和歌山県
しらはまおんせん・とれとれてい「かたたのゆ」
白浜温泉・とれとれ亭「カタタの湯」
名湯白浜温泉を気軽に楽しめる
和歌山県、南紀白浜温泉は日本三古湯のひとつに挙げられるほど、古くから伝わる老舗の温泉地です。温泉だけでなく、グルメも景色も海も遊園地もあって、楽しみ方いっぱいの人気の観光地です。そんな南紀白浜温泉で気軽に温泉を楽しみたいとやってきたのは、「とれとれ亭カタタの湯」です。あれ?いつの間にこんな施設ができたのだろう?と、半年ほど前にも白浜温泉には来ていたのに、今まで気づきませんでした。というわけで、さっそく入ってみます。館内に入ると正面に受付がありますが、左側へ行くとレストランで、右側に浴場があります。レストランはバイキング形式となっていて、朝はモーニング、昼はランチ、そして夜はディナーと、時間帯に合わせてメニューや料金が変化するようになっているようでした。今回は温泉だけの利用なので、入浴料を払って右奥へと進みます。料金も比較的リーズナブルなのも嬉しいです。シューズロッカーに履物を入れて廊下を進むと、手前側に男湯、奥に女湯がありました。脱衣所はけっこう広めです。ロッカーと洗面台があり、シンプルだけれども清潔的でゆったりとした印象です。けっこう混雑するのかと思いきや、それほど混んでもいなくて快適でした。浴室に入るとこちらもシンプルで、壁際には洗い場が並び、そして大きな湯舟がひとつあるだけです。洗い場にはボディソープ、シャンプー、コンディショナーが用意されています。さっそく湯舟に浸かると、白浜温泉らしさ全開のスルスルと滑らかな湯がありました。しっかりと温泉を実感できるのは、やはり嬉しいものです。湯舟に浸かっているとさりげなくツルツルと滑らかなので、男女問わず心地よく感じることでしょう。お湯の温度も熱くもなくぬるくもなく、ちょうどいい感じです。むしろ少しぬるめでしょうか、じっくりと温泉を楽しめそうです。外には露天風呂もあります。こちらもかなりシンプルで、湯舟がひとつあるだけです。あとはちょっとした庭となっているようでした。夜間だったためほぼ真っ暗でしたが、和風の庭園となっているようです。露天風呂の湯もツルツルと温泉らしさを感じる湯で、何とも気持ちがいいです。真冬の寒い時期だったこともあり、湯舟に浸かっていると、頭は涼しくて体はあたたかい、そんなメリハリがとても気持ちいいのです。ただ、本当にシンプルな浴場なので、寝湯などの設備もあれば、もっとじっくりと楽しめるのになぁと感じました。でも、料金を考えると、これでも十分なのかなと思います。最近の温泉施設はやたらと設備を豪華にしていて、その対価に料金も高くなってしまっているので、気軽に利用するにはちょっとハードルが上がりつつあるような気がします。さっと入って、さっと温泉を楽しんでくる、そういった温泉施設があってもいいのではないかと感じています。その意味で、ここは気軽に名湯を楽しめるのでおススメだと感じました。
掲載: 2024/04/06
Data
- 所在地:和歌山県西牟婁郡白浜町堅田
- 源泉名:藤乃湯
- 入浴 :2023年12月
- 泉質 :ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
- 泉温 :源泉75.8度
- 湧出量:毎分191リットル
- PH :7.6
- 電気伝導率:0.961S/m
- 密度 :1.003
- 蒸発残留物:5.884g/kg
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 地元度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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