エブリデイ・エブリタイム
22 Dec. 2002
天気 | 曇り、ときどき小雨かな? |
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気分・体調 | 神様ありがとー |
所在地 | 島根県玉造温泉 |
移動距離 | 飛行機 + 75km |
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年の瀬
年の瀬も迫った今日この頃、ふいにぶらりと出かけたくなりました。年末といえどもクリスマス前後はけっこうどこもすいている時期なんですよね。そんなわけで羽田空港からひとっとびして出雲空港にやってきました。出雲といえば日本海側ではありませんか。雪なんか降ってたらこわいなぁ・・・なんて思いながら辿り着いてみるとどこにも雪の姿は見えませんでした。あーよかった。
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出雲ソバ
腹が減っては戦はできぬ!というわけで出雲大社に向かう途中でランチタイムです。出雲といえば出雲ソバですね。あらかじめネットで調べてみたのだけど、ソバ屋だらけでどこが美味しいのかよくわかりません。てきとーにフィーリングだけで入ってみたのは八雲本店。3段の割子そばを頼みましたがこれがまたウマイ。それでいて量もけっこうあるぞ。5段にしなくてよかった・・・。いきなりご機嫌モードに突入です。
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出雲大社
食欲も満たしたところで出雲大社に参拝です。じつは出雲大社は初めてなんですよ。興奮してやってきました。でも想像していたよりも寂しいところ・・・。でも縁結びの神、福の神として有名なんですね。そんなことも知りませんでしたよ。さて神様がここに集合する10月は神無月といいますが、ここでは神在月って言うんだってさ。なるへそ。と思いつつ見上げた屋根はけっこうボロっちぃ。60年に一度の葺き替えなんだってさ。趣があってなかなかええじゃないですか。
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神様のホテル
こちらは神様のホテルだそーです。10月の神或月のときには全国から集まった神様が泊まるところだそーです。東側と西側にあってそれぞれ出雲を境に東側の神様は東側に、西側の神様は西側においでになるとのこと。それにしてもちょっと狭いっスねえ。ワンルームですかねえ。バス・トイレは共同かもしれません。ビジネスホテルというよりカプセルホテルみたいですね。神様の世界も厳しいのねん。
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巨大なしめ縄
とてもとても巨大なしめ縄です。よくよく見るとしめ縄にはお金がいっぱい突き刺さってます。みんな下からお金を投げつけて突き刺していますねぇ。でもけっこういっぱい詰まっているんで、カキーンといい音がして跳ね返ってきちゃいます。それどころかすでに刺さっていたお金が逆に落ちてきて増える一方。面白いっスねぇ。っておい。スロットマシンじゃないんだっつーの!
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日御碕
一儲けしたところで(うそ。ホントにうそ)、出雲大社からすぐのところにある日御碕(ひのみさき)にやってきました。まずは灯台に向かいます。灯台の下にはちっちゃな資料館みたいのがあります。昔使われていた灯台のランプとか電球やらレンズやらごちゃごちゃとありますよ。灯台の電球って二個あって、切れたら自動的に予備のに切り替わるようになっているみたいだね。すごーい。
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地球は丸い
今度は灯台に登ります。150円払うと中に入れるんですねぇ。40メートル以上もある灯台なのにエレベータなんぞはありませんぞ。中はぐるぐると螺旋階段が続いておりました。これがまたホントに目が廻るようにぐるぐるぐるぐると・・・。やっとたどりつくと壮大な海。地球は丸いんですねぇなどと感心しながら雄大な景色に堪能するのでありました。
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日御碕灯台
さてこの日御碕灯台ですが、明治36年に初点されたというけっこう古い灯台。それでいて高さが43メートル。海からだと63メートルもあるという代物で石積みの灯台としては東洋一なんだとさ。しかも内側はレンガ、外側は切石の二重構造になって、一階の一部分がくり貫いて断面がわかるようになっていました。あたくしの住んでおります埼玉県には灯台がひとつもないところなので(海がないんだから当たり前ぇ!)こういうの見ると憧れというかうっとりしてしまうのよねん。
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日御碕街道
出雲大社から日御碕の間は入り組んだ海岸線を走る日御碕街道となっているんです。昼間でさえ綺麗な景色なのに夕方になるとさらに絶景に変化してくる。いやはやこりゃすごい。ちょこっと小雨がパラパラとちらついているんやけど、海の向こうにかすかに夕陽らしきものが見え隠れしてるんですね。曇り空もこうやってみるとなかなか感動できるもんです。
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築地松
長閑な田舎道を走っていると目に付くのが住宅の周りに囲むように植えられた樹木。どこの家も背の高い木が壁のように存在しているではありませんか。調べてみると築地松(ついじまつ)といって出雲地方独特の風景なんだそーで、柔らかい土地を安定させ海からの季節風を防ぐ役割をもつ重要なものなんだそーです。それから面白いのはそれぞれの家の敷地内に墓があるんですよ。共同の墓地とかって風習はこの辺ではないのかな?
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玉造温泉保性館
早いもんですっかり日も暮れてしまい、本日のお宿に辿り着きました。ここは玉造温泉の保性館です。実は玉造温泉も初めてなんですね。大きな温泉地だからいつでも来れるやなんて思いからなかなか来れずにいましたが、やっと念願かなってやってまいりました。まずは宿につくなり凍えた体をあっためる為に温泉に一直線。うひゃー巨石の並んだ岩風呂でお湯もなめらかぁ。たまりませんなぁ・・・。もう極楽気分です。
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夕食タイム
火照った体も冷めないうちに夕食タイムになりました。なかなか料理も豪勢じゃないですか。出雲ソバもあるし松葉ガニもある。ごま豆腐だと思ったのはカニ味噌の豆腐かな?西京焼きもとってもおいちーです。どれもこれも残さずたいらげてしまいご飯もおかわりしてビールも飲んで、至福のときは優雅にすぎてゆくのでありました。
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足湯
夕食後の散歩というわけで目の前を流れる川にやってきました。するとすぐ目の前に足湯があります。夜の足湯は若い女性にも大人気。「ここは熱いぞ、こっちがぬるいぞ」などと会話をはずませながら(ナンパじゃないよ。ホントにそんなつもりでは・・・)、のんびりと足湯でリラックス。足の先しか入ってないのに全身ぽかぽかになってくるのはなんとも不思議ですねえ。そんなわけで今宵はぐっすりと眠れるのでありました。