香川県
いやだにおんせん・だいしのゆ
いやだに温泉・大師の湯
弥谷寺のすぐ下にある多目的で使い勝手のいい温泉施設
四国八十八箇所霊場71番札所である弥谷寺のすぐ下にある「道の駅ふれあいパークみの」に行ってきました。ここは単なる道の駅ではありません。実は天然温泉施設を備え、宿泊も可能な複合的な道の駅なのです。以前、お遍路をしたときに足湯だけ浸かったことがあるのですが、今回はじっくりと時間があったので温泉施設で入浴を楽しむことにしました。入館して入浴料を払い、奥へと行くと浴場があります。浴場入口には「プール」の文字もあります。なんと、浴場だけでなくプールも併設しているのですね。なかなか規模の大きな施設のようです。脱衣所は縦に細長いロッカーが並びます。けっこう狭いロッカーなので、幅の広い荷物は入らないので注意しましょう。浴場は広く、天井がとても高くてゆったりとしたいます。手前側に洗い場が並び、壁を挟んで中央に大きな湯舟がありました。また、湯舟の奥には寝湯やサウナ、水風呂などがあります。中央の湯舟は真ん中に円形のジャグジー風呂があり、そして奥側はふたつに区切られ片側はバブルバスになっていました。スーパー銭湯並みに充実した浴室です。さっそく湯舟に浸かると、無色透明の湯はツルツルとした滑らかな感触があります。ペーハーが9.2とけっこう高いようで、アルカリ性の滑らかな湯が特徴的です。しつこくない程度のツルツル加減なので、浸かっていて疲れないし気持ちのいい湯です。外には露天風呂もあるので出てみました。こちらは壁の隙間に湯舟があるような感じで、そんなに広くもなくあまり開放感はありません。女湯側は外側に面しているので、開放的なようです。定期的に男女が入れ替わるのですかね。一応、少しだけ外側が見える柵があるのですが、あまり景色などは見えない感じでした。しかしながら、12月の寒い時期、とても爽やかな風が非常に気持ちが良かったです。しばらく露天風呂や内湯を楽しんでいたのですが、妙にというかやたらと汗がよく出ます。いや、汗が出るというよりは体がとてもあたたまっているようです。気だるさを感じるぐらい熱くなってくるので、かなりの温熱効果のある湯という印象を受けました。泉質的にはアルカリ性単純温泉ということですが、成分的にも何かあるのかもしれません。夏場だと困っちゃうくらいあたたまってしまうのではないでしょうか。ちなみに内湯の脱衣所側にはプールへの出入口もあります。浴場から直接プールへと行くことができるようです。もちろんプールは水着を着用しなければならないため、全裸で行くことはできません。水着は持ってきていなかったので、プールの様子はわかりませんでしたが、ホームページを見る限り、けっこう大きくて本格的なプールのようです。プールの利用もできてこの料金というのは、かなりお得な感じです。通える範囲にあったならば、常連になってしまうかもしれません。それくらい使い勝手もいい温泉施設でした。浴後は休憩室で休むなり、レストランで食事をしたりと、一日まったりと過ごせる雰囲気も良かったです。観光ついでに、また遍路の疲れを癒すのにも重宝できる温泉施設だと思いました。
掲載: 2024/03/13
Data
- 所在地:いやだに温泉・大師の湯
- 源泉名:いやだに温泉
- 入浴 :2023年12月
- 泉質 :アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性低温泉)
- 泉温 :源泉30.9度
- PH :9.2
- ラドン含有量:11.5×10-10Ci/kg
- 成分総計:0.40g/kg
- 形態 :道の駅併設の日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :筋肉・関節の慢性的な痛み又はこわばり、冷え性、疲労回復など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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