温泉パラダイス -湯けむり紀行-

佐久から諏訪へ

3 May. 2023

天気	晴れ
気分・体調	爽やか
所在地	長野県上伊那郡南箕輪村南箕輪村
移動距離	273km

佐久平で朝食のはずが

さて、いよいよGWの始まり。今年はバタバタとしていて、GWの予定がなかなか決まらなかった。当初は東海地方を周遊しようかと思っていたんだけど、直前になって変更して信州方面へ行くことにした。そして途中、佐久平PAで朝食。ところが目的の朝定食が無い。GWは通常メニューのみのようで、他に目ぼしいものがないので朝食断念。
怪しい飛行物体

中部横断道で南下していると、空にたくさんの何かが浮遊している。ん？ついにUFOの襲撃か？と思われたが、よくよく見てみると、それらは気球のようだった。それにしてもたくさんの気球が空を覆っていて、凄い。もっと近くで見たいけど、ちょっと遠いなぁ。あれだけの気球は見ものだぞ。
松原湖

ちょっと山を登っていくと、やがて松原湖という小さな湖に出た。ちょっと休憩がてら散策しようと外に出てみる。湖畔に立ってみると、けっこう小さな湖のようだ。静かだけど釣り人が結構いる。ヘラブナ狙いかな？　冬はワカサギが有名らしい。地図によっては猪名湖と書かれている場合もある。別名のようだ。
山がキレイ

今日は天気もいいので、なかなか爽やかな雰囲気。そして山を登っていくと視界が開けてきてすごく開放的な雰囲気になったぞ。ここのところ暖かい日が続いているので、山もすっかり雪解け。そして残雪とのコントラストが美しい。
ヤッホーの湯

さて、その松原湖から少し上がった開けたところにある温泉施設にやってきた。本日最初の温泉だ。ここは「八峰の湯」と書いて「ヤッホーのゆ」と呼ぶらしい。山の上にあり景色もいいので、ヤッホーと叫びたくなるようなロケーションにあるというのは、言うまでもない。
露天は気持ちいいけどつまらない

とても近代的な温泉施設で、清潔さと設備は十分。内湯からは赤岳や硫黄岳、天狗岳などが眺められて、なかなかいい感じ。露天は横に細長い大きな岩風呂で、山の風が気持ちよくてすごくいいんだけど、湯舟に浸かると景色が見えない。もうちょっと塀を低くしてもいいような気がするんだけどな。
足湯もあるぞ

ちなみに駐車場脇には足湯もあるぞ。とにかく視界が開けているので、目の前の雄大な景色を眺めてもいいし、先の山々を眺めてもいいし、とにかくロケーションはばっちり。だけど注がれている湯はぬるく、また、足湯とは呼べないほど冷たい。というか、まだ湯を張っている途中なのかな？
山奥の秘境温泉

続いて向かったのは、山の奥にある「稲子湯旅館」。これがまた本当に山の中。クネクネと細い山道を行った先にあり、まさかこんなに秘境にあるとは思わなかった。ちょうど登山口が脇にあるようで、一応、バス停もある。とにかく静かでまさに山小屋って感じの小さな旅館。この温泉に立ち寄りでトライ。
素朴でゆったり

これがまたすごくいい。素朴で質素なんだけど、湯とロケーションは最高。この鄙びた感じと湯のしっとり感。硫黄を含むようでそれなりの匂いがあるけど、ミネラルも豊富なようで炭酸も豊富。酸味とミネラル味とほろ苦い味の鉱泉を沸かしているようだ。疲れがぶっとぶような肉体疲労にぴったりの湯だ。
日向木場展望台

気持ちよく温泉巡りをしてきたところで、せっかく山の中にいるので景色のいいところを探すことにした。途中、見晴らしの良さそうなところはいくつかあったのだけど、さすがにGWということで、けっこう駐車場がいっぱいだったりする。そこで見つけたのが日向木場展望台。国道沿いにあるのですぐに場所はわかった。山々も綺麗だ。
御射鹿池

次に明治温泉の方に向かった。ところが、さすがはGWということでけっこう人がいっぱい。駐車場もいっぱいだったので諦めて、すぐ近くにある御射鹿池という溜池に向かった。ここも観光地となっているので、観光客がいっぱい。小さな溜池なんだけど、すごく有名なところらしい。確かにすごくいい雰囲気だ。
湧水？

さて、これから旅を続けていくにあたり、水を確保しておきたい。ということで地図で検索すると名もなき水汲み場を発見。さっそく行ってみると、田んぼの片隅に垂れ流しの水。しかも、「自己責任で」と茅野市の看板もある。ということは管理は茅野市のもの？わからんが飲んでみると、普通に美味しい。さっそくたくさん汲んでおいた。また、700ミリくらい飲んだけど、特にお腹に来ることもなく問題ないようだ。
ボリューミーな定食

そーいや、朝から何も食べていないので、そろそろ何か食べておこうかな。ということで定食屋を探す。見つけたのが「八兵衛」という小さな店。店内に入ると女将さんがひとりで切り盛りしているらしい。他に客もいなかったので、八兵衛定食を注文。すると刺し身と豪快な盛りの天ぷら。豆腐もおからも美味い。ごはんの量も多く、めちゃくちゃお腹いっぱい。しかも安くてコスパは最高だ。気に入った。
夕暮れの諏訪湖

茅野市から諏訪湖に向かった。諏訪湖はやはり大きくて存在感があるね。ゴールデンウイークなので、湖畔の駐車場はけっこうどこもいっぱい。すると北側の赤砂崎公園という場所に広い駐車場を発見。もうだいぶ陽が傾いていて、あと少しで日没って感じ。ちょっと散策しながら諏訪湖を眺める。
朽ちかけた下諏訪港

湖畔にスーッと伸びた木造の桟橋があった。近づいてみると、下諏訪港って書いてある。港ってことは、船が定期的に運航しているのかな？　しばらく利用はされていないような雰囲気もあったし、ちょっと年季が入ってきていて通常運用は難しいのかな？　で、利用用途が結局わからなかった。
陽の沈んだ諏訪湖

あっという間に日が暮れて、気が付くと辺りは真っ暗。そして湖の周辺には明かりが灯り、優美な夜景がお目見えした。まだゴールデンウイークということで、日が暮れてくるとちょっぴりと肌寒くなってくるね。
湖畔の湯

さて、陽も暮れたところで本日最後の温泉へ。すぐ近くにある「湖畔の湯」という公衆浴場に向かう。ここはまさに地元の方々も通う温泉銭湯。小さくて雰囲気がローカルでいいね。しかもしっかりと天然温泉というところがまたいい。そんなわけで、最後にすっきりと熱い湯に浸かってしめくくるのであった。