奈良県
つきがせおんせん・うめのさと つきがせおんせん
月ヶ瀬温泉・梅の郷 月ヶ瀬温泉
伊賀盆地を一望する梅の香り漂う梅の郷
奈良県の北東部にある月ヶ瀬温泉に行ってきました。ここは前々から興味があって、何度か訪れているものの、定休日だったり、トラブルだったり、激混みだったりと、なかなかタイミングの合わない施設でした。今回ようやく入湯することができました。ここは奈良県のほぼ端っこです。三重県と京都府に隣接し、もうすぐのところに滋賀県があります。周囲は梅が名物となっているようで、春になると梅林で梅の花を楽しむことができるようです。今回は正月に訪れたので、梅の時期ではありませんでした。温泉施設はわりと大きなもので、浴場の他に食事処も併設されています。入浴と食事のセットになったお得なメニューもあるそうです。今回は入浴だけの利用です。自動券売機で入浴券を購入して、番台でシューズロッカーの鍵と引き換えに脱衣所のロッカーキーを受け取るシステムとなっていました。脱衣所は大型のロッカーが並びますが、ちょっと建付けが悪いような感じがありました。ハズレを引いてしまったのですかね。浴室に入ると正面には大きな湯舟、そして手前側には洗い場が並びます。奥にはサウナもあるようです。天井が高く、ガラス張りの窓からは日光が降り注ぎ、とても明るい印象です。湯舟の湯はほぼ無色透明の湯です。湯舟に浸かると非常にあっさりとした湯で、特に気になるような浴感はありませんでした。湯舟の湯は脇から大量に溢れ出ていますが、かけ流しではなく循環されているようです。気になるのは外にある露天風呂です。外に出るとすぐに水風呂、その奥に壺湯、そして大きな岩風呂がありました。岩風呂に入ると、こちらは内湯よりも少し熱めに感じました。同じようにあっさりとした湯です。ふと、壺湯を見ると、こちらは「源泉」と書かれていました。さっそく浸かってみると、これがまたとてもぬるいです。温度は30度とありました。真冬なので、そのまま浸かると寒くて浸かれないでしょう。内湯と露天岩風呂で温まった後だったので、とても気持ちよく浸かることができます。この壺湯は信楽焼でしょうか、質感もとてもよくて気持ちいいです。ただ、壺湯はひとつしかないのが難点です。入浴は10分以内でと書かれていますが、サウナから上がった人はこの壺湯に向かう方が多かったてので、10分どころか数分ぐらいで切り上げないと、次の人が使えません。なのでせっかく気持ちのいい湯なのに、じっくりと楽しむことができず、落ち着いて入浴することができませんでした。複数、このような湯舟があるともっと楽しめるのではないかと感じました。ちなみに、源泉浴槽の湯もあっさりとしています。泉質は重曹泉系の単純泉だそうで、神経痛や関節痛に効果的なんだそうです。浴後は肌がつっぱるような感じがあったので、皮膚の弱い方は浴後にしっかりと保湿クリームを塗った方がいいと思いました。それから、浴後に気が付いたのですが、展望露天風呂というのがあるらしいです。どうやら片方の浴場にしかないようで、このときは女湯が展望露天風呂だったようです。伊賀盆地が一望できるらしいので、是非次回はこちらの展望露天風呂に浸かりたいと思いました。
掲載: 2024/04/25
Data
- 所在地:奈良県奈良市月ヶ瀬尾山
- 源泉名:梅の郷月ヶ瀬温泉
- 入浴 :2024年1月
- 泉質 :単純温泉(低張性・弱アルカリ性・低温泉)
- 泉温 :源泉29.4度
- PH :7.90
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :自律神経不安定症、不眠症、うつ状態など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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