水俣〜阿久根〜薩摩川内
1 Jun. 2025
天気 | 晴れ |
---|---|
気分・体調 | 静かに飲む |
所在地 | 鹿児島県薩摩川内市宮里町 |
移動距離 | 111km |


-
グッドモーニング
お酒を飲むとぐっすりと眠れるというか寝つきがいいので朝もスッキリ。というわけで、今朝もモリモリと食べまくろう。朝も品数は少ないけど、AZには明太子があるので、これだけで満足。まぁ、一応バランスよく食べるけど、おかわりは明太子。うん、とても美味しい。
-
朝風呂
さて、朝風呂に出かけましょう。ということでやってきたのはホテルからちょっと行ったところにある湯浦温泉センター。名称からもっと近代的な温泉施設を想像していたけど、なんととても和風な小ぢんまりとした浴場。新しくて古びてないけど、古風な感じを演出している。
-
素朴さがいい
この温泉施設だけど、とにかくシンプル。シンプルなのに妙に居心地がいい。何もないような素朴感があるけど、たぶんこれも演出のひとつだと思う。それくらい細かいところまでこだわっている感じ。とても雰囲気がよくて、気に入った。
-
古いトンネル
近くに古いトンネルがあるということで、ちょっと脇道に入って旧道を進む。舗装はされているけど普段は誰も通らないだろうって感じの道を進むと、古ぼけたトンネルに到着。津奈木隧道って書いてある。登録有形文化財だそうな。かなり頑丈に作られたトンネル。今はひっそりと佇むだけ。本当に静かでひっそりとしている。
-
葉っぱだらけ
トンネルを通過して反対側へ。そしてまた旧道を進む。それにしても本当に誰も通らないのだろう。道路には葉っぱが積もっていて、とても舗装している道路には見えない。たまに倒木や枝、落石などもあり、なかなか神経を使う山道だ。しばらく進んだが、もちろん、誰ともすれ違うことはなかった。
-
湯の児海水浴場
ちょっと進んで海岸に出てみた。ここは湯の児海水浴場。日曜日なのでもっと人がいるかと思ったら、まだ夏じゃないこともあり、とても閑散としている。でも、すごく優雅な感じで気持ちがいい。正面には湯の児島があり、砂洲で繋がっているんだけど、別に橋もあり徒歩で渡ることができる。
-
二の島
湯の児島はさらに二の島、三の島とあり、二の島までは橋で渡れる。ついでなので散策してみた。といっても、島は小さいのですぐに二の島に到着。三の島はすぐ目の前だ。元々は松の木が自生していたらしいが、松くい虫にやられて全滅し、植生が変わってしまったとのこと。
-
湯の児温泉
湯の児海水浴場のあるこの一体は湯の児温泉という有名な温泉地。実はかなり前々から憧れていた温泉地。なかなか訪れる機会がなく、今回初めての訪問。想像以上に静かで優雅で雰囲気のいい温泉地だ。夏場になると小さな舟に湯を張った「舟の湯」が有名だけど、残念ながらこの時期はまだ湯は張られていなかった。入りたかったな。
-
中村温泉
湯の児温泉にはいくつかの温泉宿があるんだけど、中村温泉という家族湯もある。浴室は二つしか無いみたいで、予約が必須だけど、閑散期なのでダメ元でトライ。すると、「どうぞ、空いてますよ」と利用できた。とても愛想のいい女将さんで、世間話をしながら施設を案内。いよいよ憧れの湯の児温泉とご対面。
-
生活感が半端ない
家族風呂はすごく個性的。まず脱衣所はまるで個人宅に伺ったかのような生活感が半端ない。そして浴室も一般家庭の湯舟を巨大化したような感じ。確かに4メートルもあるような湯舟は家庭には無いが、雰囲気はとても家庭的。そしてツルッとした滑らかな名湯をかけ流しで利用できる贅沢な感じ。いやはや、これは凄い。
-
海岸の遊歩道
浴後は海岸の遊歩道を散策してみることにした。海岸線はちょっした湾のようになっているんだけど、ゆったりとした遊歩道になっている。遊歩道にしては立派すぎるかな。すごく広いスペースになっている。散歩するだけで気持ちがいい。
-
すごい廃墟
