温泉パラダイス -湯けむり紀行-

黒川温泉ええとこよ

6 Sep. 2002

天気	晴れぇ
気分・体調	ばりばりぶっぶぅ
所在地	熊本県下鶴温泉
移動距離	レンタカー＆徒歩

いこい旅館

湯坪温泉で感動した翌日は黒川温泉を贅沢に巡りたいと思います。黒川温泉といったら今、日本で一番人気の温泉街です。かなりミーハーなようですが、それがちっともミーハーな温泉ではないんですよ。どれもこれも硬派の旅館。まずは温泉手形を入手して温泉めぐりスタート。最初のターゲットはいこい旅館です。
打たせ湯

古い民家を移築してつくた脱衣場をぬけると大きな露天風呂が広がります。ここは混浴になっていますが女性でも気軽に入れる落ち着いた雰囲気があります。混雑していたら大変でしょうけれども本日はとっても静かです。奥には打たせ湯もありそこからは目の前に大きな堰があるので眺めもいいです。マイナスイオンでリフレッシュ効果は抜群なのではないでしょうかね。
やまびこ旅館露天風呂

続いては仙人風呂が有名なやまびこ旅館です。露天風呂は大きな仙人の湯と小さめの仙女の湯がありますが、一方は混浴でもう一方は女性専用になっています。日替わりで交替するシステムになっていました。黒川温泉の中でも１、２を争う広さの露天風呂ということでなかなか開放的な気分になれるところですぞ。
脱衣所

周りは屋根や木々、壁があるので景色を堪能するというほどではありませんが、やっぱり広いというのは気持ちがいいものですね。こんな風呂が自宅にあったらなぁ・・・・などとついつい考えてしまいがちですが、こんだけ広かったら掃除が大変だろうなぁと現実に引き戻されてしまうのでした。
肥後牛の五目定食

腹が減っては戦はできぬというわけで、いつの間にやらランチタイムです。めぼしいところを探していると「味処なか」というのを発見。さっそく中に入ると雰囲気はいいのにけっこう安い感じ。肥後牛の五目定食はいやはや何度でも食べたくなるようなうまーいものでした。サラダには牛しゃぶまでついています。うーん、なかなかいいぞ黒川。
松乃井の露天風呂

続いては温泉街の中心地から少し離れた松乃井です。はじめ地図ですぐ近くかなと思って歩いて向かったのですが、徒歩１２分の看板とその先の上り坂が見えたのでクルマで行くことにしました。(軟弱者です)　浴室は男女別になっていて内湯、そして露天風呂があります。しかしさらに奥には男湯からも女湯からも行ける大きな混浴の露天風呂があります。すごく開放的な感じの湯舟で打たせ湯もついていましたよ。
熱湯の池

源泉は９０度を越えているようで熱湯が注がれていましたが、広いというのもあり少し熱い程度ですね。木々に覆われていますが、すぐ脇は崖になっているので妙な開放感がありますよ。手前の男湯の露天風呂は「やけどするので入らないで下さい」と書いてありましたが加水されていたので入れというほどではなかったぞ。
南城苑

温泉のはしごですっかり茹だってしまったので旅館組合のところまで戻ってきました。休憩がてら目の前にある南城苑に立ち寄りました。ここも民芸調の純和風で玄関の前に囲炉裏があります。斜面に建つ旅館のようで階段でおりていくと浴室があります。ぷくぷく湯という変わった名前の浴室があったのですが、その名のとおり気泡が湯舟の底から出ているぬるめの内湯でした。
隠れ野湯的ムード

内湯からさらに階段を下りていくと星の湯という露天風呂があります。けっこう狭い感じの露天ですが、取り囲む岩の感じといい、垂れ下がるつる草の感じといい、ちょっとした隠れ野湯的ムードがありいい感じです。けっきょくまた温泉で茹だってしまったので、浴後にカキ氷を食べて体を冷やしました。一日って早いものですね、そうこうしているうちに早くも日が傾きかけてきました。うー、早すぎるぅ。
下鶴温泉

今日は丸一日、黒川温泉をまわっていたのですがぜんぜん飽きのこないすごい温泉街ですね。再訪を誓いつつも本日の宿泊地へと向かいました。ここは黒川温泉からわりと近いところにある下鶴温泉です。入浴施設と食事処がありますが、いちおう宿泊もやってるとのことで選んでみました。初めてくる場所だと思ったら到着してびっくり。以前来た事がありました。とは言っても閉店時間で入れなかったのですが・・・
眺望抜群

それにしてもここの露天風呂はすごい。眺めのいい露天風呂はけっこうあるけど、こんなにすごいのはそうそうは無いんじゃない。かなり遠くの方まで見渡せるんですよ。目の前はホントに山だけ。すごーい、すごーい。夜間も入り放題。ちょいとぬる目なので夜は満点の星空の下でゆっくりとプカプカ浮きながら半分寝てました。
パノラマ

ちょいとわかりづらいけど、パノラマくんです。ホント何もないんですねぇ。いやはや感動の嵐です。夜は地鶏の夕食でお腹いっぱいになって満足したのでありました。