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大分県

べっぷおんせん・ほてるしーうぇーぶ(てゆ)

別府温泉・ホテルシーウェーブ(手湯)

手先だけでも気軽に温泉気分。別府駅前のホテルの手湯
大分県の別府温泉は、日本を代表する大きな温泉地です。市内のいたるところに温泉が湧き、しかも泉質も多種多様で、まさに温泉のデパートというくらい、いろんな泉質の温泉に出会える貴重なところです。国内外から多くの観光客で賑わう観光地でもあり、日本の温泉文化を楽しむ外国人で賑わっていました。その温泉街の玄関口であるJR別府駅にやってきました。別府駅から駅前の道を南に進むとすぐ、駅前のとても便利なところにホテルシーウェーブというホテルがあります。天然温泉の大浴場を備えた観光ホテルで、別府観光の拠点にとても便利な感じです。そのホテルの目の前にチョロチョロと流れる温泉がありました。これが無料開放されている手湯になります。設備としてはそんなに大きなものではありませんが、通り沿いにあるので、とても気になる存在です。岩で組み上げた趣きのあるもので、高い位置から小さな滝のように流れて下の湯溜まりに注がれています。しかも、湯の底や湯の流れた跡は、オレンジ色というか鮮やかな赤茶色に染まっていて、異彩を放っていました。流れる湯はほとんど無色透明なのですが、温泉の成分が付着しているのでしょう。見た目以上に成分の濃い温泉のようです。この手湯は宿泊者以外の方も自由に利用できるようなので、さっそく手を浸けてみようと思います。まずは流れている湯を触ってみると、これがまたけっこう熱いです。ずっとは触ってはいられないぐらい、とても熱い湯でした。下の溜まっている湯もまた、とても熱いので、数秒間ぐらい浸かっただけで、手が真っ赤になるぐらいの温度でした。湯はけっこうあっさりとした湯で、色からして鉄分やミネラルを多く含んでいるのでしょうね。触った感じも少し硬いような印象がありましたが、硬く感じるのは最初だけで、意外とマイルドな触感があるように思えました。手湯ということで、ほんのちょっと、足を止める程度しか利用しませんでしたが、雰囲気というか、とてもセンスのいい手湯だと感じました。こういったさりげない温泉のアピールだけでも、そのホテルの姿勢が感じ取れて、とても好印象を与えています。まったく気にしていなかったホテルでしたが、これを機にいろいろと調べてみて、とにかく便利な場所にあるので、機会があれば宿泊してみようかなという気になりました。ほんといい宣伝効果があるようです。別にそこまで気にしなくても、気軽に利用できる手湯なので、街を散策するついでに楽しんでみてはどうでしょう。
掲載: 2024/08/05
Data
  1. 所在地:大分県別府市駅前町
  2. 入浴 :2024年5月
  3. 泉質 :ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩、塩化物泉
  4. 形態 :手湯
  5. 脱衣所:なし
  6. 開放度:☆☆☆☆
  7. 清潔度:☆☆☆
  8. 気軽度:☆☆☆☆☆
  9. 異色度:☆☆☆
  10. 景色 :☆☆☆
  11. 総合評価:☆☆☆