海岸沿いを散歩していて、ものすごく目を惹く廃墟を発見。いやはやここまで目を惹く廃墟を今まで見たことがあるだろうか?まるで映画に出てきそうな木造瓦屋根の巨大な廃墟、それの両脇にそびえ立つ巨大な鉄筋廃墟。元は山海館という湯の児を代表する温泉旅館だったらしいが、業績悪化で倒産。今も解体されずに残っているんだとか。戦後オープンした優雅な旅館は、今もなお、その姿を魅了し続けていた。
-
白梅ゆらら
さっと立ち寄るだけのつもりだった湯の児温泉だが、その居心地よさに長居をしてしまった。なのでついでに海岸沿いにある「白梅ゆらら」という日帰り温泉施設にも立ち寄ってみた。旅館のような雰囲気だったのだけど、どうやら日帰り温泉施設のよう。簡易宿泊もやっているそうな。
-
ここも快適
この温泉施設も素朴ながらも快適。内湯もゆったりだし、露天風呂もある。露天風呂は小さくて景色も見えないけど、気持ちがいい。立ち上がって外を見てみると、すぐ遊歩道。せっかくの海岸沿いにあるのに景色が見えないのは残念だが、気持ちよく利用できた。それにしても湯の児温泉、想像していた以上に居心地のいい温泉地。次は泊まりで来たい。
-
優雅な景色
湯の児温泉を後にして次に向かう。入江の湯の児温泉から坂道を登っていくと、景色のいい高台に出た。この正面は湯の児温泉の隅にあるフィッシングパーク。右奥に行くと湯の児温泉の温泉街だ。やっぱり優雅な雰囲気がある。本当に雰囲気が良くて、すっかり気に入った湯の児温泉。また来たいな。ちなみにこの景色が見えるところは「とんとん峠」というらしい。地名の由来がとても気になる。
-
バラがいっぱい
ちょっと進むと道の駅が見えてきたので、立ち寄ってみる。ここは道の駅「みなまた」。水俣といえば、社会で習った「水俣病」でしか知らない。悪いイメージがあるけど、実際に訪れたみると、すごくいいところ。道の駅にはバラ園があり、色取り取りのバラが咲き乱れていた。
-
きみよし温泉
続いて訪れたのは阿久根市にある「きみよし温泉」。実にローカルで素朴な温泉銭湯だ。事前に調べてから訪れたけど、言われなければ気づかないレベル。見た目にはどうしても入浴施設には見えない。扉を空けるにも勇気が必要なぐらいだ。それくらいローカル感が半端ないぞ。
-
実に面白い
この温泉室がまた、実に魅力的で面白い。扉を開けるととてもアットホームな雰囲気で、出迎えてくれて。本当に素朴感じの脱衣場、そして素朴な浴室。昔ながらの素朴な銭湯という感じなのだが、いかんせん、地味で隠れた存在。なんでそんなに隠れているの?と、引っ込み思案な友達に問いかけたいぐらいのローカルさ。こんないい温泉、もっと世間に知って欲しいと願う。
-
人形岩
続いて海岸線を走っていると出くわす人形岩。とても有名なスポットなので立ち寄ってみる。確かに有名で見覚えのある景色。帰らぬ漁師の夫を待つ母子との触れ込みだが、人間というよりは、猿やゴリラに見えるのは私だけ? それはそれで面白いと思うのだけど、確かに面白い景色だ。立ち寄るだけの価値はあると思う。
-
長崎堤防
薩摩川内までやってきて、川内川を走っているととても不思議な景色が見えてくる。川沿いにギザギザの堤防があるのだ。これは長崎堤防というらしい。かつて氾濫が絶えず、薩摩藩によって築かれた堤防により、米どころになったそうな。とにかく不思議な堤防。こちらも見学する価値はあると思う。
-
本日のお宿
さて、いよいよ本日の宿泊場所に到着。やってきたのは「民宿 真美港」という宿。民宿っていうので、民家っぽいところを想像していたら、意外と大き目の宿だった。だけど、本日の宿泊者は自分ひとりのようだ。
-
焼酎飲み放題
さて、さっそく夕食だ。ここはとても料金も安いわりにボリューミーだという噂。それだけでなく、焼酎が飲み放題とのこと。二種類の焼酎が用意されていたけど、「西ノ海」というのがスッキリとして美味かった。焼酎はあまり量は飲めないので、軽く水割りで飲むことにした。
-
大きな鍋
そしておかずもいくつかあったけど、目の前にドンと置かれた鍋が凄い。えっ、これで一人前?けっこうガッツリ。蒸し料理で、実際は上の部分だけなんだけど、かなりボリューミー。しかも美味い。そんなわけで、酔っぱらってお腹いっぱいで、あとは寝るだけだ。おやすみなさい。