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南アルプスの秘湯

19 Aug. 2023
天気 晴れ
気分・体調 静かだなぁ
所在地 山梨県北杜市白州町白須
移動距離 126km
行動範囲地図 行程表
  • 奈良田の里

    奈良田の里

    今日は山梨県南西部にある早川町を散策するぞ。まずは南アルプス街道をガンガンに登っていく。すると奈良田の集落まで行ける。道路は続いているようなんだけど、マイカー規制によりこれより先には行けないみたい。クルマもいっぱいで、登山客がいっぱいいるようだ。ここでやってきたのは、奈良田の里温泉「女帝の湯」。高台にある素朴な雰囲気の温泉施設。

  • ぬる〜い湯

    ぬる〜い湯

    女帝の湯というのは、奈良時代の孝謙天皇がこの温泉で病を治したという伝説があるからのようだ。孝謙天皇は女性の天皇だから女帝ね。さて、この温泉施設、地味なんだけど入浴客も多い。登山客がいっぱいで最初はごちゃごちゃしていたけど、すぐに出て行ってしまい独占状態。すごくぬる〜い湯で、ツルツルとした感触のいい湯だ。気持ちいい。

  • 高台からの景色

    高台からの景色

    温泉施設はちょっと坂道を登った高台にあるので、そこから周囲の景色が見渡せる。目の前には早川がダムによって堰き止められた奈良田湖が見える。青白くて綺麗な感じ。周囲の山々が迫り、すごく静かな雰囲気があったぞ。

  • 吊り橋

    吊り橋

    浴後にダム湖を眺めに行ってみると、そこを跨るように細い吊り橋があった。塩見橋というそうだ。登山客はみんなこの橋を渡っているので、この先に登山口があるのかな? さっそく渡ってみようと思う。するとけっこう細い。片道通行?って感じだけど、すれ違う時はどうするんだろう?まぁ、普通に避ければいいのかな? ちょっとだけ渡って、戻って来た。風が気持ちよかった。

  • 西山温泉

    西山温泉

    続いて向かったのは、山を少し下りたというか戻ったところにある西山温泉。道路脇に看板があったので釣られて入ってみた。ここは湯島の湯という温泉施設で、コテージなどもあって宿泊できるようだ。ここだけ広いスペースがあり、目の前にはヘリポートもあったぞ。入浴客が少なそうなので入ってみる。

  • 内湯は無し

    内湯は無し

    料金を払ってさっそく浴場へ。脱衣所から浴場に入ってみると、素朴な洗い場がある。が、湯舟が無い。なんとここは露天風呂だけで内湯のない温泉施設だった。また、この洗い場も素朴さが凄い。お湯の流れる細長い樋があって、そこから直接湯を汲んで体を流すというシステム。ただ、水は目の前に蛇口がそれぞれある。いいね、こういう合理的で素朴な感じ。

  • 露天はアブナイ

    露天はアブナイ

    そして露天風呂がまた開放的。木造の湯舟と巨石をくりぬいた岩風呂があって、とにかく開放的だ。無色透明の湯なんだけど、硫化水素の香りがプンプン漂っていて、ツルツル滑らかな湯。かなり個性的だ。非常に気持ちのいい露天風呂なんだけど、大きなウシアブがうようよしていて、ちょいと落ち着かないのが難点。まぁ、この季節は仕方がないけどね。

  • フォッサマグナ

    フォッサマグナ

    さらにドライブを続けていると、天然記念物になっているというフォッサマグナの露頭があるとのこと。新倉露頭というらしい。さっそく見に行くと、川沿いにそれはあった。実際に見るとわかるけど、写真だとかなりわかりづらいな。中央の右上から斜めに左側にむけて亀裂があって、右側がフォッサマグナの火山岩類で、左側が四万十帯の粘板岩だそうな。ここが日本の裂け目なんだね。

  • 新倉湧水

    新倉湧水

    そしてそのすぐ近くに「新倉湧水」という湧水があった。湧水を見るとすぐに飲みたくなってしまう。さっそく手ですくってみると、冷たくて美味い。けっこうミネラルが豊富なのかな?甘いというか硬いというか、そんな味がある。さっそくペットボトルに汲んで、今日の飲み物が確保できたぞ。

  • 草塩温泉

    草塩温泉

    まただいぶ下りてきたところで、県道沿いに沢山の温泉の幟旗。日帰り温泉施設があるようなので、ちょっと覗いていこうと路地に入ると、ものすごく狭い。あれれ?と思っていると目の前に小ぢんまりとした温泉施設を発見。誰もいないようだが、営業はしているようだ。中に入ってみると、演歌がガンガンに流れているけど、人の気配がないぞ。

  • 明るい浴室

    明るい浴室

    受付の呼び鈴を鳴らすとご主人が出てきた。入浴料を払ってさっそく入浴。すると、小ぢんまりとしつつも明るくて開放的な内湯。床が濡れていないので、しばらく誰も利用していないみたい。湯はトロトロと滑らかでツルツルした浴感。それでいてぬるめで、やや塩分があるのかなって感じ。すごく気持ちよくて、長居してしまったけど、結局誰も来ないのでずっと貸切状態。土曜日の昼でこれは穴場すぎでしょ。

  • 巨大な硯

    巨大な硯

    早川沿いに下っていくと、川の流れが眺められる駐車スペースを発見。坂野公園と書かれている。ここでちょっと休憩でもしよう。と、その先に巨大な岩がある。何でもない岩かと思ったら何か書かれているぞ。なんと、これは上部がくりぬかれて、巨大な硯になっていた。この周囲で算出される雨畑真石という石は硯に適していて、硯の産地として有名らしい。巨人用の硯だな。

  • ランチを逃した

    ランチを逃した

    今日も適当にランチにしようと思ったら、思いのほか自然が豊か過ぎて食事処が見つからない。近くにジビエ料理が食べられるところがあるようだが、行ってみると臨時休業。またランチを逃してしまった。まぁ、ごはんでも炊いて適当にスーパーでおかずを買おう。ということでハンバーグを見つけたので、それで遅めのランチ。ちょいと食べ過ぎた。

  • 武田乃郷

    武田乃郷

    さて、気が付くと夕暮れ、そしてまもなく日没となった。韮崎の高台に夜景の見える温泉があるとのことで、行ってみることにした。それが「武田乃郷白山温泉」。どうやら甲斐武田氏発祥の地だとのこと。山というか高台の中腹にある小ぢんまりとした温泉施設だ。

  • 雨の露天風呂

    雨の露天風呂

    夜景を楽しみに来てはみたものの、雨が夕方から降り始めてしまったので、どうも見晴らしが良くない。晴れた日がどうなのか知らないので比較のしようがないが、ポツポツと明かりが見える程度だった。でも、温泉はツルッとした滑らかな湯で、温度も低めでとても居心地のいい温泉。すっかり温泉を堪能してきました。

  • 夜食

    夜食

    さて、夜になって夕飯はどうしようかな。夕方に遅めのランチにしたので、そんなに腹は減ってない。まぁ、無くてもいいかなと思っていたのに、スーパーに買い物に行ったらついつい衝動的にマグロの寿司を買ってしまった。意志が弱いね。ということで、これを遅めの晩御飯にしつつ、本日のご就寝なり。