1. トップページ
  2. 温泉天國のススメ
  3. 黒湯の温泉・ゆ〜シティー蒲田

東京都

くろゆのおんせん・ゆ〜してぃーかまた

黒湯の温泉・ゆ〜シティー蒲田

コーラのように真っ黒な黒湯の温泉
JR蒲田駅から徒歩5分ほど、駅の北側を流れる呑川を渡ると「黒湯の温泉ゆ〜シティー蒲田」という温泉銭湯があります。都内特有の黒湯が自慢の温泉銭湯です。大正6年創業でかつては蒲田浴場という名前だったそうですが、1994年に近代的な形にリニューアルしたものだそうです。蒲田に遊びに来たついでに入浴してきました。駅からはとても近いのですが、川を渡ると急に静かになります。そしてすぐにビル型の建物が見えてきました。1階部分はコインランドリーになっていて、2階部分に番台と浴場があるようです。さらに3階部分は食事もできる休憩スペースとなっているようでした。ちょっとした日帰り温泉施設のようにも感じるほどの設備ですが、料金は銭湯料金なのがとてもありがたいです。玄関には下駄箱がありますが、木札型のレトロなタイプではあるものの、札はプラスチック製となっているのが現代風ですね。番台で料金を払ってさっそく浴室に向かいます。脱衣場はコイン返却式のロッカーが並びます。やはり規模として街の銭湯ですね。日曜日の昼頃に訪れたのですが、それなりに入浴客もいて、狭くはないけど、繁盛ぶりがうかがえました。トイレに近いところのロッカーを利用したのですが、どうやらトイレのドアと干渉してしまうようで、利用しているとトイレから出ようと開けたドアとぶつかってしまい、お互い譲り合いながら利用するような感じでした。浴室は手前側に洗い場が並び、奥に湯舟があります。洗い場は上部に固定式のシャワー、そして湯水のカランです。壁の上部が凹んだ形になっていて、風呂道具を置くのにとても便利でした。奥にある湯舟はとても立体的になっています。真ん中に高い位置の湯舟があり、右側には電気風呂、左側にはバイブラ風呂がありました。中央の湯舟は深さがあるのでこれはいいですね。これらはどれも無色透明の湯なので、天然温泉ではないようです。自慢の黒湯温泉は露天風呂にあるようです。露天風呂はサウナの先にありました。露天風呂は岩風呂になっていて、大人が4名ほど入れる大きさでしょうか。露天風呂といっても周囲は壁で覆われているので、外気が楽しめるという感じの露天です。そしてこちらの湯舟は見た目にもかなりインパクトのある真っ黒な湯です。透明度も2〜3センチ程度でしょうか、コーラのように真っ黒な湯です。湯舟に浸かると、微妙にツルッとした浴感があるような気もしますが、とてもあっさりと、そして軽い感じの湯です。温度も少しぬるめなので、とても気持ちよくて、ついつい長く入っていたくなるような湯です。ところが、やはり温泉の成分も濃厚なのでしょう、しばらく浸かっていると、ズッシリとのしかかるようなパンチが後からやってくる感じでした。露天スペースはけっこう狭い割りにベンチがあったり、さらに隅には打たせ湯もありました。打たせ湯は押しボタン式なのですが、ボタンを押すと上からドバーッと湯が落ちてきて、パンチもちょうどいいものの、出ている時間が短くてすぐにボタンを押しなおさなければならないのが、ちょっと残念でした。何はともあれ、すごく居心地のいい温泉です。これからの時代、まだまだ生き残っていきそうな、活気ある温泉銭湯でした。[感謝:掲載写真の一部は公式ホームページより拝借しております]
掲載: 2024/05/23
Data
  1. 所在地:東京都大田区蒲田
  2. 源泉名:黒湯の温泉
  3. 入浴 :2024年4月
  4. 泉質 :ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉(低張性・アルカリ性・冷鉱泉)
  5. 泉温 :源泉18.0度
  6. 湧出量:毎分127.0リットル
  7. PH :8.7
  8. 電気伝導率:0.080S/m
  9. 密度 :0.9988
  10. 蒸発残留物:787mg/kg
  11. 形態 :公衆浴場 男女別
  12. 効能 :きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など
  13. 露天風呂:あり
  14. 開放度:☆☆☆
  15. 清潔度:☆☆☆
  16. 気軽度:☆☆☆☆☆
  17. 地元度:☆☆☆☆
  18. 素朴度:☆☆☆☆
  19. 異色度:☆☆☆
  20. 人気度:☆☆☆☆
  21. 景色 :☆☆
  22. 総合評価:☆☆☆