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静岡県

いとうおんせん・よねわかのあしゆ

伊東温泉・よねわかの足湯

かつての高級旅館を偲んで
伊豆半島の東側、都心からのアクセスもよく、海の幸、山の幸、そして天然温泉を楽しめる伊東温泉は、伊豆を代表する大きく活気ある温泉地です。古くから文人にも愛され、多くの文豪が逗留しながら執筆活動に励むなど、活気がありながらも静養向けにゆっくりもできる優雅な温泉地です。そんな日本を誇る大温泉地「伊東温泉」ですが、時代が変わっても変わらないものもあれば、栄枯盛衰、移り行くものもあります。マックスバリュ伊東広野店の目の前にある「よねわかの足湯」は、時代の移り変わりを渡り歩いた、小さな足湯施設です。かつて「よねわか荘」という老舗の高級旅館があったのですが、平成20年(2008)に廃業し、跡地にスーパーマーケットのマックスバリューが建設されたのだそうです。そして「よねかわ荘」を偲んでこの足湯を建設し、伊東市に寄付されたそうで、現在は誰でも無料で利用できる憩いのスポットとして人気があるそうです。高級旅館が足湯になったなんて、どんなものだろうと立ち寄ってみました。すると、なるほど風格のある佇まいで、只者ではない雰囲気があります。庭園風の庭に屋根付きの立派な足湯が設置されています。足湯は四方を板張りの座面が取り囲んだ湯舟で、湯舟の中央には石造りのテーブルがありました。湯は角からトロトロと注がれていて、そこそこ熱めの湯となっています。足湯はしっかりと温度がないとつまらないですからね。このときは7月になったばかりでしたが、とにかく暑い日で、とても足湯って感じでもないのですが、屋根があって日差しも遮られているし、雰囲気もいいのでとても気持ちよく利用できました。湯は無色透明でさらさらとした癖のない湯です。ちょっと浸かっているだけで、じんわりと汗がにじみ出てきます。湯舟の底はコンクリートですが、小さな石が埋め込まれていたりと、足裏を刺激するような感じもとても良いです。また、交通量の激しい交差点脇にありますが、周囲をうまく囲っていることもあり、喧噪はありますが雰囲気はとてもいいです。庭園の奥には石碑があったり、胸像があったりもしています。誰だろうこのおっさんって調べてみると、寿々木米若さんという方でした。この方は有名な浪曲師だそうで、昭和26年(1951)に「よねわか荘」を創業させた方だそうです。このように立派に残されていて、本人もあの世で鼻が高いのではないでしょうか。利用時間は朝から夕方までで、毎日お湯を抜いてしっかりと管理されているので、清潔感もあり、とても居心地もよかったです。大切に守られている足湯なんだなぁと実感しました。
掲載: 2026/01/03
Data
  1. 所在地:静岡県伊東市広野
  2. 入浴 :2025年7月
  3. 形態 :足湯施設 男女混浴
  4. 脱衣所:なし
  5. 開放度:☆☆☆☆
  6. 清潔度:☆☆☆
  7. 気軽度:☆☆☆☆☆
  8. 地元度:☆☆☆
  9. 穴場度:☆☆☆
  10. 異色度:☆☆☆
  11. 景色 :☆☆☆
  12. 総合評価:☆☆☆