静岡県
いとうおんせん・ゆかわだいさんよくじょう しおどめのゆ
伊東温泉・湯川第三浴場 汐留の湯
昭和感たっぷりのザ・共同湯
伊豆半島の東海岸、伊東温泉にはいくつものホテルや温泉旅館、そして公衆浴場と、たくさんの温泉施設があります。今回は湯川地区にある湯川第三浴場「汐留の湯」を訪れました。午後2時からの営業ということで、その開始直後の時間に訪れました。海岸に近い場所にありますが、とても素朴で小ぢんまりとした共同浴場です。少し離れた場所に駐車場もありますが、初見ではわかりづらい場所にありました。駐車場と共同浴場は50メートル以上離れている感じです。建物はとても質素で、それなりに年季を感じます。右側が男湯、左側が女湯となっていました。扉を開けるとすぐに番台と下足箱があります。男女の脱衣場の間に番台がある昔ながらの形式です。料金を払ってさっそく脱衣場に向かいます。こげ茶色をした古風で年季を感じる木造ロッカーが並び、まさに昭和の時代にタイムスリップしたような古めかしさがありましたが、脱衣所内も浴場もけっこう清潔感はあります。脱衣場の手前側にトイレもありますが、けっこう狭いですね。平日ということもあるかもしれませんが先客は2名のみで、とても空いている感じです。浴場はベージュ色のタイル床の中央に、四角い湯舟があります。湯舟は淡いブルーのタイル張りで、とてもオーソドックスな配色ですね。壁側には洗い場がいくつかあり、かなりシンプルな構造です。さっそく体を流そうと洗い場につきますが、カランはひとつだけ。湯と水の区別はありません。最初は冷たい水がでてきましたが、しばらくすると温かい湯となりました。ただ、湯量がとても少なく、チョロチョロと流れる感じだったので、湯舟から直接洗面器で汲んだ方が早いと感じました。体を流したところで湯舟に浸かりますが、湯舟からドバーッと溢れ出た湯が床を豪快に流れていきます。湯は湯舟の中央の底の穴から勢いよく湧き出ているようで、湯の表面がモコモコと盛り上がっています。けっこうな量の湯が注がれているようで、溢れ出る量も半端ありません。かなり贅沢なかけ流しのようです。けっこう熱い湯と聞いていたのですが、そんなことはなくちょうどいい温度です。むしろ気持ちよく浸かっていられる温度でした。日によって温度が違うのでしょうか。とてもあっさりとした湯ですが、微妙に重たいというか、モサッとした印象のある湯でした。無色透明のとても綺麗な湯で、泉質は単純温泉とのことです。最初はぬるめかなと感じていましたが、じっくりと浸かっていると、けっこう汗だくになるので、温まりも良い湯のようです。浸かったり出たりを繰り返して楽しみました。ちなみに、湯舟に浸かるたびにドバーッと湯が溢れ出て床を流れていくので、洗い場で風呂道具を床に置いていると、流されそうになります。排水溝の金網部分に置いていたのですが、よくよく見ると壁に凹んでいる部分がありました。どうやらそこが道具置き場になるようです。ただ、あまり大きくはないので、背の高いようなものは置けませんが、ちょっとしたものなら置けそうです。そうこうしているうちに先客は上がってしまいました。すごくのんびりとした雰囲気で、こちらもじっくりと浸かってからあがりました。やはりよく温まったのでしょう、浴後はなかなか汗がひかないくらい温まりました。とにかく素朴でローカルな雰囲気がとても気に入りました。地元の方の利用がほとんどでしょうが、一般の方も受け付けてくれているので、観光ついでに共同湯を楽しんでみるのもいいでしょう。
掲載: 2026/06/14
Data
- 所在地:静岡県伊東市湯川
- 入浴 :2025年10月
- 泉質 :単純温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
- 泉温 :源泉42.3度
- PH :8.4
- 密度 :1.0002
- 蒸発残留物:0.763g/kg
- 形態 :公衆浴場 男女別
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 地元度:☆☆☆☆☆
- 鄙び度:☆☆
- 素朴度:☆☆☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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