熊本県
ほてるぐりーんぴあみなみあそ
ホテルグリーンピア南阿蘇
阿蘇五岳を望む雄大な露天風呂
阿蘇山の南側、外輪山の中腹から優雅に阿蘇山を眺めることができる景観のいい場所に、ホテルグリーンピア南阿蘇があります。グリーンピアはもともと年金保養施設でしたが、ホテルやゴルフ場を経営する「南阿蘇カントリークラブ」の運営になっていました。ここはホテルですが、日帰り入浴も可能とのことで、さっそく訪れてみました。梅雨時期でせっかくの景色が堪能できるか心配でしたが、今朝までの雨はやみ、時々晴れ間も見える感じで、期待が持てそうです。さっそく駐車場まで辿り着くと、やはり大きくて優雅な雰囲気がありました。そして何よりも外輪山の中腹に建つホテルなので、見晴らしは抜群なようです。はやく浴場に向かい気持ちを抑えて、ホテルのフロントに向かいます。館内に入り、フロントで入浴の受付をすると、ロビー奥の階段を下りた先に浴場がありました。浴場に向かう途中の廊下はガラス張りになっていて、すぐ外にはウサギが飼育されていました。けっこうたくさんのウサギがいて、思わず眺めていたくなってしまいます。脱衣所に入ると棚にカゴ、そして一部には有料のコインロッカーもありました。そして浴室に入ると、正面に大きな湯舟、そして手前側に洗い場があり、正面はゆったりと大きなガラス窓になっています。また、奥にはサウナもありました。ガラス窓からは正面には阿蘇の山々が見えました。やはり景色は格別なようです。まずは体を流して湯舟に浸かります。湯舟は横に長く、奥には源泉が川のように流れて湯舟へと注がれています。その川になっている部分の石は赤茶色に変色していて、この湯が只者ではないということを物語っていました。湯舟の湯は少しくすんだような色をしていますが、底も見えるぐらいなので、そんなに濃厚って感じには見えません。湯はあっさりとした感じの湯で、軽くツルッとした感じもあります。湯舟の周辺がけっこう温泉の堆積物で変色しているので、やはり成分としては濃厚なのでしょう。お湯はかなりぬるめになっていて、じっくりと湯に浸かることができました。内湯はまだ奥にも続きます。奥へと向かうとこちらにも洗い場がありますが、窓側には少し高い位置に湯舟があります。こちらの湯舟は少し温度は高めのようです。高めといっても熱いってほどではありません。温度の違いだけで、やはり同じような色合いの湯となっていました。続いて露天風呂へと出てみます。こちらは内湯のちょうど外側に位置します。内湯よりも少し低い位置にあるので、内湯からの景色の邪魔はしていません。露天風呂は岩風呂になっていて、やはりちょっとぬるめとなっています。そして湯舟の先にはゆったりと開けた見晴らしがありました。阿蘇山の南側の山々が連なっていましたが、ちょっとだけ雲がかかっていて全貌は見えませんでした。それでも優雅に広がる景色はなかなかのものです。ちょっと強めの風も吹いていて、ものすごく気持ちのいい露天風呂です。いつまでもまったりと過ごしたくなってしまうほど居心地がよかったです。ちなみにぬるいと思っているのに汗がけっこう吹き出してきます。やはりかなり濃厚な湯なのでしょう。非常にあたたまりのいい湯のようでした。とても雰囲気もロケーションもいいホテルなので、できることならじっくりと宿泊して過ごしたいところだと感じました。
掲載: 2024/09/26
Data
- 所在地:熊本県阿蘇郡南阿蘇村久石
- 源泉名:グリーンピアの湯
- 入浴 :2024年6月
- 泉質 :ナトリウム-炭酸水素塩温泉(低張性・中性・温泉)
- 泉温 :源泉37.0度
- 湧出量:毎分60リットル
- PH :7.2
- ラドン含有量:1.86×10-10Ci/kg
- 電気伝導率:0.147S/m
- 密度 :0.9994
- 蒸発残留物:996mg/kg
- 形態 :観光リゾートホテル 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 優雅度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆☆
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