7 Aug. 2009
8月7日(金)
2009/08/07
復興の島、奥尻島へ
天気 | 晴れ時々曇り |
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気分・体調 | 大きいなぁ |
所在地 | 北海道奥尻郡奥尻町字稲穂 |
移動距離 | 143km |
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フェリーで奥尻島
おはよーさん。今朝は早起きをして江差からフェリーに乗り込んだぞ。朝、6時半のフェリーなので眠いっス。さて今回向かうのは奥尻島。今回は離島もあるのよね。江差から2時間ちょっとで到着するのですよ。本当はクルマも持っていきたかったけど運賃が高いので、今回は人だけの移動。江差の鴎島も段々と小さくなっていくぞ。
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なべつる岩
フェリーで居眠りをしていたらアッという間に奥尻島に到着。港のすぐ近くには奥尻島のシンボルである「なべつる岩」があるぞ。何年か前に足元の部分を強化したのを記憶しているけど、すっかり同化して違和感もなくなってきた感じ。それにしても本当に面白い形をしていますなぁ。
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奥尻島津波館
奥尻島ではレンタカーを借りて移動だ。フェリーの運賃を考えるとレンタカーを借りた方が安上がりなのよね。そして向かったのは奥尻島の南部、青苗岬にある「津波館」。奥尻島といえば南西沖地震で大津波で甚大な被害のあった島。特にこの青苗地区は多くの犠牲者が出たところ。ジオラマや当時の写真、映画で被害の様子を知ることができるぞ。自然の力って怖いわ。
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ボリュームたっぷりの昼食
レンタカー屋のおっちゃんに「昼食は早くするか軽くしろ」とのアドバイスを受けたので、まだ昼前だけどランチにするぞ。青苗にある「潮騒」という食事処に入ってみた。イカ刺し定食(900円)を頼んだけど、これがまたボリューム満点で、ホッケまでついてくる。イカ刺しも美味いけど塩辛もうまかった。イカ刺しサイコー。
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ホヤ石の滝
今回は奥尻島を時計回りでグルッと一周してみよう。そんなわけで西側に出てやってきたのは「ホヤ石の滝」。滝がホヤ貝なのではなく、すぐ近くにホヤ石というホヤ貝みたいな形をした巨石があるから、その名前らしい。細い滝だけど、それなりに落差があっていい感じだぞ。しかしながら、看板や案内がないので見過ごしやすいので注意。ここから先、西側は道路も細いので注意とのことだけど、交通量がぜんぜん少ないので、むしろ快適だぞ。でもスピードの出し過ぎには注意。小さな島なのでスピードを出すと時間も余ってしまうので、ゆっくり楽しもうぜ。
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北追岬
奥尻港の反対側、北追岬にやってきたぞ。もうすでに島の半分を来たことになるね。本当にアッという間だ。ここはちょっとしたモニュメントが立っているけど、とても狭い路を入ったところにあるのでこちらも見過ごしてしまいそうなところ。岬にあるので景色もなかなかいいぞ。今日は天気もいいので気分もいいね。
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神威脇温泉
北追岬のすぐ先には集落があるぞ。この集落はなんと温泉があるんですね。神威脇温泉と書かれた温泉施設が道路沿いにあるのですぐにわかるぞ。ここ以外にはホテルに温泉があるみたい。ここは気軽に利用できる公衆浴場になっているようだ。それにしても静かな集落で、ここもほとんど人がいないぞ。
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1階の湯
中に入ると自動券売機があり受付があった。さっそく浴場に向かおうとすると受付のおっちゃんが「2階にも温泉あるの知ってる?」と聞いてきた。どうやら2ヶ所に風呂があるらしい。まずこちらは1階の風呂。こちらは小さな浴場。かなりの熱湯。2階の風呂は港がよく見える展望風呂。でもこちらも熱湯。熱いけどギリギリ入れるぐらいの温度だった。それにしても濃厚な温泉だ。
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閉鎖された浴場
さて、神威脇温泉ですが、実はそのすぐ裏にも温泉施設があるのよね。看板もなくて知らないと見過ごしてしまうようなものですよ。こちらは男女別にはなっていなくて混浴らしい。ところが近づいてみると貼紙がある。どうやら保健所の目が厳しくなって去年廃止したらしい。おおっ、なんてことなんでしょう。保健所もケチくさいこと言うなよなぁ。
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ウニの残骸
さらにドライブを続けましょう。ところでずっと気になっているのが、堤防の上に転がる無数のウニの残骸。奥尻島はウニで有名なところですが、とにかく堤防の上にウニの残骸が多い。密猟者が食べているのではなく、どうやらカラスの仕業らしい。カラスが食い散らかしているとのこと。贅沢なカラスだなぁ。でも、それだけウニが沢山いるってことだよな。
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幌内温泉
続いてやってきたのは幌内地区にある幌内温泉。ところがここ地図には温泉マークだけあるけど、宿はない。というより津波で流されてしまったらしい。今では温泉の源泉が残るのみ。湯だけは湧いているという噂を聞いてやってきたけど、湯は止まっていた。うむむ、残念。それにしてもこの地区は今は家一軒もなく、何もなくて非常に寂しいところだぞ。
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温泉の川?
幌内温泉に浸かろうって思っていたのに湯が出てなくて無念。ところがすぐ近くの川の色が怪しい。さらによく見ると、真っ赤な色の小さな川もある。怪しいと思って近づくとこちらは冷たくないオレンジ色の川が流れているぞ。少し散策してみたけど、源泉はまだまだ上みたいだな。どこまでいけるのかわからんので、散策は終了。すごくワイルドな雰囲気だったぞ。
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球島山展望台
続いて北部の方にある球島山にやってきた。ここは奥尻島を一望するような絶景の展望台があるとのことでやってきたが・・・、なんと濃霧です。すっかり霞んで辺りは一面真っ白け。しばらく頂上で佇んでいたけど、晴れる気配がないので諦めた。さっきまで天気が良かったのになぁ、もったいないなぁ。
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賽の河原
こちらは島の北端にある賽の河原。道南5大霊場のひとつになっているらしい。来て見ればわかるが、その雰囲気はなかなかのもの。ちょっと夜間は来れないかなって感じ。でも昼間は景色もいいぞ。この辺りは御影石が大量にあって、それが石積みしてあって雰囲気を盛り上げているぞ。ちなみにすぐ脇には整備されたキャンプ場もあるぞ。夜は肝試しか?
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めちゃくちゃ豪華な夕食
さて今回は当初、キャンプの予定だったけど、どうせなら奥尻の味覚を満喫したいと考えて民宿に泊まることにした。料理喰うならやっぱ民宿だよね。そこで賽の河原にも近い「民宿いなほ」に宿泊。料理の評判が良かったのでここにしたけど、とにかく凄い。ウニの山盛りやアワビもあるぞ。アワビのコリコリ感はすごいね。他に鍋もあってそこにもウニがいっぱい。ボリューム満点。うーん、幸せすぎ〜。レンタカーのおっちゃんのアドバイスはこういうことね。
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夕暮れ
民宿いなほの目の前は海岸。今日は奥尻でも久々の晴れだったようだけど、夕陽が沈む頃には残念ながら雲がかかってしまった。沈む太陽は今回もお預けじゃ。それにしてもお腹はいっぱいだし、美味かったし、とにかく贅沢三昧なので眠くなってきた。ということで、本日も無事楽しい1日を過ごすことができたぞ。ということでまた明日。