2 Nov. 2000

11月2日(木)

2000/11/02

べっぷりしたなぁ〜もぉ〜

天気 朝は雨。昼からくもり
気分・体調 う〜ん満足
所在地 大分県別府市別府温泉
移動距離 89km
行動範囲地図
  • 乙丸温泉館

    乙丸温泉館

    今日は朝からけっこう土砂降り。だめかなぁなんて思いながらも身支度をしていると少し小降りになってきた。今のうちにということで最初は由布院温泉の乙丸温泉館に行ってきました。ここは浴室のガラスのサッシでアミダクジが出来ることで有名ですが(うそ)、なかなか愛想のよいじいさんが門番をしていました(ほんと)。 けっこう熱い湯で、サラッとした感じの湯で、一見緑色っぽい気もしたけど、それは湯舟のタイルの色で、結局は無色透明でした。

  • ゆのつぼ温泉

    ゆのつぼ温泉

    こちらは由布院温泉のゆのつぼ温泉です。とっても清潔感にあふれる綺麗なところで、それにもまして木の感じが素敵なところでした。脱衣所の天井なんか竹の組まれた凝ったもので、ほかに余計なものがない分とってもシンプル。浴室も天井が高くて、きれいに掃除も行き届いている。湯は無色透明でやはり熱かった。でもジーンとくる熱さの中で熱湯甲子園を思い浮かべながら耐える楽しみも同時に養えるというもの(?!)で、さっぱりとした感じになれるのでした。

  • 下ん湯

    下ん湯

    そうこうしているうちに雨もあがりました。由布院温泉のしめくくりは金鱗湖のほとりの下ん湯です。ここは6年ぶりの再訪ですが、ちっとも雰囲気は変わっていなくて、やっぱりいいところ。なんといっても一見浴場に見えないレトロな藁葺き屋根がなんともいえません。屋根が少しある半露天風呂からは湖も眺められてゆっくりできます。しかも、隣の美術館から聞こえるジャズがBGMという不釣合いなようでマッチした感じがよかった。

  • 塚原温泉

    塚原温泉

    次に向かったのは、昨日湯平温泉で知り合った人に勧められた塚原温泉。強酸性の湯ということで湯治の客ばかりでした。自分も先日痛めた足の傷口がものすごくしみました。黄色っぽいクリアな湯は飲んでみるとすっぱい感じとキュッとする感じがまるでワイン。アルコールが入っていないだけで、白ワインの気分で味わえます。ここで知り合った湯治の客と温泉話でずいぶんと盛り上がってしまいました。自分も軽度ですがアトピーなので、いろいろと話は尽きませんでした。ホント勉強になります。

  • お墓の中の鶴の湯

    お墓の中の鶴の湯

    そして、ずいぶんと話込んでいたので気づいたら夕方近くになってます。と思ったらまた雨がふってきたので暗くなっただけでした。あわてて次の目的地の別府に向かいました。まず最初は鶴の湯です。そう別府の3秘湯と呼ばれているうちのひとつです。事前に場所を調べてくるのを忘れたので適当に怪しいなと思うところを探していたら、クルマが通りすぎて行ったのでこれについていけば行けるなと勝手に解釈。みごとのその勘は的中して鶴の湯につきました。ここの主みたいな人たちがいっぱいいて、楽しいひとときを過ごしたのでした。

  • ゴミの山にある鶴の湯

    ゴミの山にある鶴の湯

    気づいたのですが、まわりを見渡すとけっこうゴミがいっぱいです。ホントすごいゴミだなぁと思っていたら。常連の方がゴミ拾いに来ました。聞くところによるとその人は毎日掃除しているそうです。ということはこれはすべて1日分ということ。それにしてはすごいゴミの山。なんでも夜中にやってくる人たちが毎日やりたい放題ちらかしていくのだそう。ホントに毎晩、これでもかというくらい散らかすとのことでした。いったいどんな奴なんだそいつは。

  • 鍋山の湯からの景色

    鍋山の湯からの景色

    もうすっかり夕方になってしまいました。まだちょっと明るいので別府の3秘湯のひとつ、鍋山の湯を探すことにしました。こちらも、下調べ無しだったので、地図を見ながら地名だけでうろちょろしていました。怪しいなと思ったダートをしばらくすすむと、段々と激しい道になってきたので躊躇してひき返そうとUターンして諦めることにしました。別府湾も綺麗に見えることだし、いい景色を堪能したということで満足です。次回(っていつだ?)のお楽しみにしようとしたそのとき、一台のクルマが通りすぎました。んんん? こんな山の奥に・・・もう日が暮れようとしているのに・・・?

  • 別府秘湯のひとつ鍋山の湯

    別府秘湯のひとつ鍋山の湯

    これは神さまのお導きという解釈のもと追いかけると、Uターンした場所のもうちょっと先で行き止まり。そこに先のクルマもあったのでそこから山道というより沢を登っていくと・・・やっぱりありました。幸運としかいいようがないです。灰色に濁った熱い湯の湯舟がありました。すっぱくて苦い感じの味で、雰囲気も景色も抜群。案の定、先客は湯舟に浸かってます。その方は東京から来たとのことでした。「さっき、道を間違えたと思ってひき返そうとしていたでしょ?」と話をしているうちに暗くなってきました。

  • 夕暮れの別府市内

    夕暮れの別府市内

    30分ぐらいで自分もひきあげることにしました。あのダートをFFのクーペで帰ることを考えると少しでも明るいうちがいいなぁということで、涙のお別れ。それにしてもホント景色がいいです。別府湾と別府の街並み。もう半分夜景になりかけているので、けっこう綺麗でした。帰るときに軽の四駆とすれ違いました。つくづく人気のある秘湯なんだなぁと実感しました。平日なのにこれだけ人がくるということは、週末はけっこう混雑とかするのかな?

  • 競輪場の中の温泉

    競輪場の中の温泉

    なんか妙に腹がへっている。そういえば今日は何も食べてないなと気づいてあわててスーパーにかけこんで、出来合いのカツどん弁当を買って食べました。腹ごしらえも終わったことで、本日の締めくくりは別府の競輪場です。なんと競輪場の中に温泉があるのです。しかも80円。競輪の開催日は無料になることも知っていたし、明日から開催することも知ってはいたのですが、混むのも嫌だし、80円ならいいかということで行きました。いたってシンプルな浴場ですが、熱い。ホントに熱い。源泉は71.5度と壁に書いてありました。常にジャンジャンと加水されているのにこれだけ熱いのにはびっくり。浴後も暫く汗がひきませんでした。

  • しめくくり

    しめくくり

    そんなこんなで、幸運の1日はあっという間に過ぎてしまったのでした。あれだけわかりづらいところをよく辿り着けたなぁと、つくづく思いながら明日はどこへ行こうかと悩みながら眠りにつくことにしましょう。