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北海道

やむわっかないおんせん・みなとのゆ

ヤムワッカナイ温泉・港のゆ

港を眺めながらのんびりと浸かる露天風呂
日本最北端の都市、稚内市にやってきました。夏休みを利用してキャンプをしながらの旅で立ち寄りました。キャンプ場は稚内市を見下ろす高台の上にあり、とても楽しいキャンプができました。そして翌朝、暖を求めてやってきたのが、「ヤムワッカナイ温泉 港のゆ」です。「稚内副港市場」という観光市場に併設している日帰り温泉施設です。真夏なのに暖をとる為?と、不思議に思うかもしれませんが、お盆直前でしたが、めちゃくちゃ寒いのです。悪天候というわけでもなく、曇ってはいますがとにかく風が冷たいのです。昼間で17度、夜だと14〜15度くらいじゃないでしょうか。真夏とは思えない寒さに驚きました。たまたま気温の低い日に訪れてしまったようですが、真夏だし、同じ道内でも30度を越えている地域も多い中、こんなに気温が下がるとは思ってもいませんでした。ではさっそく温泉に向かいます。温泉施設は奥側の建物の2階にありました。まだオープンしてそんなに経っていないようで、けっこう新しさを感じる佇まいです。さっそく受付をして中に入ります。シューズロッカーの鍵と引き換えに脱衣所のロッカーキーを受け取るシステムになっていました。浴場に入ると、こちらはけっこうゆったりとした浴室で、広々としています。外側に湯舟、内側に洗い場があります。湯舟は出入口近くに水風呂と小さなバブルバス、奥に大きな湯舟があります。湯舟は大小2つありましたが、小さい方は高温湯で、大きい方は中温湯と書かれています。高温でも42度ぐらいです。ジャスミン茶のような黄色い湯をしていて、浸かるとツルツルとした滑らかな浴感があります。すごく軽やかな印象の湯です。見た目からしてけっこう塩辛い湯なのかと思ったのですが、意外とそんなことはなく、ほぼ無味です。脱衣所の温泉分析表では微塩味とありました。また、お湯そのものにも特に気になるような匂いはありませんでした。とても軽やかな湯なので、入浴していて非常に心地の良い湯です。続いて気になる露天風呂へと出てみました。こちらもゆったりと大きめの湯舟で、内湯と同じようにジャスミン茶のような色の湯です。温度は42度に設定されていましたが、風がとても冷たいので、のぼせることもなく非常に気持ちいいです。とても真夏に湯に浸かっているとは思えないようなシチュエーションで、不思議な気分になりました。露天風呂エリアはそれなりに広く、奥にはリクライニングチェアやベンチなどもあり、ゆっくりと涼むことができます。目の前はすぐ港になっていて、船舶や堤防がよく見えます。まさに港の湯ですね。これは開放感もいっぱいで、ロケーションも抜群です。浴後はゆったりとした休憩室があったり、マッサージチェアがあるなど、1日じっくりまったりと過ごせそうな雰囲気です。これはとてもいい施設だと感じました。それでいて料金も安くて、雰囲気もよく、設備も新しいので、非常に気に入りました。また観光客においても、ノシャップ岬や稚内観光のついでに立ち寄ったりするのにも便利なので、ここはおススメです。
掲載: 2024/10/17
Data
  1. 所在地:北海道稚内市港
  2. 源泉名:稚内港のゆ1号・2号の混合
  3. 入浴 :2024年8月
  4. 泉質 :ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)
  5. 泉温 :源泉16.6度
  6. PH :8.0
  7. 電気伝導率:0.82S/m
  8. 密度 :1.0025
  9. 蒸発残留物:4.928g/kg
  10. 形態 :日帰り温泉施設 男女別
  11. 効能 :きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など
  12. 露天風呂:あり
  13. 開放度:☆☆☆☆
  14. 清潔度:☆☆☆☆☆
  15. 気軽度:☆☆☆☆☆
  16. 人気度:☆☆☆☆
  17. 景色 :☆☆☆☆
  18. 総合評価:☆☆☆