北海道
ほてるよかぷらざ・ゆうゆぴっぷ
ホテル良佳プラザ・遊湯ぴっぷ
スキーやアウトドアの締めくくりにぴったり
比布町の森の中にある「遊湯ぴっぷ」に遊びに来ました。とてもポップな印象の名前の施設ですが、近代的でゆったりとしたクールなホテルです。宿泊施設とはなっていますが、日帰りでの入浴も受け付けているので、気軽に利用できます。今回は夏休みを利用した旅行の途中で利用しました。旭川紋別自動車道の比布北インターからもすぐの場所にあり、その奥には「ぴっぷスキー場」があるなど、リゾート施設として使い勝手の良さそうな雰囲気のロケーションにありました。また、すぐ目の前の広場にはパークゴルフ場があったり、キャンプ場があるなど、四季を通じて楽しむことができそうです。建物はモダンな雰囲気があり、館内もゆったりとした印象がありました。立ち寄り入浴の受付をしてさっそく浴場に向かいます。脱衣所ではコイン返却式のロッカーがあるので、あらかじめ小銭を用意しておくとよいでしょう。浴室に向かうと、中室を抜けたところの右側に庭園風呂、正面が内湯となっていました。まずは内湯に向かいます。浴室に入るとこちらもゆったりとしています。内壁側に洗い場があり、正面には円形のジャグジー風呂、そしてその奥に大きな湯舟があります。内側に回り込んだところには、水風呂とサウナもありました。湯舟は大小二つに区切られていて、一方は高温でもう一方は低温となっています。無色透明の綺麗な湯で、特に気になるような印象はありません。というのも、ここの湯は天然温泉ではなく、光明石という天然鉱石を利用した人工温泉です。塩化カルシウムや塩化カリウムなどの成分により様々な効能を発揮すると謳っていました。鉱石に含まれる成分が少しずつ湯舟の湯に溶け込んでいくようですね。そのため、泉質というところに「塩化カルシウム、硫酸カルシウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、炭酸水素マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、硅酸」と、含まれる成分が列挙されていました。とはいえ、入浴剤のようにガッツリと入っているわけではないので、湯の色も無色透明ですし、浴感としても普通の白湯と変わらないぐらい、とてもあっさりとした湯となっていました。とはいえ、成分はしっかりとあり、神経痛やリュウマチ、肩こり、腰痛など、温熱効果との相乗効果でいろいろと効能があるようです。湯舟の一番奥側には寝湯もありました。湯舟と一体化しているような寝湯が3つ並んでいます。少しぬるめなので、気持ちよく利用することができました。また、浴室の中央にはハーブ湯もありました。小さな湯舟ですが、こちらは薄く萌木色というか、僅かに色のついた湯となっていました。様々なハーブを組み合わせた湯とのことで、ほのかに香るハーブがとても心地よくて、とてもリラックスすることができました。続いて先ほどの庭園風呂に向かいます。庭園風呂と書かれた扉を開けると天井の開けた露天風呂がありました。湯舟は扇形をしていて、わりと小ぢんまりとした印象です。周囲を高い壁で囲われているので、はたしてこれを庭園風呂と呼ぶのか判断が難しいですが、片隅に坪庭っぽい演出もありました。また、デッキチェアもあり、外気と外光を浴びながら、まったりと過ごすこともできました。浴後はさっぱりとした感じで、やはりアウトドアやスキーの後などに浸かるのにちょうどいい湯だと感じました。
掲載: 2024/11/05
Data
- 所在地:北海道上川郡比布町北7線
- 入浴 :2024年8月
- 泉質 :人工温泉(光明石温泉)
- 形態 :公共の宿 男女別
- 効能 :神経痛、リュウマチ、肩こり、腰痛、痔、冷え性など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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