襟裳の何もない春
11 May. 2024
天気 | 晴れ |
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気分・体調 | ちょっと疲れた |
所在地 | 北海道新冠郡新冠町中央町 |
移動距離 | 265km |
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スペーシア
さて、今日はレンタカーを借りて出かけることにした。予約したのはスペーシア。非力は否めないけど、軽のくせに車内が広いので、けっこうお気に入り。今日から旅の相棒として仲良くしようぜ。
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そらのあし湯
まずは十勝川温泉に向かった。道の駅「ガーデンスパ十勝川温泉」には洒落た足湯があるとのことでやってきたのだ。すると優雅な足湯を発見。最初、正面の水盤が足湯なのかと思ったら、手前のテーブルの下に足湯があった。これがまたツルツルスベスベと気持ちがいいし、景色も優雅だし、風も気持ちよくて、めちゃくゃ最高の気分。
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本日の朝食
さて、足湯に浸かりながら本日の朝食にしましょう。今日の朝食は飲むヨーグルト。よつ葉の「北海道のむヨーグルト」だ。あえて北海道ヨーグルトを選んだのに、テイストは「3種の南国フルーツ」だ。妙な感じだけど、まぁいいか。以上、朝食終了。
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守り神
道の駅の奥には巨大な岩があった。日高石なんだそうだが、とにかく大きい。そして上から温泉が流れている。今まで十勝川温泉にはお湯の守り神がいなかったそうで、山形県の湯殿山神社から分霊して「湯まつり祭事」を毎年おこなっているそうな。神聖な雰囲気があるなぁ。
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大きな温泉施設
続いて向かったのは十勝幕別温泉の日帰り温泉「華の湯」。この周辺の相場に比べて、ここはかなり高めの料金。でも人気があるそうなので、行ってみることにした。巨大な温泉施設だなぁと思ったら、隣接してホテルが建っていた。優雅な雰囲気に圧倒されるぞ。
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優雅なくつろぎタイム
脱衣所を抜けて浴室に入ると、意外と小ぢんまり。あれ?と思ったらさらに奥に続き、そこに大きな湯舟がドドドンと3つも並んでいた。こりゃすげえ。さらに露天風呂も優雅で壺湯もかけ流しだし、森林浴気分でまったりと過ごせるしで、すごく雰囲気がいい。お湯もさすがって感じの極上湯。あぁ、そういうことかと納得の料金設定。ここ、おススメだ。
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ごはんが旨い
そろそろ昼食だ。ということでやってきたのは「銀シャリ亭くまだ」という定食屋。けっこう人気があるようで、満席だったけどすぐに入れた。「縞ホッケご膳」を注文すると、炊き立てのごはんが釜ごと出てきた。これがまた炊き立てなのでめちゃくちゃ甘くて旨い。なるほど人気の秘訣はこのご飯だ。もちろんホッケもほくほくで旨かった。
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愛国駅
さて、お腹も満たしたところでやってきたのは国鉄広尾線「愛国駅」。もちろん今は廃線になっているんだけど、廃線が決まった後から人気がでちゃって大ブームになった駅だ。駅舎と線路が残っていて、観光名所になっているようだ。
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機関車
ちなみにホームに出ると目の前には機関車が停まっている。「19671」とプレートに書かれている。大正7年に製造された9600型の蒸気機関車で、「でかぐろ」の愛称があるらしい。昭和50年まで稼働していたらしいから凄いな。それにして今にも発車しそうな感じがたまらんね。
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幸福駅
続いて向かったのは、先ほどの愛国駅と一緒にブームになった「幸福駅」だ。廃線が決まると「幸福駅-愛国駅」の切符が飛ぶように売れたそうな。こちらも駅舎が残っていて、当時の切符を模した記念切符が売られていて、駅舎にがっつり貼りまくられている。
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中は華やか
駅舎の外側だけでなく、内側なんかこんな感じでめちゃくちゃな感じ。発行年月を自由に設定できる記念切符が目の前の売店に売っていて、それに願いを書いたりして貼っているのかな。すっかり観光地化していて、外国人の姿もとても多かった。
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こっちは旅客列車
幸福駅の方にもプラットホームと線路が残してあって、そこには鮮やかなオレンジ色をした列車が停まっていた。もちろん動かないけど乗車することも可能で、昔ながらの懐かしい感じの車内が印象的だった。
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福祉の里温泉
続いて向かったのは更別村にある「福祉の里温泉」。その名の通り、福祉施設の中にある温泉なんだけど、外観はデイケアセンター。中に入ると優雅な温泉施設。福祉施設の温泉って殺風景なところが多いけど、ここは違う。内湯も機能的だし、露天風呂も狭いけど洒落た感じ。泉質も良くてすごく気持ちが良かった。
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ロケット
そのまま南下してやってきたのは道の駅「コスモール大樹」。やたらと宇宙関連のお土産が並んでいるなと思ったら、巨大なロケットの模型まで展示してあった。町をあげて航空宇宙産業を盛り上げているのだそうな。
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道路は続くよどこまでも
さらに南下していくと、段々と寂しい景色になってきた。ひたすら道路が長く伸びている感じが郷愁を誘うよね。北海道らしい景色なんで、北海道を走っているという実感も湧いてくるよ。スピードを出すクルマも多いから、事故に合わないように慎重に運転しなきゃ。
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白い塔
そして遥々やってきたのは襟裳岬。ここは襟裳岬にある灯台。天気がいいのですごく穏やかな雰囲気。以前にも襟裳岬は来たことがあるけど、そのときは天気が悪かったので、リベンジって感じかな。もう日も傾いているけど、ほんと晴れてて気持ちがいい。
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岬の突端
そしてこれが襟裳岬の先っちょ。岬で終わりって感じではなく、岬の先に岩礁帯が続く感じのようだ。ちなみにアザラシがいるのでしばらく探すも見当たらない。粘って目を凝らしていると、数匹が泳いでいた。手前には2匹のアザラシが並んで泳いでいた。スマホのカメラではちょっとうまく撮影できなかった。
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夕陽の沈む襟裳岬
そろそろ日没が近づいてきているので、なんとなく寂しい雰囲気。土産物屋も営業時間終了で店じまい。観光客もポツリポツリと帰ってしまって、ほんと寂しい感じ。でも、その分だけ静かな感じなので、黄昏るにはちょうどいい感じかな。
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キタキツネ
観光客のいなくなった駐車場にキタキツネが一匹。そーいや、最近、キタキツネの遭遇率が減っている気がする。鹿はいたるところにいるんだけどね。キタキツネは今日はこいつで2匹目だ。意外とかっぷくがいいので、エサには困っていないのかな?
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襟裳の銭湯
襟裳岬を後にして向かったのは、すぐ近く、百人浜の近くにある「ちゃっぷ」という入浴施設。こんな辺鄙なところに入浴施設があるなんて、キャンプシーズンでなくても営業しているのかな? と不思議に思ったので立ち寄ってみた。結果、地元の常連客が多いみたいだ。まさに、地元の方の銭湯だ。ちなみに人工のラジウム泉になっていた。
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しめくくり
そして一気に移動して静内までやってきたぞ。本日のシメの温泉はこちら、静内温泉だ。けっこう人気の高い温泉施設で、それもそのハズ、料金が安いのに設備が充実。食事だってとれるし、温泉も個性的でいい温泉だ。最後にじっくりと温泉を堪能して、今日をしめくくるのであった。