静岡県
べんてんじまおんせん・はまなこりぞーとあんどすぱ じ・おーしゃん
弁天島温泉・浜名湖リゾート&スパ THE OCEAN
浜名湖の玄関口、弁天島のリゾートホテル
弁天島は浜名湖の河口付近、今切口の前にある小さな島です。目の前には今切口に建つ赤鳥居が見え、浜名湖のシンボルにもなっています。こんな小さな島ですが、なんとJR東海道本線の駅「弁天島駅」があります。まさに浜名湖の玄関口になります。その駅のすぐ前にはいくつかの大型のホテルが建っています。今回はその中のひとつ「浜名湖リゾート&スパTHE OCEAN」に立ち寄り入浴で行ってきました。実はこの弁天島には天然温泉があるのです。その名も弁天島温泉です。前々からずっと気になっていた温泉で、いつかは宿泊で訪れたいと思っていたものの、なかなかその機会に恵まれず、痺れを切らして立ち寄りでやってきたのでした。さて、改めて眺めてみるととても大きなホテルです。しかも目の前は今切口や赤鳥居が見える好立地です。温泉浴場の方も楽しみにやってきました。フロントで受付をしてエレベータで4階に上がるとすぐに浴場の入口がありました。脱衣所に入るとガラス窓の外側には今切口を見下ろすように見え、なかなかの景色が楽しめそうです。脱衣所は広く、清潔感に溢れ、さすがホテルの浴場という感じです。そして内湯に入るとこちらはけっこうシンプルですが、それなりにゆったりとしたものです。内壁側に洗い場があり、窓側に大きな湯舟があります。無色透明の湯がトロトロと注がれていました。さっそく浸かってみると、けっこうあっさりとした湯です。完全無色透明の綺麗な湯で、あっさりとした印象以外にあまり特徴の無い湯でした。単純温泉でしょうかね。脱衣所の温泉分析表を確認してみると、泉質は「ナトリウム・カルシウム-塩化物冷鉱泉」とあります。そして知覚的試験の項目を見ると「殆ど無色、透明、弱塩味、微苦味、微収斂味、微硫化水素臭」とありました。掛け流しではなく循環していると思われるので、ちょっとだけ舐めるだけにして味見をしてみましたが、微妙に塩味があるような無いような、そして極々微妙な苦味と収斂味はあるような気がしましたが、硫化水素の香りは感じられませんでした。まぁ、温泉としてはあっさり系なので、刺激も少なく、子どもからお年寄りまで、幅広い方に受け入れられそうです。内湯は明るく、そして窓からは今切口や赤鳥居、そして浜名バイパスの浜名大橋が見え、とても優雅な景色が広がっています。しかし、その景色もさることながら気になるのが、浴場のすぐ目の前にあるベランダ状のスペースです。なんとそこには洒落たバスタブが4つほど並んでいるのです。なんと露天風呂があるのです。内湯からは露天風呂へはでられず、脱衣所から向かうようです。こちらの露天風呂はセルフ式になっていて、湯舟の栓をして、蛇口をひねればお湯が溜まっていく、一人用の湯舟となっていました。なかなかいい感じですね。さっそく湯を張って、湯舟に浸かると、何とも至福の時間の到来です。ちょうど昼頃だったのですが、太陽がとても眩しくて潮風も気持ちよく、本当に気分がいいです。海側は半透明の板があるので、外からは見えません。いや、こちらからも外側が見えないのはちょっと残念です。立ち上がれば最高の景色が見えます。すぐ真下は駐車場ですし、その先にはビーチもあります。目隠しは必要なので仕方がないですね。すっかりいい気持ちになりながら、湯舟を楽しみました。それにしてもやはり雰囲気のいい施設です。宿泊してじっくりのんびりと過ごしたいと感じる宿でした。
掲載: 2024/05/01
Data
- 所在地:静岡県浜松市西区舞阪町弁天島
- 源泉名:弁天島第2源泉 弁天島2号
- 入浴 :2024年1月
- 泉質 :ナトリウム・カルシウム-塩化物冷鉱泉(低張性・中性・冷鉱泉)
- 泉温 :源泉19度
- 湧出量:毎分339リットル
- PH :7.0
- 電気伝導率:920mS/m
- 密度 :1.0075
- 蒸発残留物:6.073g/kg
- 形態 :リゾートホテル 男女別
- 効能 :きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 優雅度:☆☆☆☆
- 異色度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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