風呂は手前に大きな湯舟があり、奥にある小さな湯舟は水風呂となっていました。水風呂は地下水を利用しているようです。露天エリアにはデッキチェアなどもあり、涼みながら露天風呂を楽しむことができるようになっていました。ここで気になるのが、目の前にある透明のアクリル板です。前方を塞ぐように設置されていましたが、どういう目的で設置されているのかよくわかりませんでした。単なるデザイン的なものなのか、日中だと意味があるのか、よくわかりませんが、何だかとても独特な雰囲気がありました。そして露天の隣にはサウナもありました。こちらはオートロウリュ式サウナとなっていました。それにしても、料金はとてもリーズナブルなのに、設備が充実していてゆったりと使い勝手もよく、非常にいい施設です。道の駅ということで、ドライブや旅行のついでに是非とも立ち寄って、このツルツル温泉を味わっていただければと思います。
掲載: 2024/02/16
Data
- 所在地:北海道紋別郡湧別町中湧別中町
- 源泉名:上湧別-1 チューリップの湯
- 入浴 :2023年8月
- 泉質 :含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)
- 泉温 :源泉32.5度
- PH :7.8
- 電気伝導率:0.22S/m
- 密度 :0.9996
- 蒸発残留物:1.262g/kg
- 成分総計:2.106g/kg
- 形態 :道の駅併設の日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 異色度:☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆☆
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