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熊本県

ひのやまおんせん・どんどこゆ

火の山温泉・どんどこ湯

西日本最大級のかけ流しの温泉
阿蘇山の西側、国道57号線沿いにある「火の山温泉どんどこ湯」という温泉施設に行ってきました。アーデンホテル阿蘇に隣接した日帰り温泉施設で、「西日本最大級の規模を誇る天然温泉」という触れ込みに惹かれてやってきました。今回は日曜日の午後に訪れました。さすがに休日だけあって、それなりに入浴客は多そうです。駐車場がとても広くてゆったりとしているので、それなりのキャパがあるのでしょう。鳳凰(火の鳥)でしょうか、塔のように建つ建物の屋根の上には立派な飾りものがあり、風格を感じさせます。館内に入るとまずはシューズロッカーがあります。ここでは10円玉が必要なので、あらかじめ用意しておくといいでしょう。入浴券を自動券売機で購入して受付をします。浴場はそのすぐ奥にありました。1階部分は正面にレストランがあり、2階部分には休憩エリアがあるようです。脱衣場は中央に脱衣棚、そして壁側にはコインロッカーがあります。コインロッカーは有料ロッカーとなっていました。浴室に入ると、こちらはかなりゆったりと広い内湯です。しかし正面には巨大な岩が立ちふさがっています。内湯はゆったりと広いながらも、巨石を配した岩風呂になっていて、照明も少し暗めということもあり、洞窟のような落ち着いたムードを演出しています。なかなかいいセンスですね。洗い場は珍しいことに木造となっています。木のぬくもりを感じるような、山のロッジにでもいるような、そんな印象がありました。湯舟は大きなものがいくつかあり、どれも濁りのある湯がありました。お湯は翡翠をもっと白くしたような感じの濁りがあり、透明度は50センチぐらいでしょうか、けっこうしっかりと濁った湯です。湯舟に浸かるとしっとりとした、肌にしみこんでいくような感覚のある湯です。湯舟はそれぞれ「あつ湯」「ふつう湯」「ぬる湯」と、温度に違いがあるようです。「あつ湯」で普通ぐらい、体感で42度もないぐらいに感じました。続いて露天風呂へと出てみます。こちらもゆっりと広い露天風呂です。内湯よりもさらに大きな岩があちらこちらにあり、また森の中にいるような、自然も感じられる露天風呂です。湯舟も手前に小さいものがあり、奥にはゆったりと大きなものがありました。さらに奥にも湯舟らしきものが2つほど見えたのですが、現在は使われていないようで、空っぽの状態でした。露天風呂の湯はかなりぬるめです。また透明度も70〜80センチぐらいあるように見えたので、内湯よりも色は薄く感じました。このとき、ちょうど雨が降り始めて、バシャバシャと音を立てていましたが、大きな岩風呂には大きな屋根が覆っているので、気にすることなく利用することができました。それにしても優雅な感じです。森林浴と温泉浴を融合したような雰囲気で、またとてもぬるめなので、浸かっているとリラックス状態になり眠くなってきました。すごく気持ちがいいので、気が付くとけっこう長湯をしてしまっていました。脱衣所の入口に給水機があるので、脱水症状に気を付けながら入浴しましょう。しかしながら、確かにゆったりと内湯も露天風呂も広いし、お湯もすべてかけ流しになっているそうですが、西日本最大級というほどなのかなぁと、ちょっと誇張しすぎかなと感じました。また、それなりに老朽化も目立っていて、好みは人によってわかれそうな気がします。でも、お湯の質もいいし、ゆったりと寛げるので、阿蘇観光ついでに立ち寄るのもいいでしょう。[感謝:掲載写真の一部は公式ホームページより拝借しております]
掲載: 2024/09/29
Data
  1. 所在地:熊本県阿蘇郡南阿蘇村下野
  2. 入浴 :2024年6月
  3. 泉質 :マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉(低張性・中性・高温泉)
  4. 泉温 :源泉49.8度
  5. 形態 :日帰り温泉施設 男女別
  6. 効能 :動脈硬化症、切り傷、やけど、慢性皮膚病など
  7. 露天風呂:あり
  8. 開放度:☆☆☆☆
  9. 清潔度:☆☆☆
  10. 気軽度:☆☆☆☆☆
  11. 異色度:☆☆☆
  12. 人気度:☆☆☆☆
  13. 景色 :☆☆☆☆
  14. 総合評価:☆☆☆☆