北海道
きたむらおんせん・きたむらおんせんほてる
北村温泉・北村温泉ホテル
冷ましたり沸かしたりすることなく源泉100％のかけ流し
岩見沢市の郊外、北村中央公園に隣接する北村温泉ホテルに行ってきました。ここは宿泊施設ですが、早朝から日帰り入浴を受け付けてくれているなど、地域の方々の憩いの場として利用されている施設のようです。今回は夏休みの旅行の途中で、立ち寄りで入浴してきました。近くにはキャンプ場などもあるため、夜間などは混雑しそうですが、今回は朝に訪れたので、利用者は地元の方が多いように感じました。お盆中ということもあって、宿泊者もけっこういそうでした。さっそく館内に入るとフロントがあり、そこで入浴の受付をしてくれます。右奥へと進むと浴場のようです。浴場は少し進んだ先にありますが、その途中にはゆったりとした休憩所があるなど、日帰り入浴でものんびりと過ごせるような雰囲気がありました。脱衣所は鍵付きのロッカーが並びます。けっこうゆったりと広くて、清潔的で落ち着いた印象がありました。そして浴場に入ると、こちらも天井が高くゆったりとした感じです。手前に洗い場があり、奥側には湯舟がいくつかあります。バブルのある湯、ぬるい湯、熱めの湯など、大小様々な湯舟がありましたが、どれも薄赤茶色に濁っている湯です。一番濁っているもので、透明度は70〜80センチぐらいでしょうか、見た目にもそれなりに濃厚な印象がありました。また、湯舟の縁や周囲がオレンジ色や赤褐色に染まっています。やはり温泉の成分による着色なのでしょう。その存在感をしっかりとアピールしているように感じました。さっそく浸かってみると、しっとりとしながらもサラサラとした浴感があり、予想していた以上にマイルドな湯です。マイルドながらも舐めてみるとしっかと塩分を感じる強塩泉です。ちょっと浸かっているだけで、内側から温まるように汗が噴き出てきます。すごく気持ちがいいです。内湯にはサウナもあり、水風呂もありますが、水風呂は少し狭いです。温泉が泉質上とてものぼせやすい湯なので、水風呂はもっと大きくてもいいのかなと感じました。ただ、かなりぬるい湯舟も多いので、そちらでクールダウンでもいいでしょう。外には露天風呂もあります。露天風呂は手前に浅めの岩風呂、奥の高い位置にも湯舟があります。手前の湯はとても浅く感じましたが、まだ朝ということで、湯を溜めている途中なのかもしれません。もう少し高い位置まで温泉の着色がありました。露天風呂はわりと狭いというか、細い空間にあります。塀も高いので見晴らしや景色も楽しむことができません。その代わり、屋根もなく頭上が開けているので、とても明るく開放的な雰囲気がありました。しばらくじっくりと浸かったり、休憩したりを繰り返して、とても楽しく利用させていただきました。札幌からほど近く、とても便利なところにありながらも、これだけのポテンシャルを持った温泉があるとは、なかなかのものです。しかも源泉かけ流しで利用されているなど、泉質重視の姿勢も温泉好きにはたまらないでしょう。宿泊での利用も快適そうですし、旅の拠点としての利用もいいかなと思いました。
掲載: 2024/11/14
Data
- 所在地:北海道岩見沢市北村赤川
- 源泉名:北村温泉 4号・5号井の混合
- 入浴 :２０２４年８月
- 泉質 :ナトリウム-塩化物強塩温泉(中性高張性高温泉
- 泉温 :源泉43.5度
- ＰＨ :７．１
- 電気伝導率:1.9S/m
- 密度 :1.019
- 蒸発残留物:30.11g/kg
- 形態 :温泉宿泊施設 男女別
- 効能 :きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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