北海道
るすつおんせん
ルスツ温泉
留寿都郊外の穴場的な温泉施設
洞爺湖の北、留寿都村にある「ルスツ温泉」にやってきました。ここは以前にも訪れたことがあるのですが、そのときは定休日に当たってしまい利用できなかったため、再度の訪問となりました。この温泉施設は留寿都の市街地からは少し離れたところにあります。国道からすぐの場所にあるのですが、何もないまっすぐな道路の途中にあり、ポツンと看板だけがあるので、よくよく注意していないと通り過ぎてしまいそうな隠れた温泉施設です。前回も場所がよくわからなかったので、スピード検問をしている警察官に道を訊ねたぐらいです。さて、国道から看板の表示で脇道に入ると、ほんとすぐのところに温泉施設があります。国道からは少し低い位置にあるのか、道路からは見えづらい感じです。また、非常にコンパクトというか、小ぢんまりとした建物なので、穴場感がありました。とはいえ、建物も綺麗で古臭さもなく、静かな温泉施設という印象です。さっそく館内に入ると下足箱があり、そしてちょっとしたロビーがあります。入口脇に受付があり、角にある自動券売機で入浴券を購入して利用します。脱衣所はわりと小ぢんまりとしていました。施設が小さいので、まぁこんなところでしょうか。脱衣所には棚にカゴがあるだけなので、貴重品はロビーにある無料のロッカーを利用するといいでしょう。浴室もまた小ぢんまりとしたものです。縦に細長く、手前側には洗い場が４つ、そして奥に湯舟がひとつあるだけの、本当にシンプルな浴室です。湯舟の奥はガラス窓になっていて、外を見ることができ、外光が射し込んで明るい印象がありました。このときは真夏のトップシーズン、昼過ぎに訪れましたが、数名の先客がいました。5〜6名ぐらいだったかと思うのですが、とても混雑しているように感じました。ただ、その方々が上がってしまうと、とたんにゆったりとした感じになりました。それくらいの規模です。湯舟の湯はくすんだ感じの黄色い湯です。けっこう濁りも感じる湯で、けっこう濃厚な印象を受けました。お湯はわりとぬるめに設定されているようでしたが、しばらく浸かっているとけっこうずっしりと重みを感じます。泉質は「ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉」だそうで、源泉でも微弱塩味があるそうです。塩分を含むのでズッシリとした印象があるようです。湯舟の奥の窓からは外の景色が眺められますが、正面の森というや藪というか、茂みが見えるだけで眺望などはありません。でも、緑を眺めながらの入浴が楽しめました。冬場であれば真っ白な雪景色を楽しむ感じなのでしょう。この施設は内湯のみで露天風呂はありません。また、このように小ぢんまりとした施設なので、やはり回転は早いみたいです。客の入れ替わりが早いように感じました。非常に素朴で小ぢんまりとした施設なので、やはり普段は地元の方々の銭湯のような存在なのでしょう。しかしながら、穴場的な雰囲気もとてもよく、アットホームな印象だったので、ドライブ途中にひと風呂浴びてもいいのではないかと感じました。
掲載: 2024/12/03
Data
- 所在地:北海道虻田郡留寿都村留寿都
- 入浴 :２０２４年８月
- 泉質 :ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
- 泉温 :源泉44.0度
- 湧出量:毎分40リットル
- ＰＨ :７．５
- 電気伝導率:0.35S/m
- 密度 :1.0000
- 蒸発残留物:1.944g/kg
- 形態 :温泉入浴施設 男女別
- 効能 :きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 穴場度:☆☆☆
- 秘湯度:☆☆☆
- 異色度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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