神奈川県

はだのおんせん・めいすいはだのふじみのゆ

秦野温泉・名水はだの富士見の湯

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秦野市の郊外、弘法山の麓にある日帰り温泉施設の「名水はだの富士見の湯」に行ってきました。2017年10月にオープンしたという、比較的新しい温泉施設です。山の麓とはいっても、市街地からすぐの場所です。国道から少し離れ、案内の看板に従って進むとすぐに見えてきますが、脇にとても巨大な建物があります。一見すると大きなホテルか何かと思うような立派な建物ですが、こちらは「はだのクリーンセンター」というゴミ処理場です。そのすぐ脇にあるので、どうやらその廃熱を利用した温浴施設のようです。駐車場は細かく区切られていて、狭いながらも台数をたくさん確保しているようです。建物の前には足湯もあったりと、優雅な雰囲気もありました。建物に入るとまずは下足箱、そして館内に入ると受付があります。市内の方と市外の方で料金が変わります。公共の温泉施設の割にはけっこう料金は高めに感じます。新しい施設ということで期待しちゃいます。浴場は２階に上がったところにありました。階段を登ると正面には食事処、そして右側が女湯、左側が男湯となっていました。脱衣場はコイン返却式のロッカーが並びます。ロッカーの数からして、そんなに大規模な施設ではないようです。脱衣所には冷水器が用意されていましたが、「秦野名水」と書かれています。どうらや天然水が飲めるようです。施設名からもわかるとおり、名水が自慢のようです。さっそく飲んでみますが、癖がなくとても飲みやすい水でした。浴室は内湯と露天風呂があります。内湯は主浴槽とバブルバス、そして小さな水風呂とサウナがありました。わりとオーソドックスで小ぢんまりとした印象の浴室です。湯舟の湯はどれも無色透明で、特に気になるような特徴はありません。さっそく湯舟に浸かってみると、けっこうあっさりとした湯です。こちらも入浴していて特に気になるような特徴はありませんでしたが、とてもマイルドな印象はありました。ここで気になるのは露天風呂です。露天風呂は正面の駐車場側にありました。さっそく出てみると、ベランダのような場所の内側に湯舟があり、外側にデッキチェアが並んでいます。ベランダのように柵があるので、湯舟に浸かってしまうと景色も何も見えません。デッキチェアに座っても景色は見えません。柵の前に立つと下には駐車場、脇にはゴミ処理場が建ち、そして正面に山々が見えました。２階という高い位置と、正面に向かって下り坂になっているので、それなりに視界は開けています。そして正面には優雅に鎮座する富士山が・・・見えません。いや、普段なら見えるはずですが、今回は見えませんでした。柵に貼られている説明写真によると正面の山の奥に富士山が見えるようです。今回はちょうど富士山がある部分に雲がかかっていて、まったくその存在も確認できませんでした。見晴らしは悪くないのですが、肝心の富士山が見えなかったのがとても残念です。また、どうせなら湯舟に浸かりながらでも富士山が見えるような工夫が欲しかったなという印象です。規模も小さく公共の施設らしいとてもシンプルな浴室なだけに、眺望が良くないと、非常に割高感を感じます。ただ、その割高感のせいなのか、わりと客も少なくゆったりと過ごせたのは良かったかなと思いました。時期や時間帯によっては混雑しそうな雰囲気があったので、利用する際にはタイミングを見計らうとゆっくりと過ごせると思いました。

掲載: 2025/05/19

Data

1. 所在地:神奈川県秦野市曽屋
2. 源泉名:名水はだの富士見の湯
3. 入浴　:２０２５年１月
4. 泉質 :温泉法第二条の規定により適合する温泉(メタケイ酸)
5. 泉温　:源泉17.5度
6. ＰＨ　:７．９
7. 電気伝導率:33.8mS/m
8. 蒸発残留物:0.245g/kg
9. 成分総計:0.310g/kg
10. 形態　:日帰り温泉施設　男女別
11. 露天風呂:あり
12. 開放度:☆☆☆
13. 清潔度:☆☆☆☆☆
14. 気軽度:☆☆☆☆
15. 地元度:☆☆☆
16. 景色　:☆☆☆☆
17. 総合評価:☆☆