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北海道

とうやこおんせん・ちゃますゆ

洞爺湖温泉・茶鱒湯

洞爺湖の畔でエレガントに足湯を楽しむ
北海道を代表する観光地のひとつ、洞爺湖。火山活動によってできた大きなカルデラ湖です。湖の中央には大島という中島があり、洞爺湖の風景をダイナミックに仕立てています。そんな洞爺湖の畔にはいくつかの温泉地があります。中でも沢山の温泉宿が並び、盛り上がっているのが洞爺湖温泉です。平成20年(2008)に洞爺湖サミットG8が開催されたことでも有名です。洞爺湖温泉には沢山の温泉宿がありますが、手湯や足湯といった気軽に利用できる温泉スポットもいくつか点在しています。今回は「ちゃますゆ(茶鱒湯)」という足湯施設を訪れました。ここは洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラスの敷地内にある足湯施設です。ホテルの敷地内ですが、洞爺湖の遊歩道のすぐ脇にあり、誰でも自由に利用できるよう開放されている足湯施設です。今回は真夏のお盆真っ只中に訪れました。湖畔を歩いていると景色も綺麗で、優雅な感じです。そのすぐ脇にある、とてもハイセンスな感じの足湯が目を惹きます。芝の中庭の隅にあり、白いテント屋根がついた足湯です。足湯の湯舟はけっこう大きくて、3つに区切られていました。周囲は巨石で囲われていて、木製のベンチもあります。ベンチ脇には小さな丸いテーブルもついていて、ドリンクを飲みながら足湯を楽しむこともできるようです。さっそく湯舟に足を入れますが、中央にある湯舟は緩いスロープになっていて、わりと浅めの湯舟です。しかもけっこうぬるい感じでした。湯舟は右から左にかけて傾斜していて、段差があります。一番上段である右の湯舟が一番熱めの湯となっていました。熱めといっても、かなりぬるめに設定されているようです。真夏の暑い時期なので、あえて温度を低くしているのでしょう。散歩がてらお湯を楽しむ分にはちょうどいい温度かもしれません。湯はウグイス色のようなくすんだ色に濁った湯で、透明度は30〜40センチほどでしょうか、けっこう濃厚な印象の湯です。浸かっているときの浴感としては、非常にあっさりというかキュッと引きしまるような印象の湯です。ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉ということで、塩分もけっこう多く含む湯のようです。でも、この色からしてミネラル分も多く含まれているのではないでしょうか。しばらく優雅に浸かっていますが、本当に落ち着くような、それでいてエレガントな気分にさせてくれる足湯です。目の前のホテルがとても優雅な感じなので、その優雅さが足湯でも感じられました。また、背後には洞爺湖が迫ります。座っていながらでも洞爺湖の景色が眺められ、本当に気持ちよく利用することができました。それにしても本当にいい雰囲気だったので、今度は是非ともホテルの方も利用したいと思いました。
掲載: 2024/12/03
Data
  1. 所在地:北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉
  2. 入浴 :2024年8月
  3. 泉質 :ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(低張性中性高温泉)
  4. 泉温 :源泉50.5度
  5. 形態 :足湯施設 男女混浴
  6. 脱衣所:なし
  7. 開放度:☆☆☆☆☆
  8. 清潔度:☆☆☆
  9. 気軽度:☆☆☆☆☆
  10. 優雅度:☆☆☆
  11. 異色度:☆☆☆
  12. 景色 :☆☆☆☆
  13. 総合評価:☆☆☆