19 Aug. 2009
8月19日(水)
2009/08/19
憧れの利尻島
天気 | 雨時々曇り |
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気分・体調 | 利尻を満喫 |
所在地 | 北海道利尻郡利尻富士町鴛泊港町 |
移動距離 | 111km |
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利尻島
おはよーさん。結局今朝は雨。テントもびっしょり。天気予報ははずれだね。そんなこんなで稚内港からフェリーにのってやってきたのは利尻島。昨日見た利尻富士のある島だね。利尻富士があるというよりも、山そのものが島って感じ。平野部は少なく、山からそのままなだらかに海になっているって印象だ。さてこの島はどんな島かな。
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姫沼湧水
さて今回は利尻の港から定期観光バスに乗ることにした。手っ取り早く見所をおさえてくれるからね。そしてまず向かったのは島の北部にある姫沼。非常に小さな沼で、その沼の周りを徒歩で一周。するとまずは「姫沼湧水」という湧き水があった。非常にチョロチョロとしか出てないけど、すくって飲んでみるとミネラル分の少し感じる冷たい水だったぞ。
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逆さ富士
姫沼は、かつてヒメマスを養殖していたこともあるらしい。そんで姫沼と呼ばれるようになったそうな。今は自然のままに景勝地として残っているぞ。そして一周していると、見つけました逆さ富士。水面に映る利尻山。ちょっと雲で山頂部分が欠けてしまっているけど、まぁなんとなく綺麗な形が見えているぞ。非常に優雅だねぇ。
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オタトマリ沼
続いてやってきたのは島の南部にあるオタトマリ沼。こちらは先ほどの沼よりも少し大きい感じ。こちらも水面は穏やかで綺麗だ。でも先ほどから雨が強くなったり弱くなったり。今日はあまり観光モードでもないのかな。でもバスでの移動なので特に問題なし。そーいや、北海道銘菓の「白い恋人」の表紙の絵は、この利尻山なんだってね。気付かなかったよ。
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あざらし
つづいてやってきたのは仙法志御崎公園。この先の生簀のところにアザラシが二頭迷い込んで、住み着いてしまったとのこと。今では人気者らしい。さっそくいってみるといましたいました。手前がコンブちゃんで、奥がワカメちゃんというらしい。エサを与えることができるので、エサを持っている人を物色しているようだぞ。
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エサやり
さっそくエサを与えてみた。すぐ上の売店で100円で売っているぞ。生魚を箸でホイと渡すと、ウマウマって感じで食べてくれます。何とも愛嬌のあるやつですなぁ。魚は3切れしかないので、すぐに終了。エサがないとわかるとさっさと潜ってしまいます。なんとも薄情なやつやなぁ。
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トロロコンブ
上の売店の方には昆布製品を売っているぞ。入口脇でトロロ昆布のみそ汁を試食させていた。みそ汁とはねぇ。けっこう旨い。そして奥ではトロロ昆布を作って袋詰めの作業をしている。自動カンナで薄くスライスしながら丁寧に作業されている。目の前でしっかりと作業しているので安心して購入できるね。そんなわけで罠にハマってトロロ昆布購入。
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町立博物館
こちらは町立博物館。博物館といっても非常に小さな民俗資料館のようなもの。中に入ると、動物やら植物やら昆虫など、様々な標本が飾られ、その横には地質や火山のこと、それから土器や石器や原住民のことなど、すごい押し込まれた感じ。もっと広くスペースをとって、じっくりと見せてあげたいなぁ。詰まっているので30分くらいで見れるけど、内容的には2時間分ぐらいはあるぞ。
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ヤン衆
博物館の一角になにやら座り込んで話をしている集団が。と思ったらこれは人形。でもごちゃごちゃと何か話をしている音声が流れている。これはかつてニシン漁が盛んだった頃、東北や北陸などから出稼ぎにやってきた「ヤン衆」の生活光景。ニシンは乱獲の影響で激減。今や高級魚になってしまったからねぇ。今となっては幻の光景だね。
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寝熊の岩
さて観光バスも島の西側までやってきました。そして海岸には目をやると「寝熊の岩」というのがあった。寝ている熊のような形の岩ってことだね。わかるかな。耳があって体があって、なるほど寝ている熊だな。しかも小熊だな。ちなみに利尻島には熊はいないそうです。かつて天塩から泳いできた熊がいたそうだけど、上陸後にすぐ猟師に捕まったそうな。博物館にその証拠写真がありましたよ。
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名水
さて早いもので島を一周したところで観光バスは終了。そんなわけでボチボチと宿にでも向かいますかね。もうちょっと港付近で遊んでから行こうと思ったけど雨が降っているのでやめた。そして海岸線を歩いていると見つけたのが「長寿乃泉水」という湧き水。これがまた冷たくて美味いぞ。ゴクゴクと飲めちゃう。
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旅館雪国
そして今夜の宿はここ「旅館 雪国」です。港からちょっと歩いたところにあるぞ。というか、長寿乃泉の隣にあります。名水を使った料理もいただけるのかな。さてここには温泉もあります。利尻富士温泉というのがあるんですね。宿についたらまずは風呂へ。う〜ん、気持ちええなぁ。小ぢんまりとした宿なので浴場も小さめですぞ。
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部屋からの眺め
部屋に戻ってひといき。窓の外はすぐ海岸。湾の向こうには鴛泊港とフェリーが見えるぞ。まだ時間も早いんだけど、何しろ雨なのででかけられないのが辛い。仕方がないので夕飯まで昼寝することにした。何しろ昨晩は雨の中のキャンプで眠りが浅かったからね。睡眠不足解消ってやつですよ。
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夕飯
そしてお待ちかねの夕飯。これがまたとても豪華だぞ。カニ、ホタテ、利尻もずく、ホッケの煮付け、刺身はカレイと甘エビとイカ。そしてやっぱり美味いのはこれ「生うに」。甘くてとろける感じがいいねぇ。そのままご飯にかけていただきます。それから珍味としてナマコも出てきたぞ。コリコリとして美味かった。そうしたところで今夜も終了。いい夢が見れそうだ。