長崎県
はうすてんぼすおんせん
ハウステンボス温泉
ハウステンボスにある日帰り温泉施設
長崎県を代表する人気の観光地、ハウステンボス。オランダの街並みを再現した巨大なテーマパークで、日本に居ながらヨーロッパに滞在しているような気分を楽しめるのが人気とのことです。ハウステンボスはいつも横目に見ながら通り過ぎてばかりですが、今回はそこにある温泉施設に向かうことにしました。それはハウステンボス温泉です。ハウステンボスの敷地内にある日帰り温泉施設です。前々からハウステンボス内に温泉があるのは知っていましたが、まさか日帰り入浴施設まであるとは知りませんでした。そんなわけでさっそく向かいます。場所は県道のハウステンボス線沿いにありました。温泉の案内に従って中に進むと、大きな駐車場に辿り着きます。有料の大型駐車場ですが、温泉施設利用者は料金がサービスされるようです。温泉施設は夕方からの営業開始なので、それに合わせて向かいました。館内に入ると受付があり、手前の階段を降りると浴場入口です。脱衣場はスチールロッカーが並びます。それなりに大きな施設かと思いきや、脱衣所の様子からして意外とそんなに大きな規模でもないようです。浴室に入ると手前側左側に洗い場があり、右側にはいくつかの湯舟が並んでいます。そして奥に行くと大きな桧風呂、そして水風呂とサウナがありました。さっそく洗い場で体を流しますが、備え付けのボディソープやシャンプーは、あまり質のいいものではありませんでした。こういう有名な施設にしては、珍しいなと感じました。肌に合わないので持参した石鹸で体を流しました。湯舟はまず入浴剤の入った湯舟がありました。こちらはチューリップの湯となっていますが、本物のチューリップではなく、その香りをイメージした入浴剤の湯のようです。その隣には高濃度水素で満たした「ナノ風呂」があり、その隣に、ジェットバスがありました。窓ガラスの一部はステンドガラス風でとてもカッコいいのですが、それは一部だけでした。どうせなら全部の窓をそのようにすれば統一感もあってもっと盛り上がると思うのですが、中途半端に感じました。桧風呂はけっこう大きくて、またこちらの湯は天然温泉を利用した湯となっていました。お湯はほうじ茶のような焦げ茶色っぽく濁った湯で、透明度は1メートルほどですかね。けっこう濃厚な感じの湯です。わりとあっさりとした感じですが、少しだけずっしりと重たいような気もします。壁の説明を読むと、塩辛いと書かれていたのですが、舐めてみても塩辛さはまったく感じませんでした。少しぬるめの湯なのですが、とても気持ちのいい湯です。桧風呂の脇には電気風呂もありました。桧風呂に電気風呂が付いているのはなかなか珍しいなと感じました。サウナはミストサウナと高温サウナがありました。ミストサウナはスチームで満たされていて濃霧状態です。けっこう豪快なスチームで、なかなか気持ちのいいサウナです。そして外には露天風呂があるのですが、受け付けをする際にも告げられていたのですが、機材故障のため利用できなくなっているようです。外に出ると、手前側に涼むためのデッキチェアが並び、その奥に大きな屋根のついた岩風呂と、その上段には壺湯がふたつありました。これがまた、湯は入っていなかったものの、なかなかワイルドな雰囲気もあり、壺湯も大きくてとても重厚感があります。すごく雰囲気が良かっただけにとても残念です。クチコミを見ていてずいぶん前に故障していたようですが、いまだに修理をしていないのは驚きです。もうこのまま修復するつもりはないのかと感じました。規模はそんなに大きくはないものの、風情を感じる露天風呂なだけにもったいないです。ただ、露天風呂のすぐ脇はバス停になっているようで、バスのアナウンスと出発音が定期的に聞こえてきて、ちょっと興醒めな部分はあります。でも、この露天風呂はなるべく早くに復旧して欲しいと感じました。ハウステンボス宿泊者や、年間会員などは、割引もあるようなので、ハウステンボスに遊びに来たついでに楽しむにはいいのかなと思いました。
掲載: 2025/08/17
Data
- 所在地:長崎県佐世保市ハウステンボス町
- 源泉名:ハウステンボス温泉
- 入浴 :2025年4月
- 泉質 :ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(高張性・弱酸性・低温泉)
- 泉温 :源泉32.2度
- PH :5.8
- 電気伝導率:2710mS/m
- 密度 :1.013
- 蒸発残留物:23.81g/kg
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など
- 露天風呂:あり(故障中)
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 異色度:☆☆☆
- 人気度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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