北海道

じゅかいおんせん・はくあ

樹海温泉・はくあ

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むかわ町にある「樹海温泉はくあ」にやってきました。白亜紀の地層から湧き出る温泉ということで、ネーミングされているようで、ちょっと気になる存在です。国道274号線から入ってすぐの場所に、温泉入浴施設があります。さっそく辿り着いてみると、そこにはポストと郵便局がありました。入口の自動ドアのところには、「稲里簡易郵便局」と書かれ、郵便局のマークと取り扱い業務の案内など書かれた表があり、まさに郵便局そのものです。そして、その隣には大きく温泉マークが描かれています。なんと郵便局に温泉施設が併設している。いや、温泉施設に郵便局が併設しているのか、とても不思議な建物です。館内に入ると下足箱があり、そして入浴券の自動券売機と受付がありました。館内はどちらかというと、郵便局という雰囲気はなく、ローカルな温泉施設という感じですね。一応、食事もとれる軽食コーナーもあるようです。受け付けをすると、「貴重品はそこのロッカーを使って下さい」と、案内されました。どうやら脱衣所にはロッカーが無さそうです。浴室は廊下の突き当りにありました。右側が男湯で左側が女湯となっていましたが、どうやら定期的に男女が入れ替わるようです。脱衣所に入ると、思っていたよりも小ぢんまりとしたものです。小さな洗面台と棚にカゴが並ぶ、小規模のものでした。また、浴場もまた小ぢんまりとしています。手前奥側にボディソープ、リンスインシャンプーの用意された洗い場、窓側に湯舟があります。湯舟はそれなりに大きなものが、ひとつだけというシンプルな浴室でした。さっそく体を流して湯舟に浸かると、しっとりとしつつも、あっさりとした湯です。肌に吸い付くようなキメの細かな湯ですが、浸かっていると、けっこうズッシリと気だるさを感じます。ちょっとお湯が熱めなこともあるとは思いますが、しっかりとした火照りを感じる湯です。無色透明の湯ですが、もしやと思って舐めてみると、しっかりとした塩味を感じました。どうやら食塩を多く含む温泉のようです。湯舟には湯の注ぎ口は見当たらず、循環しながら利用されているようです。脱衣所の説明を読んでみると、加水され循環されているようです。どのくらい加水されているのかわかりませんが、軽く舐めただけでもしょっぱかったので、それなりに濃厚な温泉なのでしょう。湯舟の脇にはガラス窓があり、そこから庭が眺められます。その庭には露天風呂がありました。さっそく脇のドアから出てみます。露天風呂は岩風呂になっていて、内湯よりも若干ぬるめの印象です。春先の穏やかな気候の中、鳥のさえずりを聞きながらの入浴です。やはり温泉の効果なのでしょう、ちょっと浸かっているとすぐにのぼせてくるので、正面にあるデッキチェアで涼むことにしました。庭といっても、草が生えただけのスペースがあり、その周囲には高い塀があります。庭そのものには大した風情も何もないのですが、周囲の森の静かな雰囲気が感じられる、そんな開放的な露天風呂です。清涼な山の風がとても心地よかったです。

掲載: 2024/07/08

Data

1. 所在地:北海道勇払郡むかわ町穂別稲里
2. 源泉名:2号源泉
3. 入浴　:２０２４年５月
4. 泉質 :含よう素-カルシウム・ナトリウム-塩化物冷鉱泉
5. 泉温　:源泉13.5度
6. ＰＨ　:７．８
7. 電気伝導率:3.78S/m
8. 密度　:1.0130
9. 蒸発残留物:20.933g/kg
10. 形態　:日帰り入浴施設　男女別
11. 効能　:きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など
12. 露天風呂:あり
13. 開放度:☆☆☆☆
14. 清潔度:☆☆☆
15. 気軽度:☆☆☆☆☆
16. 地元度:☆☆☆
17. 素朴度:☆☆☆
18. 異色度:☆☆
19. 景色　:☆☆☆
20. 総合評価:☆☆☆