17 Oct. 2000
10月17日(火)
2000/10/17
おひとよし
天気 | くもり、パラパラと雨 |
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気分・体調 | 風呂三昧 |
所在地 | 鹿児島県鹿児島市 |
移動距離 | 322km |
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人吉駅前のカラクリ時計
昨日は高速のパーキングで寝ちまったので気づくとけっこうな時間だった。そのまま今日は人吉市までやってきました。人吉の駅前の駐車場にクルマをとめて市内を巡ることにした。駅前には何やらカラクリ時計なるものがあったけど時間があわなかったのでどういう風に動作するのかを確認することが出来ませんでした。人吉市内には温泉銭湯が10軒以上もあるということだったので、さっそくこれらのうちいくつかをハシゴしてみようと思います。
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中央温泉
一番最初に訪れたのは駅からも近い通り沿いの中央温泉。ここはわりとすでに鄙びてきている感じはあるものの入口に無加熱とか九州の名湯だとかいろいろと書かれていてちょっと公衆浴場にしては派手な感じ。中に入ると球磨川や球泉洞をイメージしたという浴室がとっても工夫されている感じがして好感度抜群。サラサラとした湯が上流から下流に向けて流れていて、下流側には荒瀬ダムまでがあって感心してしまった。自分が怪獣になって町を歩いている感じまでとはいかないけど、いい雰囲気でした。
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うぐいす温泉
つづいて中央温泉からも比較的近いうぐいす温泉に行ってきました。こちらは湯舟が熱い湯、気泡湯、寝湯、水風呂、スチームサウナと豪華にそろっていて銭湯にしてはいたれりつくせりって感じでよかった。ほんのすこし黄色い湯は植物系?の臭いがほんのりとして温泉としてもなかなかよさそう。スチームサウナは60度近くの温度があって入るとすぐに汗が出てきた。とってもさっぱりとして気分も良くなったところで次に向かうのであった。
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市内を流れる球磨川
市内を流れる球磨川。昼過ぎだというのに雨がほんの少しポツリポツリと降り出してきて空が暗くなってきました。川の中にはサカナが沢山いたのに釣りをしている人はほとんど見かけませんでした。腹が減っていたのでうまそうだなぁとボーッとしながら川を眺めているのでした。対岸には城跡があって眺めとしてはなかなかのものでしょう。そしてその城跡の近くにある元湯に向かいましたがこちら、源泉が枯れてきてしまっているということで休業していました。再ボーリングのようです。
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とってもレトロな新温泉
球磨川からすぐ近くのところにある新温泉に行きました。こちらは見かけからしてムード満点。古い感じの造りが何とも言えません。中に入るとさらに昭和初期か中期程度へタイムスリップしたようなたたずまいでびっくり。こんな街中でよくこうも残っていたなぁと感心するばかり、ポスターから壁から床から番台のおばあさんまで?古さを感じさせて最高。年配の方には懐かしがられるようなところでした。このまま博物館にでもなりそうないいところ。湯舟も年季の入ったコンクリートで、ぬるい湯と熱い湯の2つの湯舟がありました。
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人吉温泉の人吉温泉
つぎに向かったのは人吉温泉。人吉温泉で人吉温泉なのだから?と期待して行ったのですが、本当にごく普通の共同湯でした。わりと狭い脱衣所に5〜6人程度入れる四角いタイルの湯舟と洗い場。そんなに古さも感じられず、さっと湯に入る程度では問題ないような感じでした。これだけ周りに温泉銭湯があるんだから、何かいろいろと特色を見せないと競争に負けてしまうのではないかと妙な心配までしてしまう湯でした。湯の注ぎ口にはコップが置いてあり、飲用の効果がかかれていました。湯の感じとしてはなかなかよかったと思います。
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華まき温泉
市街地から少し離れた場所にある華まき温泉。ここはとてもわかりづらい場所にあり人吉の秘湯とも言える温泉。まわりはのどかな田園風景でホント静かな場所でした。施設自体はまだ新しい感じがするところでしたが、湯は最高。人吉市街地の温泉とは泉質が違うらしく、無色透明の湯に浸かると体中に気泡がまとわりついてヌルヌルと素晴らしい感触。湯舟からゆっくりと田園風景を眺めながらぬるめの湯にボーッとしてしまいました。いや、ホントここの湯は気に入りました。他の客も常連の人が多いようでした。
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人吉温泉スタンプラリー
人吉温泉が行っていたスタンプラリー。市内の温泉を5つまわると抽選で記念品がもらえるというもの。なんとか5つスタンプを集めることができました。本当は5つもまわる予定ではなかったのについついスタンプラリーのワナにはまってしまいました。ふだんゆっくりと温泉につかるタイプなので疲れを癒すどころか、かえって疲れてしまった感じもしますが、どれもこれもみんなすばらしい温泉ばかりでとってもいい思い出ができました。しょっちゅう行われているみたいなので、機会があれば是非ともまた挑戦しようと思う。
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計石温泉センター
夕方になって訪れたのは不知火の計石温泉センター。ここは万葉集にもうたわれた「芦北の野坂の浦」にある静かなところ。古くから地元の漁民のあいだで海底に温泉が湧いているとの言い伝えがあったという、平成3年になって調査をしたところ水深12メートルのところから50度の温泉が湧いているのが発見されたという。こういう古い言い伝えをもとに温泉を探し当てるなんなてなんだかロマンを感じてすごく興味を持ったのでした。温泉はほんのりしょっぱい程度でなめらかな無色透明の湯で、とっても温まるのだけれど、板垣が高くて景色が見れないのが残念。
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1日の終わり
そんなこんなで夕暮れになってしまった。このあと水俣市にある湯の児温泉を訪れた。何でも海岸に小型の舟を浴槽にした無料の露天風呂があるとのことで行ってみたのだけど、どうやら夏季限定らしく湯は入っていなかった。利用は夏だけとの噂をちょこっと聞いた気もするので仕方がないと諦め、次回(っていつだ?)に期待しましょう。ふと気が抜けたところで腹が減った。そういえば今日は何も食べてないなぁということで、近くのたこ焼き屋でマヨタコを買い、スーパーでカンパチの刺身を買って食べたのでした。(なんていう組み合わせじゃ)