鹿児島県
ほてるにゅーにしの
ホテルニューニシノ
100年以上の歴史ある繁華街のホテル
鹿児島の天文館にある「ホテルニューニシノ」という、サウナが充実したホテルに宿泊してきました。鹿児島市内で宿泊施設を探していて、天然温泉の浴場があるところを条件に探していたところ、ここがヒットしました。天文館公園のすぐ近く、繁華街のど真ん中にあるホテルです。このホテルの歴史は古く、大正時代初期に「西野旅館」としてオープン以来、100年以上の歴史を積み上げてきたそうです。今では温泉とサウナのホテルとして人気があるそうです。銀座通りを進みアーケードを抜けるとすぐにありました。フロントは4階にあるようなので、エレベータで向かいます。チェックインを済ませて客室に入ります。シングルルームを利用しましたが、多少年季が入ってきてはいるものの、そこそこスペースもあり快適な感じです。ではさっそく大浴場に向かいましょう。大浴場はフロントと同じ4階にありました。ちなみに大浴場とサウナは男性専用です。不定期でレディースデーが開催されることもあるみたいですが、一般的なビジホというよりは、男性向けのサウナ&ホテルという感じですかね。大浴場の入口には受付があります。宿泊者以外の方も利用できるようです。宿泊者は無料で利用できますが、受付でシューズロッカーの鍵を受け取り、履物を入れた後、シューズロッカーの鍵と引き換えに脱衣所のロッカーキーを受け取るシステムとなっていました。浴室は意外と小ぢんまりとしています。浴室に入った正面に柱があり、その下にかかり湯と洗い場、さらに右脇に洗い場があり、正面には水風呂、左側に主浴槽と気泡浴風呂がありました。パッと見渡せるほどの小ぢんまりとした浴室でした。また、手前側には備長炭蒸気サウナと、ロウリュウも行うフィンランドサウナがあります。フィンランドサウナはけっこう大きいようです。さっそく体を流して湯舟に浸かりますが、かかり湯も天然温泉のようです。湯は無色透明の微妙にしっとりとした浴感の湯です。湯舟の湯はけっこう熱めでジワッと熱さを感じる湯です。源泉温度は59度もあるそうです。ナトリウム-塩化物泉とのことですが、塩分は実感するほどはないようで、しっとりとする湯だなぁと感じる程度です。けっこう熱めなのでしばらく浸かっているとのぼせてきます。となりの気泡浴は主浴槽からのオーバーフローも加わっていますが、バブルによるものか温度は少し低めです。宿泊者以外の利用者もそこそこいるようで夜間は混雑していましたが、ロウリュウが始まると他のお客さんはサウナになだれ込んでいったので、浴室はガランとした感じになりました。人がいなくなってみると、そこそこ余裕はありますが、天井が低いせいかやはり狭く感じますね。浴後はリラクゼーションルームでゆっくりと休むことができます。テレビモニタ付きのリクライニングシートが並んだ部屋ですが、こちらはけっこう広くてゆったりとした雰囲気があり、数もたくさんありました。また、さらに奥にはマッサージルームがあったり、手前には小さな食堂があったりと、じっくりと寛ぎながら過ごせるスペースです。なかなか快適に過ごせる印象で、宿泊でなくサウナ目的でも利用しやすそうでした。使い勝手のいいサウナ&ホテルだと思いました。
掲載: 2025/10/06
Data
- 所在地:鹿児島県鹿児島市千日町
- 源泉名:ホテルニューニシノ(甲突川左岸24号)
- 入浴 :2025年5月
- 泉質 :ナトリウム-塩化物泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
- 泉温 :源泉57.5度
- 掘削深度:930メートル
- PH :7.8
- ラドン含有量:0.52×10-10kg(百億分の一キュリー単位)
- 密度 :1.0008
- 蒸発残留物:1.911g/kg
- 形態 :ビジネスホテル&サウナ 男女別
- 効能 :疲労回復・ストレス解消・腰痛・打ち身・やけど・くじきなど
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 異色度:☆☆
- 景色 :☆
- 総合評価:☆☆☆
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