温泉パラダイス -湯けむり紀行-

大雪の大晦日

31 Dec. 2009

天気	雪
気分・体調	さむいね
所在地	愛媛県宇和島市三間町務田
移動距離	196km

屋上の展望露天風呂

朝になるといい天気。まずは屋上の露天風呂でも行きましょうか。昨日は真っ暗だったけど、明るいと随分と雰囲気が違うぞ。目の前は海だし、非常に開放的で優雅にパノラマ風景を見渡せるぞ。でもちょっと風が強いなぁ。強いだけでなく、また冷たいのよね。そんなわけであまりのんびりと湯舟に浸かる感じじゃない。というわけで雰囲気だけを味わってきたぞ。
足摺岬

朝食を食べていると、仲居さんが「今朝は雪が降っていたよ」といっててびっくり。天気予報では確かに雪だけど、外はいい天気。この地方では雪なんて非常に珍しいのだそうな。風が冷たいので、確かに雪が降ってもおかしくない。チェックアウト後も付近を散策しようと岬付近まで行ったけど、とにかく寒いのと、風が強いので散歩は諦めることにした。
万次郎足湯

さて、これから何をしようとブラブラすると、なにやら気になるものがあるぞ。「万次郎足湯」と書いてある。とても新しそうだな。しかもしっかりとした建物になっている。恐る恐る近づくと、無料で利用できると書いてある。どんなものだか中に入ると、観光案内所みたいなものがあって、その奥が足湯。しかも女性用の更衣室や貴重品ロッカーまで用意してある。単なる足湯じゃなさそうだぞ。
パノラマの足湯

そしてそして肝心の足湯はというと、これが今まで見たこともないぐらい、ロケーションのいい足湯。階段状に足湯とベンチがいくつも作られていて、その先は一面大きなガラス窓。まるで劇場のような感じ。そしてその景色がまた凄い。目の前に荒々しい海と白山洞門という大きな岩に浸食で穴のあいたものがある。これもまた迫力のある景色。いやはや、すごいところに足湯を作りましたな。これはおススメですぞ。
海癒の湯

あまり実感はないけど今日は大晦日。風は冷たいけど陽射しがポカポカとあたたかい。そこで日当たりのいい温泉を求めてやってきたのは市街地に向かう途中の海岸沿いにある「海癒の湯」という温泉施設。ちょっと高めの料金設定だけど、湯がいいし、そのコダワリも面白い。雰囲気もばっちりで、幸いにも他に客もいなくて貸切状態だったのもラッキーだったね。
土佐西南大規模公園からの眺め

四万十川の河口付近にある土佐西南大規模公園というところにやってきたぞ。ここは河口なのに高台になっていて非常に景色のいい公園。本当はここにある温泉施設に入ろうと思ったけど、駐車場がいっぱいになるほど混んでいたので諦めて景色を眺めることにしたのだ。でも先ほどから雪がチラつくほど、寒い。四万十に来て、雪に見舞われるなんてラッキーなんだかアンラッキーなんだか・・・
突然の大雪

ぼちぼちと出かけてみようかと思ってクルマを走らせていると、急に雪が強くなってきたぞ。さっきまでは舞っているだけって感じだったけど、こんだけ本降りになってくると積もるかな？って感じ。スタッドレスを履いているので特にびびるようなことはないけど、道路が通行止めになっちゃったり、店が閉まっちゃったりするのが怖いな。
岩間の沈下橋

雪は一面、真っ白になるほど激しく降ったり、パラパラになったりを繰り返している。今のところ特に積もる気配はないぞ。そんなわけで雪の中の沈下橋を発見。まだ積もっていないので、危険はなさそう。さすがに沈下橋で雪が積もったらアウトでしょう。ここは岩間の沈下橋というらしい。ここも細くて怖そうな橋だぞ。
雪見風呂？

そのまま四万十川を遡っていくと、みるみるうちに道路脇に雪が積もっていくぞ。そしてやってきたのは十和温泉という一軒宿の温泉。このあたりになると完全な雪国状態。営業中とあるのでさっそく浴場へ。ところが露天風呂はアウト。雪だからというわけではなく冬季閉鎖みたい。でも景色はなかなかのものだぞ。寒いので長くは外に居られないけどね。
すっかり雪景色

これが露天から見た景色。谷間に流れる四万十川。すっかり雪景色でモノトーンになった景色の中に、ポツンと赤い鉄橋が映えますな。非常に優雅な景色。でも寒い。なのでさっさと内湯で浸かりましょう。ところが内湯はけっこう質素というかシンプルでつまらないな。
まつの温泉

山を越えて愛媛県に入ると、雪が少ないことに気付いたぞ。距離的にはそんなに離れていないんだけどね。山を越えるだけでずいぶんと印象が違うな。そこでやってきたのは松野町にある「まつの温泉」。ところが閉鎖されているみたい。駅前に立派な温泉施設があるので、こちらは閉鎖したのかな？　小ぢんまりとして雰囲気良さそうなのにね。残念。
すっかり雪道

どこに行こうか適当にブラブラしていたら、「高月温泉」の看板発見。そーいや、今まで２回挑戦して、定休日だったり、台風で被害受けていたりと縁のなかったところ。今回は大晦日。営業しているかわからんけど行ってみるか。ということで山をのぼっていくと、これがまたすっかり雪道。でもタイヤの跡があるぞ。ということは営業している？
高月温泉

これがまた、本当に営業していました。そんなに標高が高いわけじゃないけど、山に入るとガラッと景色が変わるよね。大雪の中、しっかりと湯けむりが上がっているのでした。さっそく入浴するも、浴室は湯気で真っ白け。でも、念願の温泉に浸かることができました。気温はかなり低いけどすっかり温まった。
カキフライ

そんなこんなで夕暮れ時。アッという間に暗くなってきたぞ。そんなわけで夕食と温泉を求めて移動。やってきたのは宇和島の少し南にある津島にある「津島やすらぎの里」。ここは大きな施設だけど、超人気。駐車場がいっぱいだ。でも食堂は空いていたぞ。御荘カキのフライが旨そうなので食べたけど、量もしっかりあって旨かった。
津島やすらぎの里

お腹も満たしたところでゆっくりと温泉に浸かりましょう。熱田温泉という温泉施設があるのでゆったりと閉館時間までくつろぐことにしたぞ。湯舟も広くて充実。露天も広いけど、さすがに寒かった。雪はチラチラと降る程度でそんなに積もりそうもないかな。すっかり温まったところで、今日は道の駅でご就寝なり。真夜中に初詣しようと思ったけど、寒いのでやめた。来年も宜しく。