16 Aug. 2004
8月16日(月)
2004/08/16
無事に満願
天気 | 晴れ |
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気分・体調 | むむむ |
所在地 | 東京方面へ帰路 |
移動距離 | 762km |
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いよやかの郷
おはよーさん。今日はいよいよ高野山へお参り。でもその前にお清めということで温泉でござる。ここはまた大阪府に戻って「いよやかの郷」の温泉。かなーり、ヌルヌル系の湯で周りはキャンプ場はコテージなどの自然いっぱいのロケーション。目覚めの湯としてはなかなかよかったぞ。
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名画が揃う豪華なギャラリー
さてこのいよやかの郷の宿泊施設は、中に入るとびっくり。世界中の名画が飾ってあるのよ。ゴッホ、ミレー、ゴーギャン、ルノアールと巨匠の作品ばかり。えっ、マジ?って感じ。ほとんど美術館です。しかも公認の世界でたった一枚しかないレプリカなんだそうで、ギャラリーフェイクも真っ青でやんす。
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ゆの里
続いて高野山に向かう途中にあった温泉に立ち寄り。ここは和歌山県橋本市にある「ゆの里」という健康ランド系の温泉施設。田んぼの中にポツンとあるので目だってやんした。さてここは「月のしずく」という名水が有名らしくとにかくすごい人気。次から次へと買い求める客が押し寄せてびっくり。
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高野山金剛峯寺
ついに高野山に辿り着いた。けっこうクネクネの山道を行くので疲れる。そんで辿り着いたらすごい人の波。そーいや観光地でもあるし夏休みでもあるわけだしね。臨時駐車場も待ちになって大変でしたよ。ようやく金剛峯寺に辿り着いたのでした。
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金剛峯寺の中庭
さて総本山の金剛峯寺ですが、とにかくデカイので500円払って拝観しませう。とにかく中は広い。庭もすごーく手入れされていて気持ちがいいのよ。とにかく周りは普通の観光客ばかりで遍路の格好をしている人が他にいないので、注目度アップなのは庭だけでないですが・・・
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上壇の間
この部屋は金ぴかぴん。眩しいっすねぇ。「上壇の間」といって、その昔、天皇や上皇がお参りしたときに応接間として利用していたんだそうな。金箔だらけで目がチカチカするんですけど、当時はどんな気持ちで利用していたんだろうか。かえって落ち着かない気がするんですけどね。
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お接待
拝観すると奥の座敷でお茶とお菓子のお接待があります。お菓子といってもお煎餅なんだけどね。お茶がめちゃくちゃうまかった。新別殿という比較的新しいお座敷が休憩場所みたいになっていて、お茶をいただく。うーん、贅沢だぁ。
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奥の院
続いて、奥の院に向かう。とにかく高野山はお寺がウジャウジャ。お寺の隣もその隣もそのまた隣もお寺。たまにお土産物屋があってまたお寺。そんで奥の院はけっこう端っこにある。これまたすごい人、人、人。ここでは何人かの遍路も見かけたけど、ほとんど一般の観光客。道には路駐がいっぱいで移動も楽じゃないっす。
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しろありの墓
奥の院に向かう間はずっとお墓を通って行くのだけど、これがまた有名人の墓がいっぱい。それから有名企業の墓も並んでこれまたすごい。企業の墓はどれも凝っていて一種の芸術作品ぽくなっている。まるで博覧会でもやっているみたい。そして気になったのがすごくシンプルだけど、「しろあり」の墓。しろあり駆除の会社らしいけど、「やすらかにねむれ」ってのがウケた。
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大吉
さてさて、おみくじ好きな自分が今日までおみくじをひかなかった。今日はついに満願なので、今後がどうなるのか占ってみることに。するとどういうわけか「大吉」。かなりいいことしか書いてない。これで変わったのだろうか?無事、お参り、納経もすませて満願になったけど、何か変わったのかな?終わったことで誰から祝福されるわけでも、称えられるわけでもなく静かに何でもないように終わった。これでいいのだろうか。
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奥の院
観光客にまみれながらふと今までのことを振り返ってきたけど、これで何が変わるってことでなく、これから自分が変わらなきゃいけないんだなと感じた。遍路を終えたところで何が残ったかと言えば納経帳やお御影ぐらいかな、これはスタンプラリーのようなものだからねぇ。でも、何かを学んだような気もする。この経験が少しでも今後の自分にブラスになればいいのかな。
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無事に結願・満願
あれやこれやと考えているうちに夕方になったので急いで帰ることに。それにしてもまたしても渋滞。あちこち道が狭いので渋滞するのよね。高速にのっちゃえば、もう楽なんだけどすっかり遅くなっちゃった。夕飯は養老SAできしめんを食べて、まだまだ遠い道のりだ。明日、無事に出勤できるのか?とにかくこれで今回の旅もめでたく終了ということで、遍路は何気に面白いので、興味本位でもいいから是非とも試してみることをオススメします。そんではごきげんよう。 〜完〜