静かなる岩手
13 Aug. 2023
天気 | 曇り |
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気分・体調 | 涼しいけどね |
所在地 | 岩手県花巻市東和町安俵 |
移動距離 | 125km |
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フロンティアの湯
今朝は安比高原の入口にある「フロンティアの湯」という日帰り温泉施設からのスタート。ちょっと天気が悪い感じではあるけど、温泉巡りには関係ない。ということで温泉にやってきたけど、人の気配がない。入口には「営業中」と書かれているけど、果たして本当に営業しているのだろうか? スキーシーズンだけってことはないよね?
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質屋?
恐る恐る中に入ると、「どうぞ」との声。受付におじさんがいて、しっかりと営業していた。あぁ、よかった。そして料金を払ってさっそく奥にある浴室に向かうが、廊下には絵画や皿や人形、文房具などの小物がいっぱい並べてある。廃屋か?という妙な雰囲気。よく見ると「100円」とか書かれているので、売り物のようだ。リサイクルセンターや質屋のような雑多感が面白い。
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温泉は個性的でいい
浴室に入ると、これがまたとても広々としていて、それでいて湯舟は3つもあり、サウナもあるなど、なかなか充実している。しかも黄土色をした湯がまたとても個性的。温度もややぬるめで気持ちいいし、すごくいい温泉施設だ。利用客が少ないのは、スキーシーズンじゃないからか? もったいないと感じるほど、いい湯だぞ。
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開放的な露天風呂
露天風呂もあり、小さな温泉の湯舟と、水風呂があった。水風呂はかなり冷たい水で、凍えるほどだ。そして、何よりもすごく開放的。今日も天気が悪いので、曇っているというか、周囲はガスっているので正面は真っ白。でも、周囲は畑や民家のようなものまであり、開放的というか大らかでしょう。でも、田舎景色だから問題ないかな。
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ガスっている
安比周辺はけっこうガスっていて、ところどころ濃霧状態。運転には気を付けないといけないな。こんなときに横から鹿とか現れたら大変だもんね。雨は降っていないようなので、とにかく肌寒いくらいの温度がとても気持ちいい。
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なかやま荘
続いて向かったのは東八幡平温泉なかやま荘。ここは元々宿泊施設のようだが、今では宿泊はなくなり日帰り温泉としてだけ利用されているようだ。最初、人の気配が無いと思ったら、入口に貼り紙があり裏へまわれと書かれていた。裏手に行くと小ぢんまりとした温泉館の入口があった。
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硫化水素がぷんぷん
どうやら利用者は地元の方々ばかりのようだ。駐車場も軽トラばかりだったし、脱衣場も浴場も、おじぃたちが談笑している。ローカルな雰囲気がとてもいいね。そして湯もまた個性的。白濁した湯で硫化水素の香りがプンプンと漂う。けっこう濃厚な匂いでクラクラするぐらい。松川渓谷からの引き湯なんだそうな。
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焼肉ランチ
さて、ランチにしようと店を探すと、1軒目は定休日、2軒目は大混雑、ということで、さすがはお盆のシーズンは予定通りはいかないよね。仕方がないので、スーパーで肉を買って焼肉ランチにすることにした。コープで、アイコープ豚のロース(岩手県産)と、牛肉を買って焼いて食べた。いやはやかなりの量で、食べすぎで満腹。でも、旨かった。
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晴れてきた
そーいや、先ほどからめちゃくちゃ晴れてきた。あれ?そんな予報だったっけ?まぁ、せっかく晴れたのだから、景色を楽しみに行こう。ということで、「焼走り熔岩流」までやってきた。駐車場から一歩入ると、そこは一面の溶岩流。荒々しく荒涼とした世界が広がっている。足元は整備されているものの、それでもゴロゴロとした溶岩の上を歩くので、けっこう歩きづらい。
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黒い世界
それにしても噴火してから300年近く経っているのに、黒々とした溶岩流がそのままの状態で残っているのが不思議。やはりこれだけ年月が経っているのに植生が回復しないのは珍しいようで、特別天然記念物になっているとのこと。確かにこれだけを観たら、噴火してから間もないのかなって感じにも見える。冬は雪に閉ざされてしまうことも影響しているのかもね。
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レインボー
しばらく焼走りでまったりと過ごしたところで、また少し移動。するとところどころ雨が降ったり止んだり。しかも激しく降ったりの繰り返し。ふと、脇を見ると虹が出ていた。まぁ、こんだけ晴れたり雨が降ったりしていりゃ、虹もでるよなぁと思ったけど、けっこう大きくて立派なので写真を撮ってみた。
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台温泉
そして本日最後に訪れたのは花巻市から少し山に入った台温泉。ここの精華の湯という温泉施設に行った。小さく素朴な日帰り温泉施設なんだけど、タイミングが良かったのかとても空いていた。小ぢんまりとしているので、混雑したら芋洗い状態だもんね。ということで、最後にじっくりと温泉で汗を流して、本日もいよいよ終了。お盆も佳境に入ってきたなぁという印象。ではまた明日。