北海道
しまのしたおんせん・はいらんどふらの
島の下温泉・ハイランドふらの
ラベンダー畑を眺める優雅な露天風呂
JR根室本線富良野駅からクルマで15分ほど、少し北に向かった森の中にある「ハイランドふらの」という温泉宿に行ってきました。早朝から日帰り入浴を受け付けてくれているということで、朝風呂を楽しみに立ち寄りで訪れました。朝風呂は料金も少し安めに設定されているので、近隣の方の利用も多いようです。今回は雨が降りしきる中の訪問です。国道からは坂道を登るように脇道へと入ります。数百メートルほど進むと、目的の建物が見えてきました。レンガ調のエントランスとひょこっと伸びた煙突が妙に洒落ています。入口には農村環境改善センターと書かれていました。農村整備事業の一環として、地域の活性化、発展のために活用されている施設のようです。けっこう大型のホテルで、レストランの他に宴会場やホールなどもあるようです。館内に入るとゆったりとしたロビーと手前側にフロントがあります。フロントの前には入浴券の自動券売機もあるので、積極的に入浴の受付も行っているようで、とても利用しやすい印象です。受付をして廊下を進むとすぐに浴場の入口がありました。浴場入口といっても、そこは休憩ロビーのようになっていて、その奥に男女別に浴場入口があります。脱衣場はスチールロッカー、そして脱衣棚があります。洗面台も広くてゆったりとした感じです。一般的なホテルの脱衣場という感じでしょうか。浴室に入ると、こちらもまたゆったりと大きいです。手前側には洗い場があり、サウナ、水風呂があります。奥には中温浴槽となる大きな浴槽があり、反対側にはジャグジーや高温浴槽がありました。また、一番奥には小さいながらも露天風呂もありました。まずは高温浴から入ってみます。高温といっても42度に設定されているようで、一般的な温度帯です。無色透明の湯で、微妙にツルッとするかなぁという感じ以外、とくに気になる浴感はありませんでした。だいぶ温まったところで、中温浴に向かいます。こちらは広くてゆったりとしていて、この浴場のメインの浴槽となっています。隅には岩を組んだ石垣があり、そこから湯が注がれています。大量に湯は注がれていますが、湯舟から溢れ出る気配もなく、また、湯舟の中では湯の吹き出し口や吸い込み口がいくつかあるなど、循環されているようです。外側は大きなガラス窓になっているので、採光豊かでとても明るい印象があります。生憎の雨模様でかなりガスった感じで眺望はよくありませんでしたが、晴れていれば手前の森の向うに山々が見えるようです。続いて外の露天風呂へと向かいます。こちらは小規模ながらも外気を感じられるのでとても爽やかです。温度は中温程度でしょうか、外気を感じながらじっくりと浸かることができます。こちらの露天風呂はまさに絶景を楽しむには最高の場所なのですが、残念ながらガスった景色しか見えません。晴れていればよかったのになぁと惜しまれます。さらに、ここは夏場に来ることをおススメします。というのも、目の前には花畑が広がっているのですが、なんと、ラベンダー畑なのです。このときはまだ5月の中旬、まだまだ花の時期には遠い季節です。これが花の時期になると入浴しながらラベンダー畑を眺めることができるため、とても人気があるのだそうです。確かにこのロケーションなら素晴らしい景色を楽しめることでしょう。ということで、晴れた日かラベンダーの時期に利用するのがおススメですが、宿の雰囲気もとてもいいので、富良野観光の拠点として利用するのもいいと思いますし、朝風呂を楽しみに利用するのもいいと思います。
掲載: 2024/07/15
Data
- 所在地:北海道富良野市島ノ下
- 源泉名:第2源泉
- 入浴 :2024年5月
- 泉質 :温泉法第二条の規定により適合する温泉(メタほう酸)
- 泉温 :源泉9.8度
- PH :8.1
- 電気伝導率:0.07S/m
- 密度 :0.9979
- 蒸発残留物:0.366g/kg
- 形態 :温泉宿泊施設 男女別
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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