激渋天国金山
12 Sep. 2006
天気 | くもり時々雨 |
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気分・体調 | うっひょーい |
所在地 | 福島県会津若松市大戸町芦ノ牧 |
移動距離 | 292km |
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湯倉温泉
さて久々の旅行にでました。今年の夏は珍しくどこにもでかけなかったものでね。そんなわけでやってきたのは福島県。ずんどこずんどこと山の中に入ってきてここは湯倉温泉の共同浴場。浴場といっても湯小屋に混浴の湯舟がひとつあるだけの超素朴なもの。のんびりと湯に浸かりながらボーッとしてたら目の前の木に、リスが二匹。チョロチョロと楽しそうに遊んでた。うーん、自然豊かでいい感じだなぁ。
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大塩温泉
今日はちょいと天気が悪い。まぁ温泉巡りにはあまり関係ないけどね。そんなわけで続いて大塩温泉の共同浴場に向かった。こちらも似たような感じの質素なところだと思ったけど、なかなかそのような建物が見当たらない。このあたりなんだけどなぁと思いながら近くの小屋を覗くと「温泉」の文字が。見た目ちっとも温泉っぽくないから気づかないよ。入口を入ると急な階段で、下の方に浴場があるらしい。さっそく降りてみるべし。
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鄙びの世界
入浴料は例のごとく入口に料金箱があるのでそっちに入れて、いざ浴室に入ってみると、これがまた入口の真新しさとは対照的に鄙びた世界が広がってたぞ。男女別だけど非常に質素な湯舟がひとつ。こちらもの〜んびりとした雰囲気。窓からの景色は川と対岸の緑が見えるだけ。なかなか雄大やなぁ。お湯は先ほどの湯倉と同じような感じ。ちょいとぬる目かな。ここでも暫くボーッとするのであった。
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不動清水
今日は早朝から温泉巡りを始めたのでまだまだ9時過ぎ。天気は悪いけどちょいと散歩でもしましょうかね。そこで見つけたのが「不動清水」という小さな湧き水。甌穴のすぐ近くにあった。飲んでみると、まぁまぁ美味しいいわゆる山の水。それほど冷たくないから飲みやすいよね。それにしても小さな湧き水なのに名前が付けられていたり石碑があったりと、ずいぶんと大切にされているんだねぇ。
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甌穴
清水のすぐ目の前は甌穴群なんだよね。それほど大きな川ではないけど、岩肌を削られた深い渓谷が続いていて、なかなか奇妙な光景。それにしても本当に不思議な景色だぞ。あまり観光化されていないのか、足場は良くないけど、しっかりとした地形で見ごたえは十分。雨が降ってて滑ると怖いのでちょこっと散策して終わりにした。
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元祖磐梯サイダー
そーいや、腹が減ったなぁ。朝ごはんを食べてないのよね。かといって、まだ昼飯にも早い。近くにはコンビニもないし、食堂らしきものもない。やっと食事処を見つけても準備中だったり。仕方が無いので近くの売店で「元祖磐梯サイダー」なるものを発見したので、これで空腹を凌ごう。三色あったけど、ガラナ味と、ハスカップ味を買ってみたぞ。味は・・・なるほど微妙だけどまずくない。いや、美味いよ。きっと。
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人生の格言
続いて滝沢温泉にやってきた。こちらは民宿「松の湯」さん。なんと100円で利用できちゃうとのこと。どうやらこの民宿は石材屋さんが経営しているみたいで、玄関のまわりにはこれでもかというぐらい石像物が並んでいるぞ。まぁ、それはさておきさっそく料金を払って浴場に。脱衣所には「水曜日:金や名誉にとらわれていると人生の目的を見失ってしまう」など、曜日毎に違った格言が書かれていて壁に貼ってある。なるほど、とても勉強になりますぞ。
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滝沢温泉
そして浴場に入ると、民宿の風呂のわりには大きな湯舟。しかも掛け流し。それもそのはず、浴場のすぐ窓の外には源泉があって、そこからジョバジョバと激しく湧き出ているんですねぇ。けっこう熱い湯だったりするけど、とにかく豪快に噴き出す様とその堆積物の山は必見だぞ。浴室もすっかり変色しちゃって、こりゃ掃除をするのも大変そうだなぁ。熱い湯だけど、さっぱりとした熱さなので気持ちよかった。それにしても強烈な温泉が多いなぁ、この辺は。
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桐の里倶楽部
やっとのことで、昼時だぁ。わりと辺鄙な山の中なのであまり食堂とかレストランとかって無いみたいなのよね。そんなわけでちょっとした温泉街へ。そこで見つけた宮下温泉の桐の里倶楽部。なんとここは温泉も食堂もあるのよね。それにしても一見すると土産物屋かそば屋にしか見えない造り。地下に浴場があるんだけど、広くて休憩所もしっかりあって、空いててのんびりできたぞ。ここもええところやなぁ。
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会津地鶏そば
桐の里倶楽部の食堂は、メニューを見る限りそばしかない。まぁ、そばは好きだからいいんだけどね。そこで会津地鶏そばというのを頼んでみた。まぁ、鶏肉入りの温かいそばですよ。なるほど手打ちのソバは美味しいぞ。肉もあっさりしてていい感じ。ちなみに、サービスで枝豆が食べ放題だったけど、つぶの貧弱なものばかりで、ちょっとしょぼかった。いかにも手作りっぽいところは、逆に温かみを感じて良かったけどね。
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玉縄の湯
今日は国道252号線を行ったり来たりしてますなぁ。何しろこの周辺は激渋な温泉が目白押しだからね。迷っちまうのよ。そして今度は国道400号線に入ることにした。そして400号に入る会津川口には不思議なロケーションの温泉を発見。当初は入る予定は無かったのだけど、天気が悪くて観光どころじゃないし、時間もちょうどよかったので寄っていくことにした。川べりにある小さな共同浴場なんだけど、画面の中央の建物なんだよね。ほら、気になるでしょ。
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玉縄の湯
ここは「玉縄の湯」という共同浴場らしい。ナビの地図にもしっかりと載っているし、別の地図にもみんな載っているから、古くからあるみたいだね。さっそく行ってみると先客がひとりだけ。「今日はずっと雨だねぇ」と軽く世間話をしつつ、御一緒させていただいた。ちょっとぬる目の湯だけど、気泡がシュワシュワととても気持ちいい湯に感動。それが掛け流しですからねぇ。いやぁ〜え〜湯だった。
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湯陶里
さて、夕方になってそろそろ移動しましょうかね。というわけで会津若松方面に向かい、本日最後の締めの湯とまいりましょう。ここは本郷にある「湯陶里」という日帰り温泉施設。今日は地味で渋〜い温泉ばかりだったから最後は綺麗な施設でさっぱりと行こうかね。とても人気のある施設らしいけど、なるほど予想よりツルツル感もあっていいお湯だったぞ。それにしても、平日だというのに沢山の客で賑わってたよ。すごいなぁ。
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最悪の夕飯
さて、本日のディナーとなりました。湯陶里の1階は食事処なんだけど、そんなに混雑しているわけでもないのにテンテコマイみたいだぞ。釜飯を頼もうとしたら1時間かかるといわれ、代わりに名物らしいものもなく天丼にしてみた。それでも30分くらい待たされたぞ。まぁ、別に急がないからいいけど、他の客も文句も言わずのんびりと待ってた。むむ、あり得ん。しかも天丼は値段の割りに衣がベタベタでこれまた最悪。コンビニ弁当にすればよかったと後悔しつつ、本日は終了。これから芦ノ牧温泉まで移動してご就寝なりよ。