祖谷から高知市街へ
29 Dec. 2009
天気 | 晴れ |
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気分・体調 | 南国とはいえ、寒いなぁ |
所在地 | 高知県須崎市下分甲 |
移動距離 | 173km |
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松尾川温泉
さぁて、今日は祖谷の秘境へと向かいますぞ。その前に松尾川温泉というこれまた秘境に湧く温泉へと行ってみた。それにしても本当に細い道で怖いくらい。そこに立派な温泉施設があるからびっくり。しかも湯がいいのよ。常連も多いみたい。滑らかでツルツルなのだ。超辺鄙な場所なのに人気があるのだから、湯がいいに決まってるよね。もちろん雰囲気も良かったぞ。
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松尾川の渓谷
松尾川という小さな渓谷沿いに温泉施設はあるけど、ずいぶんと山の中だ。夏なら川遊びが面白そうな渓谷もあるけど、冬は猿がいるだけとのこと。実際に猿が道端で喧嘩してわめいていたぞ。また、ところどころ落石が道に落ちているのも不安になるよね。でも、そういった秘境ムードが味わえるのはワクワクするなぁ。
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喉が渇いたので湧き水で潤してみる
途中の道端で湧き水を発見。特に案内があるわけでもなく、ただ水が流れてバケツが置かれていただけ。飲めるのかどうかもわからんが、廃水でもなさそうだしと飲んでみた。でも何だか癖のある風味があったぞ。お腹は壊さなかったので飲んでも平気みたい。先ほど温泉で汗をかいたので、水分補給だ。
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琵琶の滝
続いて祖谷方面に行くぞ。目指すは「かずら橋」。でもそのすぐ近くに琵琶の滝というのを発見。土産物屋に隠れるようにしてあるけど、これがまた意外にも大きくて迫力のある滝だった。滝つぼは丸くてそれなりの深さもあるだろうし、青白く流れ落ちる滝が何とも立派で幻想的な雰囲気があった。特に大きいわけでもないけど、すごく魅力的な滝だったぞ。
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祖谷の蔓橋
祖谷といえば、どの観光ガイドにも載っているのが「かずら橋」。一番の観光スポットですねぇ。この橋はいわゆる吊橋なんだけど、近代的なものではなく、今でも葛類を使って架けられた原始的な吊り橋が用いられているんですねぇ。見た目も凄いけど、これは渡ってみないとその凄さはわからないよね。そんなわけでさっそく渡ってみることにしたぞ。
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蔓橋全景
ちなみに、シーズンオフとはいえ、沢山の観光客がいるぞ。しかも前の客は絶叫中。絶叫というより悲鳴?いや泣き声かな?そこまでして渡らなくてもって感じ。さて、実際に渡ってみると、なんと橋床のさな木の間がめちゃくちゃ空いている。幼児の頭くらいはあるから、幼児は危険。そのまま落ちちゃうぞ。大人も踏み外すと股間を打つので注意。こりゃ絶叫するはずだ。なんとも楽しい橋なのでした。
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まんなかの内湯
祖谷周辺は秘境でありながらも温泉も点在している。どこの温泉にしようか悩んだ中で見つけたのは「大歩危峡まんなか」という宿。谷間に這い蹲るように建っているけど、けっこう立派な宿。幸い、誰も入浴客がいなかったので貸しきり状態だ。そしてまた内湯もすごく洒落ててモダンながらも風流な感じ。閉鎖的なんだけど、空間の使い方がうまいっていうのかな?
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まんなかの露天風呂
そしてこちらは露天風呂。内湯の奥から長い廊下の先にあるぞ。これがまた谷間にあるので渓谷を覗き込むように見えるぞ。それから目の前には谷間をまたがるように架かる橋。交通量が多いのでなんだか落ち着かないけど、とてもインパクトのあるロケーションだね。ちなみに内湯が温泉で、露天風呂は沸かし湯らしい。内湯はツルツルとした浴感があって非常に気持ちよかった。露天はさすがにこの時期、寒かったなぁ。
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ニューわかみや温泉
祖谷、大歩危峡で、ずいぶんとのんびりとしていたら、早いもので陽も傾いてきた。そんなわけで次の温泉へと向かいますかね。高知方面へと向かって、地図上で発見した若宮温泉へと向かっていくと。これがまたとんでもない山道。不安になりつつも辿り着くと、あれれ、門が閉まっている。廃業したわけじゃなさそうだけど、さすがに年末なので休業なのかな?残念・・・。
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高知城
そのまま高知市街までやってきたぞ。こっちはずいぶんと大都会だね。フラフラとしているとライトアップされた高知城を発見。どうせなら近くで見てみようと、近くの駐車場にクルマを停めて、いざ散策。夕暮れの城内というのも、なんだか風情があっていいよね。石垣がライトで照らされて、重厚感を増幅させているような感じ。上の展望台まで石段を踏みしめながら登ってみることにした。
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暮れなずむ高知市街
二の丸まで上がってみると、そこから高知の市街地がよく見渡せるぞ。天守閣へは残念ながら拝観時間が過ぎているので入ることはできませんでしたが、ここからの景色を見るだけでも、十分にいいムードだ。夕暮れということもあり、真っ黒な山並みと、グラデーションのかかった空がなんともいえませんな。真冬なんで、ちょっとは寒いけど、ついつい眺めていたくなる景色でした。
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はりまや橋
高知の市街地というと「はりまや橋」という地名が有名ですが、実際にどうなっているんだろう。ということでそのまま散策。路面電車に乗っていってみることにした。そして行ってみると、なんとも小さな橋がポツンとあるぞ。隣の車道が本来の橋らしいけど、橋といっても元々あった堀川は埋め立てられてしまって、名前だけが残ったとのこと。そして後から作ったこの小さな橋は人工の川が下にあって、なんだか観光用って感じ。いや、観光用そのものか。
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路面電車
高知市内は路面電車が激しく行き交う、交通の町。電車やバスも発達しているのに、路面電車も数分おきに来るぞ。そんなわけで、ちょいと遊びまわるにもこの路面電車は面白い。乗り物が好きな人なら、ついつい乗りたくなっちゃうよね。そんなわけで高知駅まで遊びに行って、またそのまま帰ってくるのであった。
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天然温泉はるのの湯
すっかり日も暮れたところで温泉に向かいましょう。今日は夕食をコンビニで済ませてしまったので、後はのんびりと湯舟に浮かぶだけです。そんなわけでやってきたのは高知市街から少し離れたところにある「天然温泉はるのの湯」という日帰り温泉施設。けっこう高めの料金設定なのですが、その分だけ充実感が味わえるのが売りみたい。そんなこともあってか、駐車場がいっぱいで凄い人気だぞ。
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うっとり系の露天風呂
内湯も広くて優雅、しかもツルッとした湯が何とも気持ちいい。うっとり系の湯だぞ。そして露天風呂も広々。さすがに寒いんだけど、頭寒足熱ってやつかな、非常に気持ちいい。設備は充実しているし、雰囲気もばっちり、お湯もしっかりと個性的で非常に気に入った。料金高めなのが辛いけど、それをカバーするだけの力があって感じかな。そんなわけで、最後にまったりとして1日が過ぎるのであった。