熊本県
さまたのゆ
佐俣の湯
自然に囲まれた爽やかな露天風呂
熊本県下益城郡美里町、国道443号線と国道218号線がぶつかる交差点から、津留川を渡ると「道の駅 美里 佐俣の湯」があります。とても大きな道の駅で、物産館やレストランだけでなく、温泉施設や宿泊施設まである、レジャー型の道の駅です。山間部の静かな場所にあるので、優雅に温泉を楽しもうと週末の夜にやってきました。さすがは週末の夜だけあって、それなりに混雑するかと覚悟してきたのですが、駐車場は意外と混雑はしていませんでした。大きな建物があり、温泉施設はその奥に行き、階段かエレベータで下に下りれば、温泉の受付があります。館内に入り、シューズロッカーの先に入浴券の自動券売機がありました。JAFなどの会員優待がありましたが、自動券売機ではなく受付での支払いとなっていました。JAFって「もしもの時」に助かりますが、使わなければ会費がもったいないと感じる人も多いでしょう。ところが、あちらこちらで割引優待があったりするので、トータルでみると年会費以上の恩恵を受けていたりと、かなりお得なんですよね。ということで受付を済ませます。するとその先にちょっとしたロビーがあり、その先の廊下の手前側と奥側に浴場の入口がありました。浴場は定期的に男女が入れ替わるそうで、今回は手前側の浴場が男湯となっていました。脱衣所に入ると、手前側に貴重品用のコインロッカー、奥に脱衣棚が並びます。コインロッカーはコイン返却式なので、安心して利用できます。浴室は左側の窓側に湯舟が並び、右側の手前側に洗い場、奥にサウナがありました。洗い場にはボディソープもリンスインシャンプーも用意されているので、気軽に利用できます。体を流してさっそく湯舟に浸かりますが、湯舟は縁の部分が木造となった、桧風呂となっていました。湯舟はいくつかに区分けされていて、一番手前側はバブルバス、次に電気風呂があり、その隣には深さが115センチメートルもある、深めの浴槽となっていました。この深さのある浴槽っていうのはいいですね。しっかりと水圧を感じながらの入浴って、普段では味わえないでからね。そして、一番奥側にも湯舟がありましたが、こちらは水風呂となっていました。そして、外側には露天風呂もあります。露天風呂もけっこう広めでゆったりとしています。一番手前には浅めの湯舟、続いて大きな岩風呂があります。こちらの岩風呂も手前側と奥側とで区切られていて、手前側が少しぬるめとなっていました。また、露天の奥側にも内湯と同じように洗い場がありました。浴場もゆったりとはしていますが、やはりそれなりに需要があるんでしょうね。今日はたまたま入浴客も少なかったようです。お陰様でじっくりまったりと過ごすことができました。お湯はほぼ無色透明の綺麗な湯です。浸かると軽くツルリとする滑らかな湯です。phが9.5もある、アルカリ性単純温泉だそうで、体に負担が少なくとても軽やかに温泉を楽しめます。また、全体的に少し温度が低いというのもいいですね。じっくりと湯に浸かりながら、ついつい長湯になってしまいました。周囲はとても自然豊かな雰囲気で、アウトドアシーズンともなると、かなり人気が出そうな雰囲気がありました。宿泊施設もとても気になるので、機会があれば是非利用したいなと思いました。
掲載: 2024/09/26
Data
- 所在地:熊本県下益城郡美里町佐俣
- 源泉名:美里の湯
- 入浴 :2024年6月
- 泉質 :アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性温泉)
- 泉温 :源泉35.6度
- PH :9.5
- ラドン含有量:1.2×10-10Ci/kg
- 電気伝導率:0.0507S/m
- 密度 :0.9990
- 蒸発残留物:0.243g/kg
- 形態 :道の駅併設の日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 人気度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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