鹿児島の温泉と城
3 Jan. 2021
天気 | 晴れ |
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気分・体調 | 暑い、汗だくだ |
所在地 | 鹿児島空港より帰路 |
移動距離 | 601miles + 71km |
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キリスト教伝来の地
ついに正月も3日目。旅行の工程も最終日。というわけで最後の鹿児島をエンジョイしようと外出することにした。近くにザビエル公園というのがあるみたいなので行ってみると、すごく厳かな雰囲気の門。そしてザビエル像。キリスト教伝来の地とのこと。この一角だけ雰囲気が違うぞ。アーメン。
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鹿児島の霧島温泉
そして今日も寒い。ということで外に出たのはいいものの寒いので温泉に入ることにした。ここは「霧島温泉」という温泉銭湯。繁華街からも近いので、観光客の利用も多そうだなぁと思ったけど、なんとなんと、古風というか昔ながらの銭湯だ。中に入ると番台があって、すごくノスタルジックだぞ。
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街中とは思えない素朴な銭湯
ここはまるで時代に取り残されたかのような、文化財級の雰囲気。歴史を感じさせるぞ。小さな浴場だけどとにかく雰囲気がいい。そしてよくあたたまる。銭湯ってやっぱりちょっと熱めがいいんだよね。やはり観光客ムードではなく地元民の風呂って雰囲気。でもこれは温泉好きにはたまらんぞ。
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水害の爪痕
のんびりと過ごしたところでさらに散歩が続く。甲突川に差し掛かると立派な橋があった。この辺りの橋は立派だし、あまり古びていない。それは全部架けなおしたかららしい。それは平成5年の集中豪雨による被害で流されただとか。その記念碑も建っていたぞ。
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モダンながらも落ち着いた銭湯
続いて向かったのは薬師温泉という、これまた温泉銭湯。今回の旅では温泉銭湯を中心にまわったけど、ここが今回の最後の温泉。建物は鉄筋で通り側は電光看板があったり、天然温泉と書かれていてとても派手でモダンな印象だったけど、裏の入り口はとても地味で普通の銭湯だ。
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最後はしっかりと温まる
ここも番台形式の昔ながらの温泉銭湯。古びているのに汚らしさが感じられず、とても快適。湯舟の湯はほんのすこし黄色く、そして微妙に濁っている。ちょっと汚れているような色だけど、源泉の色なのかな。薬師温泉というぐらいなのだから、温泉の効果も高いのだろう。すっかりあたたまったぞ。
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坂道がキツイ、暑い
浴後はゆっくりと散歩をしよう。近くに城山という小高い山があり、そこに展望台があるらしい。下からみるからに景色のよさそうな場所だ。さっそく歩いて登ってみる。すると、これがとても急。すごく汗だく。温泉で体もあたたまっているからね。余計に熱い。
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鹿児島市内と桜島を一望
そして山を登りきって展望台に到着。おおーっ、苦労して登ってきただけの甲斐はあるぞ。眼下には鹿児島の街並みがあって、錦江湾、そして桜島。さらに遠くの大隅半島まで見えるぞ。すごいねぇ。天気もいいのですっきり。陽気も穏やかで暑い。上着を脱いでしばし景色に見とれる。
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緊急避難場所
さて、山を下りていくことにした。自然遊歩道みたいのがあったのでそこを下りていくと大きな木があった。別に何のゆかりもあるわけじゃなさそうだけど、注目すべきはその根元。大きな穴が開いている。ここで遭難したらここに緊急避難だな。って遭難なんかしねぇ。
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神になった薩摩義士
坂を下った先にはたくさんの石碑が山のようになっているところがあった。薩摩義士碑というらしい。江戸時代の1753年に岐阜県の木曽川治水工事で派遣され、難航した工事の犠牲になった人たちが義士として祀られているらしい。幕府役人の横行や疫病に苦しめられたとのこと。
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立派な石垣
その先には鹿児島(鶴丸)城があるぞ。あるぞといっても城跡で、城壁ぐらいしか残ってないけどね。門は復元されたのか、とても立派なものがあった。この城は元々とても大きい城なので、とにかく城壁も立派。この石垣を見ているだけで圧巻。
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生々しい銃弾の跡
その門をくぐっていくと正面の石垣には無数の穴があいている。これはなんと銃弾の跡なんだとか。西南戦争の痕跡だそう。西郷軍を5万の政府軍が包囲したということで、この無数の跡からみるかぎり、そうとう激しい攻撃だったのだろうね。
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凛々しい姿の西郷どん
この先の通り沿いにある西郷隆盛像は人気の観光スポット。神社もあって正月ムードもあるのでとにかく賑わっている感じがあった。ここの西郷どんは軍服を着ていて威風堂々とした風格のある像だ。上野の犬の散歩像とはずいぶんと印象が違うなぁ。
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鹿児島をまるごと喰いつくす
今日もいっぱい歩き回ったところで遅めの昼食。鹿児島中央駅までやってきて、アミュプラザ鹿児島のレストラン街にある「魚菜や 朝次郎」で「かごしま海鮮丼」を注文。うむ、見た目も豪華でしかも美味しい。ネタも10種類くらいあった。なんかやっと満足できる立派な食事をしたような感じ。
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快適なラウンジ
鹿児島中央駅前のバスターミナルからリムジンバスに乗って鹿児島空港へ。ちょっと早くついたのでラウンジで休憩。ここはおつまみ2種類もらえて、フリードリンク、そして焼酎まであった。時間があったのでのんびりと利用できたのでよかった。なんか贅沢な気分。
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さようなら鹿児島
そしていよいよフライト。羽田空港に向けて出発。飛び立つと桜島が噴煙をあげて、手を振ってくれているようだった。そんなこんなで年始の旅も無事終了。今年は苦難の予想される年だけど、おみくじは大吉だったし。負けないように頑張って過ごそうと思う。