26 Oct. 2000
10月26日(木)
2000/10/26
あっそって感じ!
天気 | からっと晴れて暑いぞ |
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気分・体調 | 夜は寒い |
所在地 | 熊本県黒川温泉 |
移動距離 | 73km |
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暫くの間、休業させていただきます
昨晩はほんととんでもない目にあってしまったということで、今日は気分新たにいい温泉にいっぱい巡り合うぞって意気込んだのは束の間、最初の目的地であった坊中温泉「夢の湯」は、「暫くの間、休業させていただきます」とのことで撃沈・・・・昨晩ハマってしまったのは、何といってもここへ行くためにUターンしたためだったのに・・・。なんだかとってもやりきれない気持ちになりながら次へ向かうのであった。
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撃沈Part2
気持ちを取り直して、次に向かったのは赤水温泉の阿蘇白水山荘。大きなホテルなんで休みってことはないだろうと、安心感がありました。フロントに行って入浴をお願いすると「OK」とのこと。フーッと胸を撫で下ろしたのも束の間、「あっ、すみません、只今清掃中ということで本日は・・・」とのことで撃沈Part2。 阿蘇山を眺めながら入浴できる露天風呂がだんだんと遠くなっていくのが悲しかったです。
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乙姫さま温泉
三度目の正直ということで、今度はアトピーに絶大な効果があると噂されている乙姫さま温泉「弁財天の湯」。受付で「入浴したいのですけど・・・」と恐る恐るたずねると「いいですよ」とのこと。まだ油断できないぞって構えていると「でも・・・」、やっぱりきた、そらきた、またきたぞ。「湯を溜めている最中なので浅いかもしれません」とのことで何とかセーフ。やっと湯に浸かれるぞとの思いで2時間半も入ってやったぜこんちくしょう。っていうか、名前に似合わず(?!)とってもいいところでした。
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川と一体化している満願寺温泉
1日ってあっという間だなぁなんて考えているうちに日も傾きかけてきたので次に向かいました。こちらは満願寺温泉。そう川辺の温泉で有名なところです。(って知らないか・・・) 想像とは違ってとっても落ち着いたというか静かな町でした。それにしてもここは気に入った。なんといってもこの開放感。反対側の道路から丸見えなんだけど見せてやったぜ。(変態ではありません) ホント川の底から湧いているって感じで川の水位とほとんど変わりません。っていうかほんのにわか雨で水没するんじゃないのかなぁって感じのところ。目の前にサカナがウヨウヨいるのが許せなかった。(何で?)
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満願寺
こちらはその満願寺。なんか歴史って面白いね。何が面白いかってそんなこと僕にはわかりません。(何なんだ?) 町の中心地にあって、思っていたほど寂れているわけでもなく、また妙に派手になっているわけでもなく、ゆっくりと散策することができる。歴史とかって得意な科目ではなかったけど、嫌いではないので、境内にある由来書きや案内板を読んでいると。昔っから人間と面白いことばかり考えているんだなぁ(失礼)って思ってしまいます。
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満願寺温泉の共同浴場
満願寺温泉にも共同浴場があります。案内や看板もなく、近くを通っても気づかなければ見過ごしてしまうっていうか、知らなければ見過ごしてしまうところ。普通、案内や看板とかが無いようなところってのは地元専用だったりもしますが、中に入ると注意書きやら料金箱があったりして一般の人にも開放しているようです。でも観光客が知らない分、のんびりとできていいところだと感じました。
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夕暮れの空
もう、すっかり夕方です。午前中に2度も撃沈してしまったので、時が経つのがとっても早く感じます。ふと、見上げるととっても綺麗な夕焼け。阿蘇の山々が眠りにつく時間となってきました。ここんところ天気があんまり良くなかったので夕焼けは久しぶりです。でも夕焼けするときってのは天気が悪くなる前兆なんでしたっけ? まぁ、そんなことは気にせず、夕焼けを楽しみましょう。
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オレンジに染まった山の空
数分もしないうちにみるみる茜色に染まって行くのはとっても見ごたえがあっていい。夕焼けなんてのはちっとも珍しいものでも何でもないはずなのに、普段夕焼けなんか見ることは無いですからねぇ。(社会人だったらまだ仕事している時間帯ですからね。) そういうことを考えていると何だか無性に切なくなってきました。こんなときにはやっぱり露天風呂。ということで夕焼けを楽しめる温泉に向かうことにしました。
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扇温泉
ということで、向かったのは扇温泉のオートキャンプ場。素敵な露天風呂があるとのことでやってきたのですが・・・。入口には鎖がしてありました。ガイドブックによると通年営業とのことなんですが、どうなったのかな? ふと奥の方をみると明かりが見えるので中に入っていくと、ただの電灯でした。露天風呂は湯は流れているものの底の栓が抜かれているのでカラッポ。しかし内湯(女湯)だけには湯がはってありました。窓からも綺麗な夕焼けが見えてます。でも、無断で入るわけにもいかないので、なくなく諦めたのでした。うー、目の前に湯があるのに入れないなんて辛い。おーい、管理人はどこへ行った?
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小田温泉「万作の湯」
すっかり日も暮れてしまった頃、今度は小田温泉「万作の湯」へ行ってきましたが・・・。「またか?」と思わせるように広い駐車場にはクルマが一台も無い。オマケに電気も消えている・・・・ 受付には人がいるみたいで明かりがついていた。覗いて見るとおじいさんがテレビをみていた。ごめんくださいとばかりに呼んでみると「入浴? あー、どうぞどうぞ、誰もおらんけど男だからよかね。ゆっくりしていきなさい」とすごく丁寧なというか愛想のよい対応。
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ひとりじめ独占の湯
広くて綺麗で素敵なお風呂が完全に一人占め独占状態。しかも、目の前の庭園風な山にはかわいらしいというか、こにくたらしいタヌキの置物が随所におかれていて愉快というか賑やか。独りだけどちっとも寂しくない優雅な時を過ごさせていただきました。湯加減もよくてホント気持ちのいい湯で感動って感じです。施設の造りからして土日やシーズンは人気がでそうな感じのホント素敵な風呂でした。ちなみに家族風呂も沢山あるのですが、こちらも誰もいなかったみたい。
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山道で見つけた温泉
黒川温泉を少し離れたところの山道で道に迷いながらさまよっていると、水溜りがあった。砂利道なので水溜りなんてちっとも珍しくはないのですが、クルマのヘッドライトに照らされて湯煙が見えた。???とおもってクルマからおりて水溜りをさわってみると温かい。ふとまわりを見渡すと50センチメートルほど離れたホント道のど真ん中から湯が湧いていて流れている。ホントにわずかに流れているので昼間だったらぜったい気づかないだろう。湯の湧いているところをさわってみると熱い。65度もあった。
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道の真ん中から湯が湧いている
民家や外灯もなく、この先行き止まりだったのでどうせ誰も通らないだろうとそのままクルマを停めて穴を掘ってみた。(ちゃんと後で埋めたよ) すると毎分300ミリリットルほどの透明な熱い湯がどんどん湧いてくる。臭いは完全に硫黄。こぼれおちて行く溝には湯ノ花が付着した。猫舌の自分には熱いのでそのままでは飲めないのでカップにすくって舐めてみると硫黄の味。道の真中なのでさすがに湯舟までは作れなかったけど、バスタブとかあったら面白いのになぁと思いながらも埋めてしまった。今日は温泉をボーリングしたとこで気分良く眠ることができたのでした。