大分県
べっぷおんせん・びじねすほてるはやし
別府温泉・ビジネスホテルはやし
別府駅を見下ろす大らかな大展望浴場
日本一の温泉天国、別府温泉。その中心地、別府駅のすぐ目の前という便利な場所にある「ビジネスホテルはやし」に宿泊で訪れました。ここは以前からずっと気になっていたホテルのひとつです。ところが、見るからにちょっと怪しいのです。まず、駅前という超便利な場所にも関わらず料金が異様に安いということです。しかも、市街地を見下ろす大展望浴場があり、天然温泉かけ流しの贅沢な温泉浴場もあるそうです。ということでさっそく行ってみました。場所はもう駅前なのですぐにわかります。そして大きく「ビジネスホテルはやし」と書かれていますが、やたらと古びた感じがあります。そう、安い理由は古いのです。でも、古くても快適に過ごせればそれで問題ないということで、さっそくチェックインします。館内は確かにめちゃくちゃ古臭い感じがありますが、かつてはお洒落な感じだったのだろうと偲ばせる、黒い床のロビーが気になりました。浴場は建物の奥上階にあたる7階に男湯があり、女湯は4階にあるそうです。今回、宿泊した部屋が6階だったので、浴場にはとても近いようです。まずは部屋に入りますが、これまたずいぶんと古びています。昭和の匂いをプンプンと感じる、小ぢんまりとしたシングルルームでしたが、駅側に向いていたので、窓から別府駅を見下ろせました。西日が射しこみますが、景色は悪くないですね。そしてさっそく浴場に向かいます。エレベータは6階までしかないので、そこから階段でちょっと上がります。すると奥まったところに脱衣所がありました。これがまた、廊下と脱衣所の境が暖簾だけなので、妙に大らかな感じがあります。脱衣場には簡易的な棚とカゴがあり、扉を入るとそこに浴場があります。浴場には洗い場が2つ、そして大きめの湯舟がひとつだけという、かなりシンプルなものです。でも、そのわりに空間はけっこうゆったりと広めです。そして外側はガラス窓になっていて、非常に明るい印象です。洗い場は駅側にあるのですが、駅のホームを見下ろしながら体を流すことができるという、これまた大らかな感じの浴場です。さすがにこちらは7階なので、覗かれているような感じはありませんが、とにかく視界が開けているのでものすごい開放感があります。また、駅周辺の街並みや正面の山々、また、北側からは海岸も眺められ、ホントになかなかの景色です。東側には大きく立派で新しいホテルが建っているので、そちら側は景色が見えませんが、かつてはこちら側も景色が広がり、海が眺められたことでしょう。湯舟は無色透明の湯がチョロチョロと注がれています。湯舟に体を沈めるとザーッと湯が溢れて流れていきます。しっかりと掛け流されているようです。暑い時期だったこともあり、けっこうぬるめに調整されていたので、とても浸かっていて気持ちが良かったです。温泉分析表を見ると、源泉名が「ホテルはやしの湯」と書かれているので、どうやら自家源泉のようです。単純温泉ということですが、微妙にミネラル系の温泉臭を感じました。特に味覚はないようです。湯舟の周辺が少し赤茶色に着色していたので、温泉の成分によるものかもしれません。それにしても、雰囲気が只者ではありません。かなり老朽化していて、ガラスにもひびが入っていたり、観葉植物がジャングルのように伸びまくっていたりと、場末感が楽しいです。また、暑い時期だからか、窓が大きく開いていて、そこからの風も気持ちよくてまるで露天風呂のように楽しめました。かなり古臭さはありますが、個人的にものすごく好きな部類で、テンションがあがっちゃいます。しかも別府駅前の市街地ど真ん中にあるとは、そのギャップにも萌えてしまいます。とにかく部屋から浴場が近かったので、ついつい何度も入ってしまうほど気に入りました。旅慣れしていて古臭さも気にしない方なら、きっと気に入る格安のホテルでした。
掲載: 2026/01/07
Data
- 所在地:大分県別府市駅前本町
- 源泉名:ホテルはやしの湯
- 入浴 :2025年7月
- 泉質 :単純温泉(中性 低張性 温泉)
- 泉温 :源泉35.2度
- 掘削深度:120メートル
- PH :7.0
- ラドン含有量:2.0×10-10Ci/kg未満
- 電気伝導率:84.3mS/m
- 密度 :0.9989
- 蒸発残留物:0.628g/kg
- 形態 :ビジネスホテル 男女別
- 効能 :筋肉・関節の慢性的な痛み又はこわばり、冷え性、疲労回復など
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆
- 気軽度:☆☆
- 鄙び度:☆☆☆☆☆
- 異色度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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